"SOUL REBEL" SPECIAL : REVIEWING DI SCENE of 2010 no.06
CHOZEN LEE (FIRE BALL)
Interview by Tomoyuki Kaneko / Photo by iGa-c
今年は"Zero"をテーマに日本中を駆け回ったFire BallのChozen Lee。ソロとしては「Soul Rebel」に初出場となる彼にも話を聞いた。
●今現在の日本のレゲエ・シーンをどう見てますか?
Chozen Lee(以下L):各地方のClubなどで見ても、実力ある若いアーティストはどんどん出てきてるし、アーティストの全体的なクオリティが高くなったと思います。ライヴに関しても作品に関しても。CDが売れなくなっている原因として配信などが取り上げられますが、それはそれでいいと思います。気軽に音楽に触れる機会が多くなってるし。セールス的には下がってるかもしれないけど、音楽熱的には上がってるんじゃないかな。制作するにしても前と比べて気軽に作れるし発表も出来る。それは音楽好きが増える事にもアーティスト、クリエイターが増える事に繋がるし。でも、だからこそ俺らは違いを魅せないといけないと思っています。
●夏の間中、日本全国のフェスに参加して感じたことをお聞かせ下さい。
L:どこのフェスも反応はいいし、楽しいですね。お客さんが減ったと言われてますけど、僕らアーティストはクオリティの高いライヴをやっていれば問題ないと思います。それがダメになった時が一番怖いですね。ソロでもFire Bでも常に誰にも真似出来ないパフォーマンスを魅せたいです。"なめんなよ"って感じです(笑)。大きなフェスって大体毎回出るアーティストが決まってるけど、僕らはマンネリの中でマンネリをなくそうと思っているので。自分らのやり方次第だと思います。圧倒的なものがエンターテイメントだっていう定義を持っているし。それを出来る出来ないは別として、気持ちとして持っています。
●そうした野外フェスの〆として間もなく「Soul Rebel」が開催されますが、「Soul Rebel」の魅力とは何でしょうか?
L:タイトルと場所ですね。特にタイトルからやる気を出させてくれる。もちろんどのフェスでも燃えるけど、タイトルだけで心構えを持たせてくれるイヴェントってあんまりないんで。
●ソロとしては初めての出演ですが、今年の「Soul Rebel」でファンに期待して欲しい点と言えば?
L:自分が出るという事に期待して欲しいです!