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326    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Mavado / Straight (Big Ship)
タイトなR&B系オリジナル・トラック使用。洗練されたサウンドでシャープなリズム・パートの出来も最高です。メロディアスでキャッチーなフロウもトラックにベスト・マッチ。「輝かしい才能を持ったスターだよ、オレは。まるで夜空に輝く星の光のようにね」というリリックス。

2. Stephan "Di Genius" / Caan Fren Again (Big Ship)
話題の“Di Genius”自らがパフォームした1曲。Kartelとの決別を歌ったと言われるこのチューン、既にお馴染みですよね。勿論、オート・チューンをバリバリに使っていますが、DJとしての力量も中々のものだと思います。シンプルで威圧感もあるスロウなオリジナル・トラックも文句無し。
 
3. Busy Signal / Soon You'll Find Out (Big Ship)
Tootsの「Bam Bam」の歌メロを流用したDJで「Baw」する奴らを攻撃。“おまえら、隠れてたってすぐに見つけ出されるぜ”って内容。歯切れの良いビートにクラップも交えたカラフルでポップなオリジナル・トラック使用。
 
4. Busy Signal / One More Night (S.M.G)
こっちはPhill Collins、80's大ヒットの歌メロを流用したラヴ・ソング。タイトル通りの求愛リリックスをメロウにDJ。芸達者ですね。オーセンティックなミディアム・テンポのトラックでベースラインがいい感じです。アーバンなミックスも良し。
 
5. I-Octane / Loose A Friend (Truck Back)
大ヒット中。メロディアスなキーボードとアグレッシヴなリズムの組み合わせ。クロスオーヴァー色の強い米国ブラック・ミュージックとの共通点も感じられる今風な音作り。ガンで撃たれて命を落とした友人、その死を悲しむ歌です。
 
6. Ding Dong / Holiday (Notice Production)
これも大ヒット曲ですね。ヘヴィなベースがゆったりと、しかし強力にドライヴするミディアム・オリジナル。ボトムだけでなく全体にしっかりとした厚みのあるサウンドでナイス。ChevaughをFeat.した変則コンビネーション。“良い女と過ごす休日は最高だぜ”ってリリックス。
 
7. Vybz Kartel / Tonight Tonight (Don Corleon)
80's色全開なジャグリン・トラック。当レーベル独特なキレのあるリズム、ピコピコ鳴るシンセと共に相変わらずオリジナリティがあります。スピーディなDJで「今晩、どうだい?」と女性に問いかける(迫る)1曲。ライミングのセンスとスキルは相変わらず世界最高峰のレベル。

8. Tarrus Riley / Nobody Knows (Don Corleon)
オリジナル・ミディアム "Feel-ings"。マイナー・コードのしっとりとしたサウンドはナイヤビンギなパーカッションもミックスされている。いつもよりも若干フリー・フォーム的なニュアンスがある彼の歌はグルーヴィ。「結局、他人には自分の痛み、悲しみは理解されないんだよね」と熱唱。
 
9. Elephant Man / Shot Will Dark (Massive B)
"Sleng Teng" リメイク。Harry J制作の "Computer Sleng Teng" を焼き直したヴァージョンで、あの印象に残るイントロ部分も忠実に焼き直しています。B.Kondersらしいセレクトですよね(ベースラインの音色は流石に2010年型ですけれど)。イケイケなガンマン・リリックス。
 
10. Sheba / Love This Lifetime (Sheba)
思い切りの良い歌を聞かせる女性シンガー。技術よりも勢いとソウルで歌いきっていてとても良いです。オーソドックスなスロウ・レゲエっていいよな、と思わされました。B面はBounty Killerとのコンビネーションで更に濃厚。こちらもバッチリです。
 
11. Chezideck & U-Roy / Teach Them (Maximum Sounds)
70'sルーツ・ロック、Bunney Lee制作「Creation Rebel」のトラックをそのままに使ったGoodチューン(オリジナルはB.SpearのStudio Oneヴァージョン)。リズムが“立って”います。御大U-RoyのDJは当然の事、Chezideckのシングジェイも素晴らしい。

12. Lutan Fyah & I Wayne / Give Thanks (Very Huge)
重厚なルーツ・サウンド。ほぼ全てのパートが生演奏だろう。サックスが非常に良いアクセントになっていて、クールな仕上がり。良い意味でオールドスクールな感じがしない秀逸な音作り。生き生きとしたラスタマン2人のコンビも最高。神に生きている事を感謝しよう、とユーツらに訴える内容。
 
13. Beres Hammond / No Apology (VP)
生演奏のスロー・トラックは No Doubtレーベル制作の "Classic"。Beresのシックな歌唱はタイムレスな魅力に溢れているし、コンシャスなメッセージを込めたリリックスも説教くさくなっていない。“一度きりの人生、後悔しないように自分を強くもって人に優しく生きなくては”とそんな感じの歌であります。
 
14. Sanchez / Won't Surrender (VP)
ニュー・アルバムからのカット。全盛期と全く変わらぬSanchez節がたっぷりと堪能出来る快心の1曲。最初の1小節目から他シンガーとは別次元の吸引力で引き込まれます。ホレボレしますね。コンサバになり過ぎないPenthouse印のトラックも盤石な出来。

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