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329    ARTISTS    BIG BEAR

BIG BEAR
I'M A RAGGASTAR
 
Interview by Kyoju / Photo by Kurofin
 

 大阪を中心に全国区で活躍するサウンドScorpion the Silent Killer。このクルーに所属し、オートチューンがハマる甘く突き抜けたハイトーン・ヴォイスを武器に、ジャパニーズ・レゲエ・シーンの最重要地点"大阪"で多くの猛者にもまれながら、人気、実力ともに着実に上がり続けているBig Bearが、待望のファースト・フル・アルバム『Raggastar』をリリース。誰もが次世代のレゲエ・シーンを担うアーティストの一人として思い浮かべる彼に、アルバムの話題を中心に色々と話を聞いた。
 
●Reggae Dee Jayを始めたきっかけは?
Big Bear(以下B):友達に誘われて行った「Dancehall Rock 2K2」を観に行った時のBoxer Kidのショーにやられて始めました。それまではレゲエを聴いたことなかったのですが、これは衝撃でした!
 
●Scorpionのメンバーになった経緯は?
B:自分の周りでクルーを組んで活動していた時に、地元の先輩でもあるAssassinと出会ってダンスにも呼んでもらったりして。その後、自分のクルーが行き詰ってた時に、AssassinがScorpionを立ち上げ自分もその動きに憧れて、入りたいなぁと思っていたところに、タイミングよく声をかけて頂き入ることができました。
 
●いつから今の様なシングジェイ・スタイルに? オートチューンを使い始めたきっかけは?
B:最初はガラ声のDee Jayに憧れて、そのスタイルでやってたんですが、ある時Assassinに歌を聞かせる機会があって"いけるやん!"ってことで始めました。初めはスタイルもガラっと変わるし抵抗ありましたよ。でも歌う気持ちよさもDee Jayの楽しさも両方味わえるという良さに気づけました。オートチューンを使ったのはDaddy Dragonの「さわぎな」が最初で、"ハマるやんっ!"っていう新たな発見がありました!
 
●意識するアーティストはいる? メロディアスでバッドなイメージがちょっとMavadoをイメージさせるけど。
B:めちゃ意識するし、バリバリ影響されてますね! 自然と彼のスタイルが気になってしまいます。
 
●本作でもMonta(もんたよしのり)が参加した「Back Yard」を始め、第一線で活躍するトップDee Jay達とのコンビ曲が多いけど、どういった経緯で?
B:Assassinがいつもアイデア出してくれて、"このオケやったら○○とやったらやばいんちゃう"って感じでプロデュースしてくれます。「Back Yard」ではB.B.軍団(NG Head、Boxer Kid、Vader、Arm Strong、Chehon、そしてBig Bear)というクルーを作ってます。Alliance Crewを意識してて、クルーでラバダブするかっこ良さを伝えたいです。
 
●その「Back Yard」と「One Love」で大阪を代表するソウル・シンガーのMontaをフューチャリングしているけど、共同作業の中で受けた刺激などを聞かせて?
B:録音の仕方とか違いましたね。1コーラスごとに何回も録り直してベストなものを見つける完璧主義な作業にくらいました。アドヴァイスもズバズバ言ってくれるんで全てが勉強になります。
 
●日本のHip HopサイドからはHidaddyを迎えコンビ曲「テリヤマイク」があるけど?
B:これはHida君から直接オファーがありました。"テリー君の曲を歌いたいし、自分のパート聴いてBearがイメージ膨らまして書いてくれへん?"って流れで出来た曲です。
 
●無国籍Hip Hopユニット、Tom Yum SamuraiをフューチャリングしてあのTerry the Aki-06の「正念場」を英詩カヴァーしてるけど、制作の時の話を聞かせて。
B:Tom Yumのメンバーに日本人の田中雄一郎君(a.k.a. Ice Man)って人がいてるんですが、その方から、"こんな企画あるし、Bearにとっての『正念場』を歌ってくれ"と依頼されて作りました。
 
●その雄一郎君が監督を務めたJumbo Maatchとの「Rudeboy Blues」のPV見たけど、これ渋いよね!
B:あの映像の世界観は完全に雄一郎君任せですね。最初はオケ聴いて一人で書き始めたんですが、途中からJumbo君も一緒に作ろうってなって、制作期間も長くて色々練った曲です。そのストーリー性をハイ・クオリティな映像に仕上げてもらって感謝です。Scorpion Crewを始め、Boxer君、Vader君などなど身の回りの人にも出てもらって理想の形でできました。
 
●PVでもうひとつ、"空水"とい名で映像も手がける窪塚洋介君が監督した「はなさない」も良い感じだね。
B:前回も「そばに」のPVを撮って頂いて。曲もその続編なので世界観が統一されてて流れがばっちりです。ほんと多才で凄い人です。
 
●ジャマイカにも自ら制作作業に行ってたみたいだけど?
B:一人でPVを撮りに行きました。なんとか撮れるクルーを紹介してもらったけど、言葉も分からんジャマイカ人との撮影にはくらいましたね。でも今回3回目のジャマイカで初めて外国人との共同作業ができて良い経験になりました。
 
●Scorpionの中での自分の役割や意識は?
B:サウンドとはほんと良い意味でお互いなくてはならないという関係でありたいし、そうあるようにがんばらなあかんし、刺激になるし、頼りになります。
 
●最後にこれからのBig Bearの動きを教えて下さい。
B:がっつり全国リリース・ツアーが控えてるので、喉の調子も含めて体調管理しっかりします。全国の皆さん行った際は一緒に盛り上がりましょう!!

 

「Raggastar」
Big Bear
[Scorpion International / SIR-001]

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