HOME > 319 > Day In Da West #06 No.319

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Day In Da West
 
今月のスヌープは今までの流れで海外ツアーに巡業中なので、ドメス専用の僕は国内待機中です。今回スヌープは初めての中近東公演なので、拉致られるのではないかと非常に緊張してました。って言うか「行きたくない!」って出発前にずーとだだをこいてたので、見てて内心面白かった。しかも常に10人以上のセキュリティ・チームも雇ってるのに、更ににジョー・クールを連れてくって言うもんで逆にジョーは大喜び!! ツアーで皆に着てもらえるように空港にBluelineのシャツを詰めた箱を持って行きお見送り。このツアーの様子はスヌープのYouTubeのページ(West Fest TV)でチェックできますので、ぜひPCから見て下さい。
 
その頃、国内に残った僕は、夏を締め括る大イヴェント、ラスヴェガスで興なわれるマジックショーの用意です。ブースを出す訳じゃなかったので前回にくらべ気持ちは楽でしたが、思った以上にやらなきゃ行けない事の多さに汗汗汗。中国の工場に発注かけたワッペン達がたったの12日間で仕上がり、秋冬物を作るのでジャケットやスウェットシャツ、フーディー、ワークシャツ等の素材をダウンタウンの問屋街を一軒一軒歩いて値段サーチ&交渉!! これが結構楽しいんです。テストをかねて色々なメーカーの物を買ってみたのですが、ワッペンを付ける時に物によっては熱で素材が溶けてしまう物も在ったりして未だに超勉強。良い物を作ろうとすると必然的にコストがかさむ。でも安くないと買ってくれないこの時代。一体どうなってるんだ? 早く景気回復してくれー!!
 
ヴェガスに向かう前、ふと空を見上げたら今まで見た事の無い形の雲。例えたらラプゥタ雲? と言うか煙を発見。夜家に戻る際に110FWを北上したらハリウッド方面の山が赤い。家に戻りさっそくテレビをつけると、どのチャンネルも山火事の報道だらけ。数日後、火元が放火と報道された。こわいな。
 
気を取り直して沢山の秋冬物のサンプルを持っていざヴェガスに。Ash(Conart)の彼女が急遽パームスのスウィートを用意してくれて、すごく快適な部屋にテンションMax。ルーレットで遊びたいなと思ってテーブル見たらミニマム15ドル...。3分悩んで止めときました。その代わりにすぐ裏にあった機械のルーレットに1ドルを突っ込んでみた。1ドルが2ドルに、2ドルが4ドルに、4ドルが8ドルに。ほーー。だんだんふくらみ最高潮時には160ドルまで上がった。そこから欲の出した掛け方をしたら一瞬で0に...。ヴェガス、恐し。
 
その時、1本の電話が鳴った。アムスにいるはずのダズからだ。変だな? もう帰って来たのか? 電話に出たけどカジノの中だったので電波鬼悪。次の日にはジョー・クールからの電話。ダズとアムスで喧嘩してダズにテーブルナイフとフォークで手を刺されたと言ってる。ダズはアムスからLAXまでの片道切符をスヌープに渡されツアー退場(マジックの事は字数が足りなくなって来たので次号にて...)。
 
TEXT BY DJ 2HIGH
98年に渡米後、Tha Dog Poundに参加。音楽制作の他、Blue Line Clothingも展開中。

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