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327    ARTISTS    STEVIE FACE

STEVIE FACE
TELL IT LIKE IT IS
 
Interview & Photo by Shizuo "EC" Ishii
 

2年前の夏、ニンジャマンのバックで来日して渋谷クアトロの楽屋で久々に会ったComputer Paulから、主宰するBoot CampレーベルのCD-Rをもらった。なかなか音楽性の高いトラックが詰まっていた中に、ひときわグっと来るチューンがあった。それがAaron Nevilleの大名曲「Tell It Like It Is」のカヴァーだったが、Paulのキーボードのアレンジと甘いヴォーカルが見事にはまってそいつは遥かにオリジナルを超えた出来で、結果的にこれが世界中で大ヒット。その後は火のついたようにヒット曲を連発中。そのStevie FaceをHilton(キングストン)のプールサイドに呼出した。
 
●まず自己紹介から。
Stevie Face(以下S):Stevie Faceだ。いま34歳になったところさ。プロとしてのキャリアは10年程になるかな。最初にインターナショナル的に知られた曲は「I'm In Love」。そして今までで一番のビッグ・チュ−ンは「Tell It Like It Is」だね。世界中のレゲエ・チャートでNo.1を獲得したから知っているよね。このチューンが収録されているアルバム『Tell It Like It Is』もずっとヒットしている。ヨーロッパはもちろん、カナダのレゲエ・チャートではこのアルバムから3曲もトップ10にランク・インしたんだ。お陰でジャマイカ国内だけでなく世界中でショウが控えているよ。今のオレはアーティストとして確実に成長しているんじゃないかな。
●出身はどこ?
S:St. Thomasという田舎町で、Morgan Heritage、Bushman、Tarrus Rileyもそこの出身なんだ。まあ想像通りのジャマイカの田舎って感じのナイスなところだよ、牛や羊がいてね...。家では祖母がピアノを弾いたり、歌っていたりしてとにかく音楽が溢れていたんだ。3〜4歳の頃には教会に行ってみんなと一緒に歌っていた。教会はシンガーとしてのスタート地点だね。
●では、影響を受けたアーティストは誰なのかな?
S:小さい頃からDennis BrownやBob Marley、それからJacob Millerなんかを聴いて育った。あの地域の人々は大体、そういったレゲエ・シンガーの音楽を聴いていたんだ。特にオレはDennis Brownが好きで、いつも友人と一緒に「Wolf And Leopards」を聴いていたよ。そうやって毎日歌の練習をしてレゲエのフィーリングとかスタイルを学んだんだよ。だから、Dennis Brownは、自分が最も影響を受けたアーティストと言えるね。今現在一番好きなレゲエ・アーティストと言えば、Queen Ifricaだね。男性だったらBeres HammondとBounty Killerかな。インターナショナルでは、Baby Face、Anita Baker、Luther Vandrossの様なシンガーが好きだね。
 
●シンガーとしてのキャリアはいつからスタートした?
S:実は歌い始める前はセレクターをやってたんだ。15〜16歳の頃なんだけど、St. ThomasのFresh Princeっていう小さなサウンドでやってた。でもプレイ中ずっと歌ってて(笑)、その内にセレクターよりも真剣に歌いたくなって始めたんだ。最初のダブプレートの仕事がSanchezの曲のカヴァーだったね。彼に近いフィーリングで歌えたからなんだ。Sanchezのダブって値段が高くて中々みんな手が出せないから、金を持っていないサウンド用に録ってたんだけどね(笑)。そんな地道な活動のお陰もあって「Rebel Salute」「Sting」「Jamaica Jazz & Blues」などのメジャーなショウには大体出演してきたし、SizzlaやCobraとも一緒にヨーロッパ・ツアーで回ったこともあるよ。Luther Vandrossとだって彼の生前に共演したことがあるんだ。
●ではレゲエ・シンガーとして心掛けていることは何かな?
S:そうだね、クリーンでポジティヴでコンシャスなレゲエを歌うよう心がけている。あえてオレをカテゴライズすれば、ラヴァーズ・ロックのシンガーと言えるかも知れないけど特定されるのは好きじゃない。とにかく今は、日本のファンの前でオレのパフォーマンスを披露出来るのを心待ちしているよ。
 

"Tell It Like It Is"
Stevie Face
[Boot Camp / BCCD006]

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