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THE MAZE

"SOUL REBEL" SPECIAL : REVIEWING DI SCENE of 2010 no.04
MIGHTY JAM ROCK
　
Interview by Takashi Futatsugi / Photo by Kurofin
　

　（あらゆる意味での）キャピタリズムに自由という名の音楽の拳を食らわすに相応しい場＝日比谷野音にて今年も開催される「Soul Rebel」、そのステージに相応しい、欠かせないアーティスト達、From 大阪06 JTBの3人に、この10年を振り返ってもらいつつ、今年の野外フェスについて、そして11回目の「Soul Rebel」への意気込みを語ってもらった。
　　
【Boxer Kid】
B：何も今年からって話ではないですが、やっぱり最近の若手の活躍ぶりは個人的にも嬉しいですね。彼らが10代前半位から自分達の音源を聞いたのがDeeJayを始めたキッカケになってたり...。そんな"下からの突き上げ"にいい意味でプレッシャーを感じてます。「Highest Mountain 2010」のステージにも、そんな現場で支持されてる若手の筆頭格が参加していい結果を出したんじゃないでしょうか。「Soul Rebel」のラインナップも毎回新鮮で面白いですよね。自分らとしては、春の「Dancehall Rock」から、夏の各地での野外フェスを経てバンド（Home G）とのセッションも重ねているので、「Soul Rebel」は、今年のフェスの集大成な感じに仕上ってると思います。アルバムが10枚目って事もあって、MJR的にもかなり気合いが入ってるんでヴァイブス満タンで楽しんで下さい！
　
【Jumbo Maatch】
●日本全国のフェスを回って感じた事は？
J：ここ何年かで、何も分ってないアホが日本のレゲエはもうダメだとか知ったげに語ってるようだけど、どこの土地でやったフェスも最高の現場でした。演者、オーディエンスの質もまだまだ上がってると感じました。
　
●これまでの「Soul Rebel」で印象深かったエピソードは？
J：07年だったかな、いきなり最後のアンコールでWayne Smithが飛び込んできた瞬間。あと03年にギリギリ雨で中止になった時に苦情を言ってきたお客さんにBanaがキレてエラい騒ぎになった事。
　
●今年の「Soul Rebel」でファンに期待しておいてほしい点は？
J：今年最後の野外バンド・ショウなんで気合入りまくってますよ〜!!
　
【Takafin】
●この10年間の変らない部分、変った部分とは？
T：変わらない部分は"本気でやってる人達"のレゲエに対する愛情。これは相当深くないと続かないですね。で、その根本にあるサウンド・システム文化。これがあってこそのダンスホール・レゲエやと思うんで。変わった部分は、アナログからデジタルへ。ネットの普及でいい意味でも悪い意味でも手軽に曲が手に入るようになった、と。現地との時差がなくなってきたのは大きいですけど、レコード文化はなくなって欲しくないです。それと、才能ある若手の出現。あと、野外フェスの増加。そんな中で今年前半が過ぎて感じた事は"確実に次に繋げていかないといけない状況"かな、という事ですね。
　
●「Soul Rebel」のお客さんに他のフェスとの「違い」は感じますか？
T：余り違いは感じないね。いつもいい感じです！
　
●個人的に注目してるのは？
T：そらもう出演者全員、自分達も含め客観的に見てみたいですね。不可能な話ですが、ハハハ（笑）。勿論、俺らも気合い入ってるんで、爆発的なヴァイブスに期待して下さい！