Day In Da West
日中は年中半袖で暮らせるロスの街も、夜になるとジャケットが必要なくらい冷えてきました。自分は寒がりだからこれからもっと寒くなると思うとちょっと厳しいです。さてさてそんな寒さも忘れるホットな話題をひとつ。
アルバムのリリース直前のSnoop Doogが、大御所DJ Quikと西海岸の若手の星Nipsey Hussleと共にまたもやツアー中。僕はディズニーランドがあるアナハイムという街の公演とダウンタウンLAに最近できたNokiaでの公演に遊びに行ってきました。初日のアナハイムは土地柄か、観客の殆どがラティーノ(メキシカン)で皆なゴツくて厳つい人ばかり。次の日のNokiaは対照的に凄く綺麗にドレス・アップしたアップ・スケールな人達が沢山いました。とは言え観客の反応は殆ど同じだったのは意外でしたね。では、簡単にレポートしましょう。
今、Snoopが一押しのHustle Boyzが観客を徐々に温めた後、20分くらい間を空けてお客さんを焦らしたところにやっとNipsey Hussleがフル・バンドで登場。いきなり彼のシングル曲「Hussle In The House」でお客さんを超ロック!! ライヴの初っぱなから彼のヴァイブスがフルパワーでヤバかったけど、それをバックで支えるバンド、1500 Or Nothingの演奏がウネリまくり跳ねまくりでヤバかった。次の曲ではSlauson Boyzによるドル札をばらまくド派手なパフォーマンスも。Nipsey Hussleは確実に次の西のレジェンドになる素質を持ってる輩です。
その後、僕らは楽屋に戻りDaz & KurputのPVをシュート。「F×ck You」っていうオラオラな曲なのですが、皆がバシっと格好つけて歌ってる後ろにJoe Coolが現れ、カメラ目線で前歯の差し歯を上下に出したり指したりの繰り返しの一発芸で爆笑カット!!
そうこうしているうちにSnoop Doggがステージへ。Dogg Pound+Rage+RBXなどホーミーも続々とステージに上がりクラシック・ヒットを熱唱! これにはさすがの観客も大合唱。こうやって会場が一体となる瞬間は何回味わっても堪らない感覚ですね。この日はマイ・ジュエリー・メーカーのTetsuに加え日本から雑誌『カスタムローライディング』の編集長も来ていたので本物のウェスト・コーストの現場を目の当たりにして満足した事でしょう。
その数日後にはアメリカン・ミュージック・アワードにSnoopが参加(会場は同じくNokia)。その前日、DPG関係者数名から「午後3時にNokiaの目の前にあるホリデー・インに集合!! 100人以上が同じシャツを着てSnoopのプロモをする」とのメールが届く。当日の3時過ぎには裏の駐車場に皆集まり、それを見たお巡りさんがトリッピング! 4時になったらSnoopがレッドカーペットを歩き始めたので、同時に100人以上のサポーターがSnoopのプラカードを掲げ大行進(この様子はこちらから動画でみれます(http://www.youtube.com/user/DBAKER#p/u/0/4QBR5Rl-NQM)。
追記 Snoopの声のナビゲーターシステムが出来たらしい。そのプロモ動画に俺がプレゼントした洋服を着てくれています。よかったらそっちも見て下さい(http://www.youtube.com/ watch?v=i2EKrv9vTr0&feature=player_embedded)。
TEXT BY DJ 2HIGH
98年に渡米後、Tha Dog Poundに参加。音楽制作の他、Blue Line Clothingも展開中。