Day In Da West
パンパカパーン!! めでたいお知らせです。この4ヶ月間ずっと水面下で動いたプロジェクトがやっと最近終了したのです!! いや〜、やっと熟睡できるな〜。実は12月3日にユニバーサルから発売されるAIの10周年記念コラボ・アルバム、その名も『The Last AI』の中の1曲に参加させて貰ったのです。この曲は何と残念な事に急遽来日がキャンセルとなったSnoop Doggと共演した極プレミア級な作品なのです。
AIちゃんもSnoop Doggもお互いスーパースターだから分刻みの緻密なスケジュールを僕が双方の意見を聞きながら上手く時間を合わせて、4ヶ月間をかけて楽曲制作、PV撮影が行なわれました。僕が作ったものをベースに楽曲をアレンジしてくれたUTA君も良い仕事をしてくれ、今っぽい最高な出来になりました。PVの監督はグリフィンという映像の世界では世界的有名人で、こんな凄く才能のある方と仕事ができて来年のミュージック・ヴィデオ・アワードを受賞してしまわないかなと密かに期待しております。曲のタイトルは「Let It Go」なので、皆さん、ぜひチェックして下さい。因みにこのシングル盤は僕の誕生日=10月27日に発売されてるはずです。
そのPVを撮影したのは10月3日なのですが、Snoopはその翌日、10月6日から始まる日本ツアーのため空港から出発する予定でした。その1週間前から日本に行くか行かないかという話を聞いていました。マネージャーは「行く」って言うし、ボディガードは「行かない」って言うし、 みんな言ってる事がバラバラ過ぎ。僕自身、是非ともSnoop Doggには日本に行って貰い、日本のウェスト・コースト・シーンをがっちり暖めてもらいたいと願っていたから、Snoopの従兄でデザイナーのJoe Coolにお願いし、出演先の"Yokohama"、"Tokyo"と書いたツアーTシャツを僕がプロデュースするBlueLine Clothingで作ってPVの撮影現場に持って行きました。
撮影が終わり控え室に戻り色々な話をしていると自然と「明日、日本行くの?」みたいな話になったんだけど、Snoopはあっさり「行かないよ」と言うではありませんか。理由を訊くとプロモーターの契約違反でお金が期日までに届いてないらしい。この様にプロモーターのミスにより起きたキャンセル事もいつもプロモーターから「アーティストの都合により...」って発表して話をごまかすのが今までの方式。アメリカにいるし、完全にナメ過ぎでしょ。まあ、これがSnoopでなければさすがにしませんが、日本に向けてメッセージをSnoopと作りました(http://www.youtube.com/watch?v= UMKjKyZ-lIo)。
10月4日にアップしてまだ24時間しか経ってませんが、既に2万ヒット。ツイター上でも800件のコメントが。字幕を付けたのが解りやすかったのか、反応が凄く面白い。
TEXT BY DJ 2HIGH
98年に渡米後、Tha Dog Poundに参加。音楽制作の他、Blue Line Clothingも展開中。