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Day In Da West #03 No.316
 
今回は、コラムのタイトル部分をお洒落にデザインしてもらおうと思い、Snoop Doggの従兄で彼のファースト・アルバム『Doggystyle』のアートも手掛けたJoe Coolに家に来てもらったので、インタヴューをしてみました。
 
●いつ頃から絵を描き始めたかのですか?
Joe Cool(以下J):6歳からだ! いや、幼稚園の時だな。
●きっかけは?
J:日本のアニメを沢山観てたんだよ。『Speed Racer』(「マッハGoGoGo」)や『Kimba The White Lion』(『ジャングル大帝』)なんかを真似して描いてたんだ。実際、小学生の時はよくクラスメートの似顔絵を漫画風に描いてたな。
●Snoopの代表作『Doggystyle』のカヴァーを描いた経緯を教えて下さい。
J:俺が刑務所にいた頃にSnoopが「いつか俺が出すアルバムのカヴァーを描いて欲しい」って言ってくれたんだ。それはレコード契約も何も無い時代の話だがな。その時はまだ実感なんてなかったけど、出所後、本当にDr.DreとSnoopが契約をした時にカヴァーをお願いされてね、その時の事は今でも感謝している。Snoopとは今でもたまに喧嘩はするけど、やっぱり家族だし、何と言っても俺を一番ケアしてくれてるのは事実だよ。俺はあいつの事を愛してるんだ。
●失礼ですが、何で捕まってたの?
J:クラックのせいだ。塀の外に出て来てから4年間、ドラッグも酒も草も一切やってない。今は週5回、ボランティアでドラッグ中毒者の会に行ってそこの秘書をやっている。いいか、クラックには絶対に手を出すなよ! 解ったな! 絶対だぞ!!
●あなたにとってのLAという街はどんな街?
J:う〜ん...、家だな。大切な家族仲間がいて、仕事があって、1年中気候は最高だし、女の子のおけつはデカいし(笑)。日本に比べて危険な場所や場面は沢山あるけど、やっぱりここがホームベースだ。
●自分の仕事でお気に入りの作品は?
J:代表作は『Doggystyle』だが、作品の全てに自信とプライドがある。Supremeとのコラボも気に入ってるし、今はDJ 2Highと一緒にやっているアパレルBlue Lineに力を入れてるよ。
●今後の予定は?
J:もうすぐリリースされるKuruptのアルバム・カヴァーを書いたよ。『Street Light』ってタイトルだ(因みに僕の彼女が色付けを担当)。それと近い内に「アートウォーク」って月一でやってるダウンタウンのアート・ショウに合わせて俺の初の個展を開くから楽しみだ。1万人位集まるから今から考えただけでワクワクするよ。そこにはこれまで手がけたCDジャケットや、一点物のキャンバス、今までのスケッチなんかを展示販売する予定だ。今書いている新作のBlue Lineも楽しみに待っててくれ!!
●最後に日本の皆さんへ一言どうぞ。
J:I Like Japan!! 俺は96年にSnoopと一緒に横浜に行った事があるんだ。また絶対に日本に行きたい。良い国だ。A Day In Da West!! Moshi Moshi, Sayonara!!
  

TEXT BY DJ 2HIGH
98年に渡米後、Tha Dog Poundに参加。音楽制作の他、Blue Line Clothingも展開中。

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