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316    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Mavado / Again And Again (Daseca)
「俺をだまそうと、陥れようとする連中が後を絶たない。俺には味方が一人もいないって気にさえなっちまう」といった切実なリリックス。スロウなシャッフル・ビートのメロディアスなトラック。アレンジもメロウだけどベースはかなりキレてます。
  
2. Mavado / Never Believe You (Daseca)
80'sなシンセ・ストリングスとキーボードが面白いオリジナル・トラック。ドラムの音色、パターンもMTV全盛期のポップ・ヒットを思わせるものであります。信じられない位に具合の良いタイトなプンプンを持った女性を誉めまくるチューン。
 
3. Laden / Working Hard (Daseca)
おセンチなストリングス&キーボードにHip Hopビートの組み合わせはDaseca印ですね。ファンキーなリズム・パートは大音量で聞くとかなりグルーヴィ。状況がいくら厳しくても生き抜く為に必死に働き続けるぜ、って感じのコンシャスなリリックス。
 
4. Serani / It's So Hard (Daseca)
こちらは「必死に働いてもちっとも楽にならないぜ。一体どうしたらいいんだ」という内容。ある意味(3)と対になると言うか表裏一体なリリックス。いつになくストレートな感情表現、緊張感のあるメロディがミディアム・テンポのトラックに映える。
 
5. Busy Signal / I Fucked Your Girl (Loud Disturbance)
Katy Perry「I Kissed A Girl」をダンスホールに改変(元ネタよりもスピーディで、よりロッキッシュなサウンド。ギターもドラムもド派手でアッパー)。DJも替え歌。いかに自分がベッドで最高かそれを彼女が熱く語るんだ、ってリリックス。
 
6. D'Angel / Sexiness (Loud Disturbance)
"Chrome" リメイク・トラックの "Mercury Overdose"。オリジナルの強面な印象を覆す押さえたソフトなミックスが素晴らしい。ミックスひとつでこうも変わるんですね。D'AngelのDJもクール。ホット・ギャル・アンセム。
 
7. Jah Cure & Wayne Marshall / So High (Jam II)
これは異色のコンビネーション。Jah Cureは相変わらずのしゃがれた歌声で、それにオート・チューンで加工を施してあるから、ちょっとスゴい事になっています。独特。「俺らはこれからももっと高みを目指すぜ」って歌。4つ打ちビートのポップなオリジナル "Mojito" 使用。
 
8. Alaine / All I Need (Jam II)
スロウなオリジナル・トラック "Rain Drops"。基本ワン・ドロップだけど、R&B調のアレンジで洗練された仕上がり。全編でアコースティック・ギターが良いアクセントになっています。華奢なAlaineのヴォーカルもピッタリとマッチしている。スウィートなラヴ・ソング。
 
9. Tarrus Riley / Young Heart Reminiscing (Peckings)
Tresure Isleの名作、Leroy Sibbles「Break Up To Make Up」(演奏はSupersonics。オリジナルはStylisticsです)のインスト・ヴァージョンを例によってそのまま使用。ホーンがバリバリ"歌う"オリジナル・テイクの素晴らしさは全く損なわれていません。文句の付けようがない一曲です。
 
10. Courtney John / Lucky Man (Peckings)
こちらは同じくTresure Isle、Paragons「I'm Worried Man」のトラックをそのまま流用。これもまた素晴らしい出来。Pat Kelly系の歌声もクラシック・トラックにバッチリはまっています。B面収録、Lady LexのNora Jonesカヴァーも何気にイイっすよ。
 
11. Hezron / So In Love (Tad's)
生演奏のミディアム・オリジナル・トラック。ヘヴィになり過ぎずにサラっと聞かせます。シャキっとしたギター、タイトなドラムは基本に忠実。余計な細工なしで歌をキッチリともり立てている。FMでもヘヴィ・プレイ中のストレートなラヴ・ソング。
  
12. Harry Toddler / Pray Fi Dem (Down Sound)
Toddler久々のヒット。かなり前からFMではプレイされていた一曲です。「苦境に立たされている人々の為に私はJahに祈る」という内容。ドラマチックで荘厳なサウンド。スロウなオリジナル・ルーツ系トラック使用。
 
13. Queen Ifrica / Lioness On The Rise (VP Records)
Penthouseの好トラック "Auto-matic" 使用。ゆったりとしたリズムに強い意志を感じさせるシングジェイ。私はこれから前を見据えて前進する、あなたたちも世の矛盾、不正に一緒に立ち向かおう、というリリックス。B面収録、Flames制作 "Satta" リメイク使用曲も良い。
 
14. Lukie D & M'Lonie / No Air (Pull Up Selecka)
Joran SparksとChris Brownのヒット・カヴァー。キラキラなキーボードが印象的なミディアム・トラック。二人のコンビネーションも盤石で、いい感じですよ。しかも、B面はジャマイカ国歌のアカペラからスタートするダンスホール・ミックス。こちらはポップに弾けている。

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