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ZEN-LA ROCK
FUNK LUV
 
Text by Ryo Komiyakawa As Realgold$ (Niko¥on Production) / Photo by iGa-c
 

1998年以降、地道な活動を続けるラッパーZEN-LA-ROCKが最新作『The Night Of Art』でドラスティックな進化を遂げた。ファンクやレゲエ、ハウスなど、様々なジャンルの音楽エキスを吸収し、拡大する"ゼンラ宇宙"の核に迫る。
 
「今アルバム作ってるんだよね。アップ・デートしたファンクって言うか、ヴァイブス高めようかなぁってことで大人になった自分をプレゼンしたいと思って」(「Calling The Afra」より要約抜粋)。ホストを勤めるネット・ラジオ番組『OUTTANET』(http://blog.outtanet.com)のメンバー、Afraを相手にした電話仕立てのインタールードの言葉どおり、ZEN-LA-ROCKはアーバン&メロウなコンセプト・アルバム『The Night Of Art』をリリースした。テーマは"コズミック・アーバン・ミッドナイツ・ウィズ・トークボックス"。彼が敬愛するアフリカ・バンバータのクラッシック・チューン「プラネット・ロック」に代表されるオールドスクール・ヒップホップやソウル、レゲエ......あらゆるダンス・ミュージックのエッセンスを凝縮したファンク・アルバムだ。横浜を拠点に活動するPan Pacific Playaのクルーであり、7インチ「On The Way Down」のヒットで知られるBTBのトークボックスを軸に、コズミックなラップが都会の深夜のときめきを紡ぎ出す。
 
●前作『ZEN-LA-ROCK』はパーティの楽しさを強調したアッパーな作品だったけど、今回それとは真逆のシッポリとしたアーバン・ファンク盤を作ったのはなぜ?
ZEN-LA-ROCK(以下Z):前作収録曲「KOKO de CHILL」から派生したBTB&Luvrawとの融合が、とにかく気持ち良くて。一緒にライヴする機会が多くなったんだけど、夜っぽいし艶やかだし、ウケも良かったので、それを形にしたかったのが一番の理由。BTBが作るビートはもちろん、普段聴いている音楽(Dam-Funkの作品や90年前後のR&B、角松敏生とか)にインスパイアを受けたってのもあるんだよね。アーバンという観点から言うとポール・オースターの著書を読んだのもデカイかも。自分にとってのヒップホップはアート。今回のテーマは夜ってことで『The Night Of Art』というタイトルにしました。
●ゲストの人選が良いのも魅力。今最も注目すべきアーティスト達が参加していると思うんだけど。
Z:ロボ宙さん、鎮座Dopeness、Punpee & S.L.A.C.K(PSG)、トラックでDorian......基本は友人でイイ意味で気を使わずに制作が出来る人にお願いした感じ。もちろん、全員が全員旧知の仲ではないので、結構ガイダンス的なトコもあったんだけど、みなさんの仕事がまぢで素晴らしかったです!
●女子ウケしそうなセクシーなサウンドに仕上がっていると思うけど、意識した?
Z:特に意識はしなかったかも。気がついたら、そうなっていた感じ! もちろん好きに聴いてもらっていいんだけど、ベストなシチュエーションは"車の中で、爆音で、夜景を横目にしつつドライヴ"。音を浴びて欲しい!
●今後の野望、展望をこっそり教えて!
Z:東京以外でのライヴ、秘密プロジェクトNEMES始動、ネットラジオ『OUTTANET』2年目、2011年春リリースのサード・アルバムの制作。サウナと水風呂。キャメす!!
 

"The Night Of Art"
ZEN-LA-ROCK
[AWDR/LR2 / DDCB-12020]

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