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313    ARTISTS    CHEHON

Full Of Rhyme Life
Chehon
  
Interview by Takashi Futatsugi / Photo by Masanori Ozawa (aju)
 

Chehonのメジャー・ファースト・アルバム『Rhyme Life』がヤバい! 耳馴染みのある曲から、初めての衝撃を食らう曲までがヴァラエティ豊かに、かつ無理なく並ぶ「24歳の革命=Change)」......それは、確実に言葉が頭を、胸を打ち抜くこのアルバムに刻み込まれている。
 
●"韻生活"というアルバム・タイトルについて
Chehon(以下C):最近"生き方"について考えさせられることが多くて。世の中いろんなことが起きてるし、環境も日々変化してるし。そもそもDeeJayって生業は、ライフ・スタイルそのものを歌ってナンボやと思うんですけど、例えば「Change」は自分に満足できない状態が続いている人は、自分からチェンジするしかない...ということがテーマとしてあって。アルバムとしてまとめるにあたって、自分の生き方=Rhyme Lifeが1番かな、と。俺はこれで食ってます!と胸張りたいですから。そのタイトル曲で、(リリックの)切れ味増すために学ぶ語学、と歌ってますけど、パトワと韓国語は完全にマスターしたいですね。
 
●「Change」で、"The Mission"オケを使うことになった経緯
C:最初はリメイクする予定やったんですけど、元のイメージが強いからそのままの方がええな!って。で、Baby GにアプローチかけてOKもらいました。まあ、最初はありえない金額提示されたりしたんですけど(笑)。そこは、ジャマイカ人ということで。あと、Stephen McGregorやDASECAのオケのチューンもバッチリの仕上がりになりました。他のJA作業物でいうと、「Smoke City」が、オケが少し変わって歌い直して、Shane Brownがミックスしたのでさらに強力になったかな、と。
 
●コンビネーション曲について
C:「Legend 2K9 feat. Peter Man〜Special Vibes Mix〜」はBurn Downのコンピ(『South Yaad Muzik Compilation Vol.2』)で、Stephenのミディアムでやってた曲で、Peter Manさんはやっぱりどこをとってもナイスですね。歌うまい人代表、というか。Arm(Strong)君と(Big)Bear君との「Code Name ABC feat. Arm Strong, Big Bear」は、どんなテーマにしようかな?と考えてた時に、ふとArm君の腕を見たら筋肉ムキムキで、Bear君は心の強い人、俺はやっぱりリリックという技を推していきたいんでちょうど"心技体"やな、と。Junior君のオケも勢いあるし、うまくハマりましたね。曲名は頭文字そのままです(笑)。
 
●「栄光に近道無し」
C:Terry The AKI 06に捧げた曲なんですけど、お世話になりっ放しで何も出来なかったんで、せめて曲で恩返しできたら、と思って。栄光に近道無しという言葉も好きやし。後半に出てくる「Flower Road〜花道〜」にも繋がってくるというか。毎日が"正念場"なんで。
 
●ザ・ブルーハーツの「1000のバイオリン」をリメイクしたワケ
C:ブルーハーツはとにかくリリックがヤバくて影響受けたんで、何か自分流に、レゲエとしてリメイクしたいな、と思って。8択から4択......最後は、「すてごま」かこの曲で悩んだんですけど、アルバムのテーマにも合ってるということで。逆にオケを合わせるのが難しかったですけど、そこはZura君ならではの間違いない仕事で。
 
●全体の構成で気を使ったこと
C:大きく分けて2部構成というか、その間にTony(the Weed)さんのスキットが挟まってる感じですね。イケイケからミディアムまで、いいバランスになったかなと思いますね。オートチューンも使ってるし。やっぱり最先端の音も好きだし、昔の感じも外されヘんし。普段聴いてるラインと近いところは出したかったですね。それが出来てしまう、というのがレゲエの凄いところやし。とにかく"今の自分"は出し切りました。ただ、やりたいことはまだ山盛りにあるんで、これで満足してたらアカン!とハッパかける自分もいてるんですけど。
 
●タイトル曲にある"売り上げ枚数よりもライヴ回数"というフレーズの真意
C:アルバムのプロモーションで言うことじゃないですけど(笑)、言葉通りというか、どんだけ売れてても現場で見かけない、ステージに立ってない、ストリートでクチコミで回ってないんじゃ意味がないというか。やっぱりアンダーグラウンドなものやと思うし。そことメジャーのバランスは今のところ上手く取れてると思います。宣伝もそうですけど、PVとか、今回の千手観音のアートワークも凄いし、チームワークで"残るもん"を作った感じですけど、それが"生で観たらがっかりやな、声違うな"とか言われたら何の意味もないじゃないですか。ライヴこそが生き方の証明になる。だから、現場は昔も今も、未来も絶対に1番。形には残らないけど、確実に心に残る、そんなライヴを心がけてるので。何と言っても『Riddim』だし、このアルバムのリリパも告知したいところなんですけど、そこはあえてフライヤーとかチェックしてもらって......ってことでお願いします(笑)。


 

"Rhyme Life"
Chehon
[BMG / BVCR-17079]

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