HOME > 327 > ハイジ

topics

327    ARTISTS    ハイジ

ハイジ
 
Interview by Nobuhiko Mabuchi / Photo by Hiroto "Photowarrior" Sakaguchi
 

 昨年「一緒に」でデビューし、続く「耳を澄ませて」も話題に----。湘南から全国区のシンガーとなったハイジが、初のフル・アルバムを完成。「80'sや90'sのダンスホールでレゲエにハマった」という彼女のバックボーン、そして新たな挑戦も表現された意欲作だ。
 
●デビュー作と前作「耳を澄ませて」で多くの人に曲を届けることができて、何か心境の変化みたいなものはありましたか?
ハイジ(以下H):自分の歌が誰かの役に立っていることが実感できたのと同時に、改めて歌う意味を考えるようになりましたね。「耳を澄ませて」を出す前まで歌は自分を表現するものって考えが強かったんですけど、今回のアルバムは、私の歌が癒しや助けになってくれたらって想いで作りました。
 
●収録曲の「やっと気づいたんだ」にも、そんな想いが綴られていますよね。
H:はい。実はアルバムの中で最初に出来た曲なんです。辛い経験って、誰にでもあるじゃないですか。私も湘南のクラブで歌ってたとき、ラバダブでマイクとっても上手くパフォーマンスできなかったり、現実をネガティヴに考えて泣いたり、そういうことがけっこうあったんですね。でも、当時の自分を振り返ると「あの人と私は違うから」とか「自分には運がないからだ」とか言い訳して、自分を信じていなかったと思うんです。自分を閉ざしていたのは自分のせいだって気づけたことを、今回やっと曲にできて...。まだまだ未熟者ですけど、ポジティヴな気持ちは持ち続けていきたいと思ってます。
 
●今までは恋模様を歌った曲が多かったので、この手の曲はある意味チャレンジだったのでは?
H:そうですね。頑張れソングとか苦手だったんで(笑)。今までは作って歌っても、自分のフロウがカッコ良く聴こえなかったんです。でも今回は「やっと気づいたんだ」の他にも「時間の中で」とか「また陽はのぼる」とかラヴ・ソング以外の曲もスッと書けたんです。きっと自分自身と向き合う時間が多かったからだと思うんですけど、メッセージ・ソングや精神的なことも素直に歌えたのは今回のアルバムで成長できた点だと思います。
 
●で、十八番のラヴ・ソングにはリード曲「I LoveYou」を収録。直球のタイトルですが...。
H:いつかこのタイトルで歌おうと思ってて(笑)。やっと実現できました。オケが"Come Down"のリメイクなんですけど、歌詞は「私しかいないでしょ!」っていう積極的で強気な女のコをイメージしました。ファンデーションのオケに、ポップな歌詞をのせたら面白いかなと思って。
 
●そのイメージした女のコ像は、自分とも被ってるんですか?
H:そうですね(笑)。好きな人がいたら...(笑)。
 
●今作を振り返って、改めて思うことは?
H:私の魂がこもったアルバムになったと思います。ここに収録した曲が、少しでも勇気や助けになってくれれば嬉しいですね。
 
●歌い手として、今後どんな表現を考えているんですか?
H:幸せな歌を作っていきたいですね。それを作るにあたって、自分も幸せでいなきゃいけないわけだし...。常に真っすぐな気持ちでいるとか、誰に見られても恥ずかしくない行動をするとか、そういうことも心掛けて生活していこうと思ってます。

 

"I Love You"
ハイジ
[Village Again / VDRP-0003]

top
top
magazine

magazine

magazine

magazine

magazine

magazine

columns

GO BACK

ISLAND EXPRESS
UK REPORT
WHAT THE DEAL IS
PLAY IT LOUD
RECORDS & TAPES
RAW SINGLES
CHART
RING RINg RING
BOOM BAP
Day In Da West

columns
columns

columns
columns
columns
columns
page up!
Riddim Nation

"Riddim"がディレクションする
レゲエ番組「Riddim Nation
第19配信中!

Go RiddimNation!

nation