KING-K
LINK UP THROUGH THE SKY
Interview by Eiko / Photo by Shiho
伝説のルード・ボーイのもとに、かのRico Rodriguezも絶賛したジャパニーズ・レゲエ・シーン屈指のトップ・ミュージシャンたちが集結! 横浜・本牧から発信する極上の和製ブルー・ビート・ミュージック。レジェンドの今を感じるサウンド&ヴァイブス。Keep On Movin'!
1969年、日本初の本格的ブルース・ロック・バンド、Power Houseの鮮烈なデビュー・アルバム『ブルースの新星/パワーハウス登場』より40年以上、Ska-9としてアルバム『BAAAD』を完成させたChibow。長きに渡りロック・シーンに於いてのカリスマ的存在、オリジナル・ルード・ボーイの本牧ルーディ伝説、新章開幕。
「これもロックン・ロールでしょ。その時代、時代でかっこいいと思って惹かれて行くって感じ、あるじゃないですか。俺はこれが今のこの時代で一番かっこいい音楽だと思ったんです。この20年位ロックステディに興味を持っていて。ガレージ・バンドみたいなのをやりつつ、そういうのもやりたいと思っていたんです。(Chozen)Leeのライヴの時にKuuboさんのプレイを見て、聴いて。自分のやりたい音楽は、ベースがジャマイカのサウンドじゃないとって思っていたから、"この人だ!"って」(Chibow)
「食えない頃、ロック・バンドの手伝いをやってて、Chibowさんがトリの『横浜寿町フリーコンサート』にも出ていたんで...。昔からスゴい人なんだぞ、ってのがあったんですけど、再会して、俺んところに来て、"お願いします!"って...そりゃ意気に感じるでしょ!」(Kuubo)
Kuubo(Bass)の呼びかけに集ったMori a.k.a. 森俊也(Dr)、Icchie(Tb, Tp)、Yossy(Key, P)、Techaan a.k.a. 西内徹(Sax, Flute)、Akihiro a.k.a. 秋宏真一郎(G)、GARchaan a.k.a. 新宮虎児(G, Cho)...シーンのトップを翔るミュージシャン達の生み出すブルー・ビート。ジャマイカン・ミュージックを敬愛し誠心誠意プレイする彼らならではの極上サウンドが誕生した。御存知「Bye Bye Love」、ルード・ボーイの背中を感じるSymaripの「Stay With Him」、Rankin Taxiの名曲「ひとかけらのチョコレート」等のカヴァー。緊張感溢れるギターのリフがその後の疾走を予感させる「Honmoku Skankin' Boogie」、明るくも切なく哀しいその独特の空気感が伝わる「Sha La La」等のオリジナル。どちらも見事Ska-9仕様。Ska、Rock Steady、2 Tone、Skinhead Reggae...多様な顔をみせる、彼らのスタイル。
「やっぱり、経験が長いですから、間口が広いんですよ。その柔軟性は、ありますね。それと、もっとやってやろうって前向きな姿勢があるからね」(Kuubo)
「オレ、ストップするのが嫌なんですよ。前に行こうとしているだけ。ブルース、R&Bがガッチリ骨になって、で、身になって。そして今はもう、Ska-9が面白くってしょうがない。もっと上手くやりたいじゃないですか。毎日やればもっと上手くなれそうだし。楽しくってしょうがないですよ。諦めずに行けば、何とかなるって事なのかな。まあ、何とか灯りが消えないように頑張りたいです」(Chibow)
Cool Running.......
「Baaad」
Ska-9
[Alpha Enterprise / CBGK-009]