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トロージャン・レコーズのドキュメンタリー映画が7/29イメージフォーラムで公開!

 
   

ジャマイカで生まれた音楽が世界に広まったのは、音楽そのものの魅力が大きい。しかしジャマイカ国外へ羽ばたくきっかけは必要だった。1959年にクリス・ブラックウェルはジャマイカでアイランド・レコードを設立、1962年にはイギリスへ進出し、ジャマイカ移民コミュニティへのレコード販売を開始した。
そして1967年、ちょうどロックステディのヒット期にリー・ゴプサルがオーナーとなってスタートするのがイギリスのトロージャン・レコーズだ。
トロージャン・レコーズは、ロックステディからレゲエに移るジャマイカ音楽の隆盛期の多くの名曲をイギリスに紹介し、チャートにも入るヒット曲を発売し大成功したが、数年で倒産の危機を迎える。その間、ジャマイカ音源をリリースしただけでなくロンドンでもオリジナル曲をレコーディング、またジャマイカの音源にストリングスを加えてヒットさせたりという功績もある。このようにイギリスで発売してこそ世界のポピュラー・ミュージックとしての一歩を歩むことができたのだ。
邦題『ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語』は、なぜイギリスで1967年に立ち上げられたか?なぜ一気にトロージャンが終わってしまったのかを教えてくれる。
ちなみにトロージャン(トロイの木馬)の名前は50年代末、ポリスだったデューク・リードのトレジャー・アイル・レコードのサウンド・システムの名前トロージャンに由来する。

【詳細】
映画『ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語』
公開日:2023年7月29日(土)~シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督:ニコラス・ジャック・デイヴィス
出演:リー・スクラッチ・ペリー、トゥーツ・ヒバート、ケン・ブース、ネヴィル・ステイプル、マルシア・グリフィス、デイヴ・バーカー、ダンディ・リビングストン、ロイド・コクソン、ポーリン・ブラック、デリック・モーガン
原題:Rudeboy: The Story of Trojan Records
配給:ダゲレオ出版

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