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CHALLENGE THE "X" LEVEL
G2
  
Interview by Nobuhiko Mabuchi / Photo by Osayoshi Katahira
 

「ラバダブが面白すぎて」と、去年1年で118本の現場をこなした岐阜の異端児ことG2。知名度を拡大させたデビュー作『Letter〜おかんに贈る音の手紙〜』から1年半を経て、彼は新たな武器を手に入れた。新たな決意で作り上げた今作。若手注目株の"今"がここに!
 
●まず、タイトル『X〜Challenge the "X" Level〜』に込めた想いとは?
G2: この『X』は未知数っていう意味ですね。1年前に出したデビュー作と比較したとき、今の自分はどれくらい成長してるかを見せたくて。もちろん今がゴールではないから、これから先に向けて自分の中の未知数を目指す一歩って想いもあります。
 
●前作はジャマイカのトラックメイカーを起用していたのに対し、今作はe-mura(Rub-Dub-Market)やAkahige(Ya-Low Production)など純国産で作り上げたのも、自分の未知数への挑戦ってこと?
G2: そうですね。今回はスタジオに寝泊まりして、オケ作りからミックスまで口を挟んだんで。最初から最後までトラック・メイカーと密に作り上げたから、出来上がったときの感動は強かったですね。
 
●今作で一番表現したかったことは?
G2: 歌モノもダンスホールも出来るってことですね。これまで現場レヴェルでみせてきたことを、CDでも表現したかったというか。
 
●現場感という意味では「Free Style〜速攻で即興編〜 feat. 環Roy」がアツいですね。
G2: ネタも何にも決めずにヴォイス・ルームに入ったので、ホントどうなるかわからなかったんすけどね(笑)。現場で持ち曲を歌うことはほとんどないし、そのときに感じたことを歌うのが自分の味だと思ってるんで。これが今の自分であって、これ以下でもこれ以上でもないですね。
 
●一緒に掛け合ってる環Royってラッパーは?
G2: フリースタイルがヤバいって噂を聞いてたんでYouTubeでチェックしたら、スキルがハンパなくて。スタジオにマイク1本立てて1発録りしたんですけど、バックのDJも2枚使いでトラックを分けてくれたり、このライヴ感も聴きどころですね。
 
●去年1年で118本の現場でマイクを握ったそうだけど、その経験から得たモノとは?
G2: 圧倒的に伸びたのは状況判断力だと思いますね。どんなに自分でボスれると思うネタを持っていたとしても、タイミングを間違えるとおもいきりスベるし。ラバダブの流れを見ながら、オチさえ見つかればパッとマイクを盗みにいく感じですね。3秒遅れたらボスれない状況もあるんで。
 
●では、今作収録のミディアム曲で読者に聴いて欲しい曲は?
G2: 現場を意識して作った「Real McCoy」ですね。男なら自分の貫けって想いを込めたんで、リリックを見ながら聴いて欲しい。
 
●Slyline Bandによる演奏の「蒼い地球」について。
G2: 岐阜のすごい田舎に住んでるんですけど、近所の山の木が人間の勝手な理由で突然切られたんですよ。そこから環境について考えることが多くなって。地球を自分の持ち物と勘違いしてないか?ってところから書いた曲ですね。
 
●最後に、今作で表現できたG2らしさとは?
G2: 歌もダンスホールもフリースタイルもできる幅の広さが自分の武器だと思うんで、そこが存分に出せたと思います。

 

"X〜Challenge Tha "X" Level"
G2
[Pictus Neo / DLJR-2001]

 
 

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