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328    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Elephnt Man / Wah Dat Dem A Wear (Dem Yute Deh)
シンプルなビートにスピード感をプラスするストリングスを加えたオリジナル・ジャグリン "Style & Swagga"。女性の様な服装を着る男達を批判する内容。お得意のキャッチーな歌パートはなしで、キレキレのDJを聞かせてくれます。

2. Assassin / Wanna Be Ballaz (Dem Yute Deh)
フットボール・ネタ。どんなにみんながサッカー好きで、サッカー選手になりたいと思っているかを見事なライミングでDJ。"Style & Swagga" 使用。"Pu-nnany" 直系のリズム・パターンとこのDJのフロウがガッチリとかみ合っています。
 
3. Vybz Kartel / Ohy Deh Gal (Don Corleon)
パーカッシヴなリズム・パートとポップなキーボードはちょっとLenkyっぽい感じのサウンドになっていますが、全然悪くないです。下ネタ満載のセックス・リリックス。
 
4. Mr.Vegas & Brown Sugar / Addiceted (Don Corleon)
"Gala"。こちらは更にメロウなシンセを加えた別ミックスでキャッチーな仕上がり。「心も身体も貴方に夢中」と歌う女性シンガーとVegasのコンビネーション。ゴスペル転向をにおわせたVegas君にしては際どいパートもあるのですが、まあOKなんでしょうね。
 
5. G-Whizz / Make Money (Very Huge)
R&B系トラック "Clock"。重量感のあるグルーヴィなボトムのアッパーなサウンドはUSのヒップホップ・ファンにもヒットしそう。Drakeあたりが使っても違和感なさそうな今時の音作りです。「オレは遮二無二脇目もふらずに大金ゲットするぜ」って歌。
 
6. Tarrus Riley & Michigan / Dangerous Diseases (VP)
ラバダブ・チューン。トラックは当然 "Mad Mad" でTenor Saw「Golden Hen」のテイクをそのまま使っています。タイトル通り「Diseases」を焼き直した一曲で、Tarrus Rileyもオールドスクール・マナーで応酬。中々、痛快です。
 
7. Sizzla / Music In Soul (John John)
Bunny Lee古典ルーツ、Horace Andyの「Zion Gate」リメイク・トラック。ベースよりも気持ちドラムを前に出したサウンドが現代的。腰の座った落ち着いたシングジェイも文句無しのミュージック・アンセムです。バックの女性コーラスも良し。

8.Sanchez / Mad Love (John John)
"Zion Gate"。イントロから大胆に音を抜き差しするミックスでダイナミックに展開。お約束ですが、これにはヤラれますよ。全盛期より幾分か声が細くなった気がしますが、それでも他のシンガーとは格の違いを見せるSanchezの歌。切ない男心を熱唱であります。
 
9. Sanchez / Make A Chance (John John)
歌自体は (8) よりもこっちの方が良いです。相も変わらぬ"Sanchez節"を存分に披露するラヴ・ソング。トラックはJammy'sの「Water Pumping」(Johnny Osborne)リメイク・トラック。各パートの音色以外はほぼ原作に忠実な焼き直しになっています。
 
10. Beres Hammond / Love Stories (Free Willy)
オリジナル・ミディアム "Tran-quilizer"。ソフトなストリングスがメロディアスに色どりを添えるゆったりとしたサウンド。シャキっとしたドラムがいい感じのアクセントになっている。ポジティヴな恋愛関係、その模様を美しく描いた一曲です。
 
11. Gyptian / Cool Youths (Free Willy)
「Hold You」が大ヒット中のGyptian。この曲も良いです。塩辛い歌声のシングジェイは、その節回しも含めてオリジナリティありますね。こんな状況だからこそ落ち着いて生きて行かないとダメだぞ、と歌うメッセージ・ソング。 "Traqulixer"使用。

12. Capleton / Some Day (VP)
Flava Squad制作のスロー・トラックで全編アコースティック・ギターが大活躍。Jahがいつの日か我々を自由にしてくれる、と朗々と歌い上げるコンシャス・チューン。B面はDigital-B制作のソリッドなルーツ・ロック「Global War」収録。
 
13. Shema McGregor / You & I (Jasfar)
御大Freddie McGregorの娘さんです。パパ譲りの安定感溢れる歌唱。「あなたなしでは生きて行けない」と歌うラヴ・ソングですが、借りものではないメロディ・センスで、彼女ならではの歌に仕立てています。アーバンなサックスを従えたミディアム・トラックも良い出来です。
 
14. Busy Signal & Million Stylez / As Mi Forward (Necesarry)
UKのサウンド・プロダクション。重厚かつアグレッシヴなオリジナル・デジタル・ルーツ。エッジの立った素晴しいサウンドです。ダンスを盛り上げ、シーンの先頭に立っている事を自らアピールするセルフ・ボースト・チューン。Busyの"タメ"のあるDJがGood。

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