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321    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Elephant Man / Informer (Tad's)
「Burial」風イントロで幕を開けるジャグリン・リズム "Unstop-pable"。打ち込みのパターン自体は"Show Time"系だが、音色が出色。ハイプな疾走感で駆け抜ける好トラック。密告者攻撃ソングです。カップリングのFlippa Mafiaも要チェック。
 
2. Beenie Man / Baba Boop (Tad's)
"Unstoppable"。こちらはイントロにコーラス隊を配したミックス違いのヴァージョン。ナイス・バディなガール・フレンドを褒めまくるリリックス。キャッチーな女性バック・ヴォーカルとの掛け合い、多重ヴォーカル使い等、なかなか凝った構成のポップな1曲。
 
3. Mr.Vegas / I Shall Not Be Moved (Armz House)
Delroy Wilsonが子供時代に歌った「I Shall Not Remove」を歌詞、メロディ共に引用。誰も俺の行く手を妨げる事は出来ないぜって内容のリリックス。トラックはオリジナルの "RR"。躍動感タップリのドラムとパーカッシヴなベース。アグレッシヴなサウンドでスピード感も満点。
 
4. Bounty Killer / Bad Man In Di Building (Armz House)
"RR" 使用。(3)のヴァージョンよりも更に過激に攻撃的なサウンドになってます。イントロからガンショット鳴りまくり。BountyのDJもキレまくり。Flippa Maffiaへの反撃ソング。超Badっす。
 
5. Vybz Kartel / Me Talk With Gunshot (Food Palace)
Art Of Noiseっぽいフレーズのシンセと突然登場するダイナミックなドラム&ベース。かなり異色な音作り。ミディアム・テンポながらベースのドライヴ感でグイグイとグルーヴするオリジナル・トラック "Coolie Monster" 使用。極悪ガンマン・チューン。
 
6. Mavado / Gyal Bend Ova (Big Ship)
紹介が遅くなりましたが、Big Shipの単発もの。トレンドど真ん中のサウンドなれど、そこは流石のStephen McGregor。他のサウンドメイカーよりも1枚、いや2枚は上を行く洗練された音作り。エレクトロ風ってだけの鈍臭い音とは根本から違います。「騎乗位、最高」ってリリックスです。
 
7. Red Fox & Screechie Dan / Fall In Love (SWS Sound)
NYのヴェテラン2人がコンビネーション。オーケストラ・ヒットもベースラインもオールドスクールな "Love Again"。Taxiの "Bam Bam" 系のトラック。変わらぬ二人の芸風も微笑ましい。ストレートな求愛ソングです。
 
8. Konshens / What A Life (Flava Squad)
ミニマルなワン・ドロップ・トラック "Addiction"。抑えに抑えたサウンド、ミックスがカッコイイですよ。クールです。いつになく渋いシングジェイも良いです。日々の生活が厳しい事を歌いつつもJahに感謝を捧げる内容。ナイス・ルーツ・チューン。
 
9. Mr.Vegas & Konshens / Help Me Praise Jahovia (Maximum Sounds)
重厚なルーツ・ロック・レゲエ。タイトなドラムとブイブイ唸るベースラインがマッシヴ。かなり前のめり気味な生演奏によるサウンドだが、重心はどっしり低め。良いバランスだと思います。苦難、不正がはびこる世の中を批判、Jahに救いを求める歌。ここでもKonshensのシングジェイは光っています。
 
10. Christpher Martin / She's My Girl (Franc)
お洒落なミディアム・トラック。凝った展開とアーバンなサウンドで聴かせる甘〜いラヴァーズ・チューン。多分、全編生演奏でキーボードなんかはかなりソウル色が強い。それも80's風のブラコン系華やかさ。歌も正統派でいいですよ。
 
11. Trevor Walters / Break Up To Make Up (Super Tech)
Black StonesをフィーチャーしたUK盤シングル。Stylisticsのカヴァーをシュガーコーティングした歌声でスウィートに。同曲をカヴァーしたLeroy SibblesのTreasure Isle盤のトラックをTarus Rileyが使用したのに触発されたのかな? ともあれ出来はナイスです。
 
12. Busy Signal / Any Gal (Top Nutch)
R&B調ミディアム・トラック。ソフトなキーボードをふんだんに使ったオリジナルなサウンド。ボトムはしっかりとアタック強めで今風。どんなギャルでも俺は手に入れるぜ。狙った女を逃す事なんてあり得ないとスキルフルにDJ。
  
13. Chuck Fender / Victim Shoes (Sons Of Spoon)
オリジナルのルーツ系トラック "E-10"。ルーツ系とは言えかなりポップなトラックでRita Marley「One Draw」を現代型にアレンジしたようなサウンド。しかし、リリックスは苦いですよ。人を平気で殺す様な奴らに逆の立場になったらどう感じるか知らしめてやりたいという内容。
 
14. Bitty McLean / Plead My Cause (Taxi)
Taxi Gangが自ら再演したBlack Uhuru「Guess Who's Coming To Dinner」のリメイク・トラックを使用。ロビーのベースが大活躍で、これは聴きものですよ。B面にはJohnny Osborne本人をフィーチャーした「Jahovia」のリメイクを収録。トラックはIni Kamoze「Trouble You...」で、こちらもヘヴィ級のレゲエです。

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