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RYO the SKYWALKER
LOVE-A-DUB SHOWCASE
 
Interview by Takashi Futatsugi / Photo by Masataka Ishida (P.10-11) & Kohei "Kurofin" Kurokawa (P.12)
 


 
●AH MURDER!!!〜The Three Musketeers〜
Jumbo Maatch (以下Jumbo):アルバムのリード曲なんですけど、3人コンビは前作からそれぞれ誰かが主導する形を取っていて、この曲はTakafin担当ですね。
Takafin:構成が複雑やったりして、合わせてくれる007 Bandも大変やったと思うんですが(笑)、最終的にええ感じになりましたね。アルバム・タイトルも、この曲にあるフレーズ"三十過ぎの三銃士"から取りました。
 
●ホントのコトを...
Jumbo:これは俺担当なんですけど、まずダン(Don Corleon)のスタジオでオケを選んだ時に1番インパクトがあったのが、これで。カシオトーンの音色とか入っててオールドスクールっぽくて。痛快ダンスホール活劇にしても良かったんでしょうけど、逆に世の中に物申すリリックにしようと。
Boxer Kid(以下Boxer):サビで「グレーゾーン」って言ってますけど、具体的に名前出すよりもグレーにして、その時にしか歌えない時事ネタっぽくならないように、と」
Takafin:TV、マスコミを始め、色んな業界に通じることを言ってますね。
 
●BADNESS
Jumbo:今回もネリー(Oneil"Nelly"Nelson)のオケは欲しいな、という願望があって、まとめて何曲かもらってた中で気に入ったオケで。しばらくしてブラジルのバイレ・ファンキのDVDを観て、ジャマイカのダンスホールとの共通点を見出しててオモロイなー、と思ってた時に改めてオケ聴いたら、そのテイストに近いな、と。リリックもイメージしやすい感じになりましたね。
 
●餓鬼ネズミ
Boxer:前回に続き、420繋がりのAkio Beatsのオケなんですけど、家も近くてセッションしやすいというのもあって、逆回転とか細かいところにこだわって作ってもらいました。コーラスは Tak-Zで、ミックスはスティーヴン(Stephen"Di Genius"McGregor)。Akio君もミックスに驚いてて。タイトルは自分の精神的なこと、ですね。
 
● HOT!!!熱っ!!
Takafin:何気に去年もChehonと組む機会があって、こういうネタやったらと思って。若い世代ならではの言葉遊びを期待してたら、それ以上のもんになって。"ぞうさんのスポンサー"の件とか(笑)。カーク・ベネットのオケなんですけど、キーが高くて弾き直しとかやったことない作業もあって。
 
● BIG GUN SHOT
Boxer:オケの斬新さとかもあって、シングル切る時も最初は大丈夫か?みたいな感じやったんですけど、めちゃ評判良くて、驚いてます(笑)。
Jumbo:ライヴでも受けいいしね。ただ、生バンドで再現するのは大変らしく。色んな要素が混在してるので。展開もあるオケやし。
Takafin:あと、ミックスの時、スティーヴンが色んな技を見せてくれて。
 

●INFORMER 2
Boxer:スティーヴンのあの不穏なオケを聴いたときにサビのフレーズがわいてきて、このテーマやとマグナムボーイやな、と。Rudebwoy Faceとの初コンビです。口の悪さと、早口フロウで、かなり食らう感じになりました。
 
● STANDING TALL〜桜川REMIX〜
Takafin:シングルに入れてたピンの曲のニュー・リミックスで、ここ(MJRのスタジオ)とAruz、桜川エリア内を行き来して作ったので、サブ・タイトルもこうなりました。今は、こっちの方が気に入ってますね。何気に歌いなおしてるし。"Next"が一個増えてる部分にも気付いてもらえれば。
 
● TO ALL YOUTH MAN DEM
Jumbo:組んだことない人とコンビやろう、というのがまずあったんですけど、結構悩んで。MJR内で相談したところ、 Boogie(Man)さんとやってないということに気付き、二つ返事で応えてもらいました。オケを探してたら、「ロッカーズ・チャンネル」で、Daddy Dragonがやってたのに行きあたって。今後若手とかも録ってセグにしたいみたいやし、それやったらこれからの世代に伝えていこう、という内容になりました。明るいトーンでこういうのもないかなと。
 
● BLAZIN' FIRE
Boxer:これは俺担当のコンビです。"Life Sweet"とか作ったTJ(Tariq"Russian"Johnston)のオケで、最近のヒップホップ、R&Bっぽいレゲエを目指しました。しかも哀愁系の。
Jumbo:3番までキッチリ聴いてや、と。力抜いた感じで歌ってるのにも意味がある、わかる人にはわかるダブル・ミーニングですね。
Takafin:最初は、コンビ曲を"喜怒哀楽"で振り分けようか、と決めてたんですけど、進めていくうちにみんな忘れてて(笑)。あと、喜と楽はどうちゃうねん!とか(笑)。あと俺のはプリプロのテイクが採用されてたりします。
 
● WHOAY
Jumbo:シングルに入れてたソロですけど、オケはグレゴリー・アイザックスの「Poor & Green」を007 Bandにイメージしてもらいつつ、もっとシンプルなアレンジで。リリックは、言いたいこと言った感じなんですけど。後でディーン・フレイザーのサックスが乗っかってきた時は、嬉しかったですね。しかもスティーヴン・スタンレーが30時間かけてくれたミックス。毎度のことかもしれないですけど、ありがたいハナシです。
 
● OH〜 BROTHER
Boxer:Tony the Weedのハーモニカが似合う明るいリメイク・オケです。明るい曲、というのは意外と難しいですね、やっぱり。でも、満足いくものになりました。あと、コーラスは強なんですけど、昔の映像とか観てて、男のコーラスとかええなと思ってたところなんで。
 
● LIVE UPPP
Jumbo:これは、Home Gの新作『Do The Reggae』に入ってる曲で、2月にJAでオケもらったんですけど、Tancoさんのレクチャーでハモったり、また新しい試みで。俺らに敢えて展開のついたミディアムで歌って欲しかったらしく。
Takafin: 不況やなんやかんや落ち込むこともあるけど、"せやけど"やっていこうや、って曲で。最初の"それでも"の部分も"せやけど"やった(笑)。
Boxer:せやけどはないやろ〜って(笑)。
Jumbo:俺的には、なんでも社会のせいにするんは違うやろ!と。落とすばっかりのマスコミもひどいし。誰も言わへんのやったら俺らが言うと。そんな風潮に一石投じたくて。だから、ありがちなポジティヴ・ソングじゃないですね。
 
● 果てしなきTRAVELLER
Takafin:アルバムの締めくくりをコンビにするか、みんなして悩んだんですけど、"次に続く"感じの曲なんで、これもいいかな、と。30代だからこそ歌える曲ってあるんやな、と自分でも思いました。むしろ、人生こっからが勝負やぞ!と。
(一同同感)


 

"The Three Musketeers"
Mighty Jam Rock
[Victor / VICL-63364]

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