Day In Da West #04
今月は「MAGIC」以来、凄く楽しみにしていた大きなイヴェントがあったのでがっちりレポートします。
去る6/13〜14にLAのコンベンション・センターで「THC EXPO」なるグリーンなムーヴメントがおきました。何のエクスポかと言うと、その名前の通りカルフォルニアでも最近医療として活用されている大麻に関わるビジネスが全世界から大集結したもので、2日間で5万人を集客したという。Conartの社長、Ashのお陰で僕も急遽ブースを出せる事になったのでBlue Lineをがっちりレプしてきました。
その開催前日、セッティングのため会場に足を入れたのだが、何しろデカいので自分のブースを探すのに凄く時間を費やしてしまった。その後、開催者のオフィスでベンダーのみのパーティがあるというので行ってみたのだが、先週までただの駐車場だった場所が凄くお洒落なラウンジになっていて、フリー・ドリンク、フリー・フード、そしてフリー・ウィード。ロスのローカルな人達からよく見かけるホーミ達、方や米語じゃなくて本当の英語の人からアムスの人。夜中の2時まで色々な会社の社長さん達と名刺交換会。
翌朝9時に会場に入りブースのセッティング。ターンテーブルとミキサーも用意してがっちり音も出せる状態に。開場前の10時過ぎ、既にチケット・ブースには軽く1,000人以上いるんじゃない?? そしてお待ちかねの11時!! 次から次へと来るお客さんを対応してたら、僕の右腕Up Showが「(俳優の)トミー・チョングがそこにいるよ」って!! ミックスCDの件もあるし挨拶!! この人、僕の生神なんで。記念撮影を終え自分のブースに戻ると今度は「Summertime In The LBC」でメガヒットを飛ばしたBo-Roc(The Dove Shack)がBlue Lineの服を着てサポートしに来てくれていた。一日100枚ずつ位は売れたのでがっちり儲かったな!!(笑)
僕が出してる様なアパレル以外にはどんなブースがあるかと言いますと、ミュージアムの展示品、処方箋を出す医者、それ関係の弁護士、『High Time』の様なメディア、大麻大学等。"18歳以上"と仕切られた壁を抜けると、硝子パイプのブランドから種子の会社、ライトや培養液等のグロー・サプライ。薬局は商品を展示出来なかったので不満気味だったけど。
会場の外に出ればタバコを吸うはずの場所が完璧に違う空間になってました(笑)。常時100〜200人が吸っていてポリスも手が付けられないのか何も言って来ない。あとこのエクスポのチケットを$10で買った人はカンバッチを貰えるんだけど、そのバッチはナンバリングされていて、何万個の中に10個だけマッチする番号があるそうだ。もし自分と同じ番号の人を見つけたら相互に$500ずつその場で現金をくれちゃうっていう凄い企画。キッズとおばあちゃん、ギャングとハスラー、レゲエとロックな人まで、会場中の皆が簡単にコミュニケーションを取れる滅茶苦茶な仕掛けだ。中には帰る人からバッチを貰いまくって出口でずーっとパートナーを探している人もいたり...。
とにかくすっげー2日間でした。来年は皆も来た方がいいですよ、絶対に。100%あなたの価値観を変えるから。ではチャオ!!
TEXT BY DJ 2HIGH
98年に渡米後、Tha Dog Poundに参加。音楽制作の他、Blue Line Clothingも展開中。