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SPICY CHOCOLATE
 
Interview by Nobuhiko Mabuchi / Photo by Hisashi Mori
 

 Spicy Chocolateがプロデュースする人気コンピ『東京Ragga Blaze』の"ラヴァーズ編"が登場。恋人、家族、仲間、そして母国に対する愛を伝える多様なメッセージを詰め込み、今回も意外なキャスティングで構成。他にはない独自のカラーがおもしろい!
 
●Spicy Chocolateが作るラヴァーズとなると、やっぱり独特ですね。
Controler(以下C):ラヴァーズって聞くと甘くてゆったりした曲しか入ってないと思うかもしれないけど、僕の場合はダンスホール・ラヴァーズなんで。甘いのから激しいのまで、いろいろだよね。
 
●人選では「雪ノ振ル街デ(feat. Miss Monday & Hokt from N.C.B.B)」など、ヒップホップ・サイドからも参加してますしね。
C:東京はいろんな音楽がかかる街だから、レゲエだけに偏ろうとは思ってない。ヒップホップもレゲエも一緒の音楽。ストリートにいる面白い奴らと手を組んで、日本の音楽シーンをひっくり返していきたいんでね。
 
●今作は「Bitter Sweet Ragga Remix(feat. 傳田真央 & Ryo the Skywalker)」や「友達のままでは(feat. mayula & Sphere)」など、コンビネイションの面白さもポイントですよね。
C:僕はセレクターだから、ダブを録る感覚なんですよ。誰と誰が組んだら面白いだろうか、衝撃を与えられるかってことを考えてキャスティングしてる。あとは流れ。人間的に興味ないと曲作りにならないから。常に刺激を求めていれば、アイディアが枯れることはないね。
 
●Disc-2にはいつも通りミックスが収録されています。
C:毎回大変なんですけど(笑)、頑張って35曲入れました。このシリーズしかあり得ないミックスになってると思うね。なんせ幅広いんで。
 
●ここまで広がるかってくらい広げてますよね(笑)。
C:風呂敷はでっかく(笑)。あとは僕がそれを包み込んで、背負ってくだけなんで。例えばFunky Monkey Babysが好きな人が今作を聴いて、「雪ノ振ル街デ」に反応してくれたら嬉しいしね。そこに意味があると思ってる。
 
●コンピ盤の中でも、やっぱり単に曲をパッケージしただけの作品とは別物ですよね。
C:常にレゲエの現場にいるし、今どういう時代なのかってところも見ながら作ってるからね。現場に立ってマイクでお客を煽って踊らせてるわけなんで、そこが自分のリアルなストリート感だと思うんですよね。
 
●確かにストリート感ってところはポイントですよね。
C:いろんな形でレゲエができるのも、現場にちゃんと立ってるからだと思ってる。シーンとは関係ない人が横から入ってきてレゲエのコンピ盤を作っても、その作品にリスペクトは集まらないしね。
 
●今後はどのような活動をイメージしているんですか?
C:レギュラー・ダンスはキープしつつ、3/21(日)にこの『東京Ragga Lovers』のレリリース・パーティをやって、9月には「渋谷レゲエ祭」も決定してます。作品的にはとりあえずこれをガッチリ売って(笑)、『東京Ragga Blaze』の第4弾も出しますよ。今までとはまた違ったモノになるんじゃないかな。
 
●今年もフル稼動ですね。
C:そうですね。とりあえずやれるときにやらないと。だから飛ばしていきますよ。レゲエをひとりでも多くの人に知ってもらうためのアプローチをしていくことがテーマ。それが自分のレゲエに対する恩返しだと思ってるから。

 

"東京Ragga Lovers"
Spicy Chocolate
[徳間ジャパン / TKCA-73503]

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