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THE MAZE

(U KNOW)What the deal is
　
残暑お見舞い申し上げます。
　
丁度、この原稿を書き上げ、帰国していますが、芸能人の麻薬汚染でメディアはすごいことになっていますね。アメリカだと、"悪いパブリシティは存在しない"という言葉がよくセレブの間で使われていますが、日本はどうなんでしょうか？　一つ気になったのは、DJプレイをする写真が、悪の象徴の様に各メディアで使われていましたが、日本選曲家協会も、プロサーファー協会にならって抗議すべき？

●今月の2世
ノートリアスB.I.G.の倅、クリストファー・ウォレス・ジュニアがついに父親を継ぎ、ラッパーとしてデビューする。すでに俳優として活動している彼が、亡き父のパートナー、ショーン・コムズと8月初旬にミーティングを持ち、ミックスCDをリリースすることを明かした。ヒップホップの2世もこれから数多く出てきそうだ？
　
●今月のビーフ
コンサート・ツアー「ロック・ザ・ベルズ 2009」の8／11のバックステージで、既にメソッドマンと揉めていたニュージャージーのラッパー、ジョー・バッデンが、同ツアーに出演しているレイクワンに殴られたと報道された。後の報道で、レイクワンの取り巻きが殴ったと伝えられたが、実際のところは不明。同じ日にバックステージからウェブキャストを放送していたバッデンが氷で顔を冷やしていたことから発覚したビーフだが、様々な憶測とガセネタが飛び交い、真相は不明？
　
●今月のジャム
先月に引き続き、新企画「Sumnite」がウエスト・ヴィレッジで、7／30に行われた。ゲストDJにラージ・プロを迎え、渋めのヒップホップから、意外なR＆B、そしてラップ・レコード前のかつてのサウンド・システムを彷彿させるファンク、ロックなどのセレクションで、クラウドをロックした。写真もプロ氏。今月はなんとアフリカ・バムバータが予定されている。動画や写真などもmyspace.com/sumniteで詳細が見れる？
　
●今月のジャム2
7／25、ダウンタウンはAPTでD.I.T.C.、エクスキューショナーズで知られるブギー・ブラインドがプレイした。バックグランドが保証するファンクのセレクションにうならされた人も多かったと思うが、最近は需要と供給で迷走しているDJ達にはリフレッシングなプレイだった？
　
●今月のアニヴァーサリー
7／26、夏の風物詩となったロック・ステディ・クルーのイヴェントが、今年もNY市内で許可が降りず、ニュージャージはニューアークで行われた。雨天にも関わらず、オールド・スクール世代から、若いヘッズ、海外から駆けつけた組で盛況となった。出演は、Uゴッド、グランド・プーバ、ロクサーヌ・シャンテ！（アルBシュア！の！じゃないですよ）、コーメが、リグループを続けているマスター・エースとEDOGなどで、DJ陣にQティップ、プレミア、イーヴルDなどが参加した。今年は創始者の一人であったフロスティー・フリーズへのトリビュートでもあり、故人を偲んだコメントも多かった？
　
●今月のフリー・コンサート
そういった許可がおりないにもかかわらず、市が関わるヒップホップの野外コンサートが増えているという矛盾も多い。先月紹介したと思うが、チコ・ディバージのギグもそれで、そのシリーズの一環、「シティ・パークス・コンサート」というシリーズで多くのアーティストが市内の公園でコンサートを行っている。クイーンズ・ブリッジでは、7／21にラヴ・バグ・スタースキーがDJプレイではなく往年のヒット曲をラッパーとして披露するというギグを行い、マンハッタンのイースト・リヴァー公園では、7／23にスリック・リックが出演、スタテン島では、8／12にレイクワン、8／19になぜかノーティ・バイ・ネイチャーが出演した？

　
沼田 充司
DJ／プロデューサー。 レーベル＜ブダフェスト＞主宰。 雑誌『ブラスト』でも執筆中。 ニューヨーク在住。 [Photo by Tiger](U KNOW)What the deal is
　
残暑お見舞い申し上げます。
　
丁度、この原稿を書き上げ、帰国していますが、芸能人の麻薬汚染でメディアはすごいことになっていますね。アメリカだと、"悪いパブリシティは存在しない"という言葉がよくセレブの間で使われていますが、日本はどうなんでしょうか？　一つ気になったのは、DJプレイをする写真が、悪の象徴の様に各メディアで使われていましたが、日本選曲家協会も、プロサーファー協会にならって抗議すべき？

●今月の2世
ノートリアスB.I.G.の倅、クリストファー・ウォレス・ジュニアがついに父親を継ぎ、ラッパーとしてデビューする。すでに俳優として活動している彼が、亡き父のパートナー、ショーン・コムズと8月初旬にミーティングを持ち、ミックスCDをリリースすることを明かした。ヒップホップの2世もこれから数多く出てきそうだ？
　
●今月のビーフ
コンサート・ツアー「ロック・ザ・ベルズ 2009」の8／11のバックステージで、既にメソッドマンと揉めていたニュージャージーのラッパー、ジョー・バッデンが、同ツアーに出演しているレイクワンに殴られたと報道された。後の報道で、レイクワンの取り巻きが殴ったと伝えられたが、実際のところは不明。同じ日にバックステージからウェブキャストを放送していたバッデンが氷で顔を冷やしていたことから発覚したビーフだが、様々な憶測とガセネタが飛び交い、真相は不明？
　
●今月のジャム
先月に引き続き、新企画「Sumnite」がウエスト・ヴィレッジで、7／30に行われた。ゲストDJにラージ・プロを迎え、渋めのヒップホップから、意外なR＆B、そしてラップ・レコード前のかつてのサウンド・システムを彷彿させるファンク、ロックなどのセレクションで、クラウドをロックした。写真もプロ氏。今月はなんとアフリカ・バムバータが予定されている。動画や写真などもmyspace.com/sumniteで詳細が見れる？
　
●今月のジャム2
7／25、ダウンタウンはAPTでD.I.T.C.、エクスキューショナーズで知られるブギー・ブラインドがプレイした。バックグランドが保証するファンクのセレクションにうならされた人も多かったと思うが、最近は需要と供給で迷走しているDJ達にはリフレッシングなプレイだった？
　
●今月のアニヴァーサリー
7／26、夏の風物詩となったロック・ステディ・クルーのイヴェントが、今年もNY市内で許可が降りず、ニュージャージはニューアークで行われた。雨天にも関わらず、オールド・スクール世代から、若いヘッズ、海外から駆けつけた組で盛況となった。出演は、Uゴッド、グランド・プーバ、ロクサーヌ・シャンテ！（アルBシュア！の！じゃないですよ）、コーメが、リグループを続けているマスター・エースとEDOGなどで、DJ陣にQティップ、プレミア、イーヴルDなどが参加した。今年は創始者の一人であったフロスティー・フリーズへのトリビュートでもあり、故人を偲んだコメントも多かった？
　
●今月のフリー・コンサート
そういった許可がおりないにもかかわらず、市が関わるヒップホップの野外コンサートが増えているという矛盾も多い。先月紹介したと思うが、チコ・ディバージのギグもそれで、そのシリーズの一環、「シティ・パークス・コンサート」というシリーズで多くのアーティストが市内の公園でコンサートを行っている。クイーンズ・ブリッジでは、7／21にラヴ・バグ・スタースキーがDJプレイではなく往年のヒット曲をラッパーとして披露するというギグを行い、マンハッタンのイースト・リヴァー公園では、7／23にスリック・リックが出演、スタテン島では、8／12にレイクワン、8／19になぜかノーティ・バイ・ネイチャーが出演した？

　
沼田 充司
DJ／プロデューサー。 レーベル＜ブダフェスト＞主宰。 雑誌『ブラスト』でも執筆中。 ニューヨーク在住。 [Photo by Tiger]