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319    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Vybz Kartel / Without My Own (DJ Smurf)
オールドスクールなクラップ音をふんだんに使用したオリジナルのトラック。80'sエレクトロ風味とミディアム・テンポのビートがいい感じ。「オレは自分のガンを所持せずには何処へも出かけたりしないぜ」とDJするBad Manチューン。センス抜群のライミングで相変わらず絶好調ですね。
 
2. Beenie Man / Nuh Face (Black House)
シンプルで弾力性に富んだビートの反復がカッコイイ。クールなオリジナル・トラック、そのサウンドが持っている十分なスペースの中をBeenieが自由自在にDJ。歌うように滑らかなフロウは聞きもの。「俺は他人の事なんか全く気にしない。これからも今まで通りガンガン稼ぐぜ」ってチューン。
 
3. Elephant Man / Tall Up Tall Up(Black House)
こちらはまた別のオリジナル・ジャグリン "AK 47"。ハイプなキーボードが強烈なアクセント。アグレッシヴにたたみかけるビート、切れ味最高のアコースティック・ギター。全てのパートがソリッドな好トラックだ。「オレのHはスゴ過ぎちゃって、女はベッドで...」と歌うエロ・リリックス。
 
4. Sizzla / Rasta Bless (Black House)
こちらはルーツ系トラック。多分、生演奏のヘヴィなドラム&ベース。70'sレゲエのゆったりとした、しかしグイグイとグルーヴするサウンドを現在形にアップデート。無理矢理感が全くない素晴らしい仕上がり。スケールのデカいSizzlaのシングジェイも力強い。ラスタ・アンセム。
 
5. Queen Ifrica / Stand Up (Slam)
Sheila Hylton「The Bed Too Big Without You」(Harry Jから発売されていたPoliceのカヴァー)をリメイクしたトラック。元曲のポップでクロスオーヴァーな音作りを生かしたサウンド。ボトムのビートはダンサブルなジャグリン系にアレンジしてあります。「苦境に甘んずる事なく立ち上がって闘え」というメッセージ・ソング。
 
6. T.O.K. / Afternoon Pornstar (VP)
K-Licious、Tony KellyプロデュースのポップなサウンドはT.O.K.にピッタリとマッチ。キャッチーさと重量感を兼ね合わせたリズム・パートにお得意のシンガー&DJのコンビネーションが映える。「夜が近づいてくると女の子達はやりたくなってきちゃうんだよな」ってリリックス。
 
7. Buju Banton / Text Message (Gargamel)
90年代前半のジャグリン・トラックを思い出させるトラック "Tight P"。ミックスもオールドスクールマナーでシンプルな抜き差しを多用。この手のトラックで、このDJなんですから手堅い1枚です。メールで求愛された事を歌っています。
 
8. Sean Paul / Hold My Hand (Fresh Ear)
既に人気のオリジナル・ミディアム "Relationship"。メロウだけども、ビシッとしたドラム&ベースが全体をリードするナイスなワンドロップ系トラック。おセンチなキーボードも今風。Sean Paulらしいソフトなラヴ・ソング。同トラックのT.O.K.他も良いです。

9. Sanchez / Longing To Come Home (VP)
Sanchez久々の新曲。その歌声に衰えは全くありません。「別れた彼女とヨリを戻したい」って内容をSnachez節で聞かせます。独特のメロディ・センスも健在。トラックはPenthouseが制作。これがまた王道のミディアムでいい。
 
10. Romain Virgo / Who Feels It Knows It (VP)
9.のSanchezと同オケ "Serve & Protect" 使用。今時には珍しい本格派シンガー、今作も良いです。コクのある歌声で堂々と歌いきるコンシャス・チューン。様々な仕事をしている人々へ「Jahはちゃんと見ていてくれているぞ」と歌いかける内容。
 
11. T.O.K. / Couple Up (VP)
Tony Kellyプロデュースの「Me And My Dawgs」(これが超カッコイイんですが)とカップリングされているB面曲。こっちはFresh Ear制作のキャッチーなジャグリン・トラック "National Pride"。バンジョーの演奏も軽快、シャッフルビートがダンサブルなカントリー調ダンスホールです。
 
12. Taddy P & Tanya Stephens / Heart Of Stone (Bass Inna Yu Face)
少し紹介が遅くなりましたが現地FMでもヘヴィ・プレイのようです。バックの女性コーラスと塩辛いTanyaのヴォーカルとの対比が絶妙です。「いつも私にひどい事をするくせに、何でアンタは軽々しく愛してるなんて言えるの」って歌であります。
  
13. Anthony Cruz / You Think Of Me (Shan Shan)
Keith Urbanのヒット曲カヴァー。なぜ今頃とは思いますが、内容は文句なしですよ。落ち着いた歌唱でジックリと聞かせるラヴ・ソング。リリックスの一部をジャマイカ風に変えてあります。適度に派手なサウンドもスウィートなこのメロディには合っています。
 
14. Ghost / I'm Yours (Lovers Covers)
Jason Mrazのカヴァー。元々甘〜い曲だけど、このカヴァー・ヴァージョンは更に甘さ30%増し。メロディアスなアコースティック・ギターが心地良いスローなトラック。ドラム&ベースの控えめな演奏もナイスで、いつになくステディなGhostの歌唱を盛り立てている。彼女への熱い想いをストレートに歌うラヴァーズ・ロック。

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