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311    COLUMN    PLAY IT LOUD

RISE UP / ANTHONY B
[MAXIMUM / GREENSLEEVES / GRE2001 / 輸入盤]
昨年は配信のみというアルバム『Life Over Death』をリリースしているが、パッケージとしては07年の『Higher Meditation』以来。本作もお馴染みのMaximum Sound制作となるが、どのチューンもボトムがどっしりとしたルーツ色が強く、彼のDJもそれに呼応して力強さを増している。彼にポップさを求めていたファンには重たい作品かもしれないが、実際ピリリと辛いグッド・チューンが詰まってます。(大場俊明)
 
INSPIRATION INFORMATION / HORACE ANDY & ASHLEY BEEDLE
[STRUT / !K7 / STRUTCDJ041 / 輸入盤]
スライ&ロビーとアンプ・フィドラーの組み合せで話題となった異種配合シリーズの2作目。今作は、マッシヴ・アタック等この手のコラボにも定評のあるホレス・アンディと、レゲエ味を忍ばせたハウス〜ブレイクビーツはお手のもののアシュレー・ビードルというベテラン2人が登場。「ここでストレートにやっても芸がない」と言わんばかりに様々なスタイルを披露しつつ、ベテランらしいクロスオーヴァーぶりを発揮。(飯島直樹)
  
VIBES / HEAVY D
[STRIDE / FED005 / 輸入盤]
レゲエと深い関わりを持つヴェテラン・ラッパーが、何と全編レゲエ・リズムのアルバムをリリース。Dさんはかなり歌えることが判明。燻し銀ソウル・ヴォイスでんがな。今まで溜めていたレゲエへの想いが詰まっている力作。美メロディ曲から80'sダンスホールを彷彿とさせるものまで歌って喋って喉震わせて大活躍。シャインヘッド全盛期が好きな方にお薦めです。これからももって歌ってね、Dさん。(磯野カツオ)
 
SO MANY REVERBS TO CROSS / RAGANA
[UNIVERSAL EGG / WWCD047 / 輸入盤]
女性ヴォーカルとエンジニアを含む5人で編成されたポーランド在住ルーツ・レゲエ・プロジェクトの1stアルバム。生音によるモダン・ルーツ独特のエッジが効いたドライな音はどことなく80年代のUKルーツの匂いをも感じさせる。愁いを帯びた様な浮遊感のあるヴォーカルが魅力的だ。J・シャカやA・シャンティに代表されるUKモダン・ルーツの台頭と共にその波がEU全土に広がり、各国で着実に進化してると実感。(楳原豊人)
 
RENEGADE ROCKER / DUBMATIX
[ECHO BEACH / ECHO BEACH070 / 輸入盤]/span>
カナダのアーティストです。今作が3枚目。1970年代のルーツ・スタイルの振動をそのまま真空パックしているぜ。電気仕掛けの新鮮な空気が吸えるのさ。自分のフィルターを通したリズム・トラックはロッカーズ・ビートだ。ゲストが凄いよ。リンヴァル・トンプソン、ランキン・ジョー、マイケル・ローズ他、一声で存在感を示せる偉大な人達が参加。ヴェテランをメインステージに引っ張り上げた力作でっせ。(磯野カツオ)
  
INCREDIBLE MIXTAPE VOL.6 / BARBASS SOUND
[BARBASS SOUND / BBS0000001 / 輸入盤]
カツオが思わず熱くなってしまった作品です。選曲、ダブプレートの質、全体の流れを含め未体験ゾーンへ聴く者を導いてくれるサウンドなんや。じわりじわり沸点が高くなる攻撃的ラガダンスのオンパレードには参りましたね。常識を覆す破壊力とヒップホップ感覚がミックスされた刺激、全く飽きがこないですわ。ヨーロッパの知られてないアーティストも収録。センスと心意気に乾杯のプッシュ盤。(磯野カツオ)
 
ダブセッター/リー“スクラッチ”ペリー&エイドリアン・シャーウッド
[ビート / ON-U SOUND / BRC-219 / 国内盤]
シンガー、プロデューサー、エンジニアに加えエンターテイナーとも言える鬼才L・ペリー。そして70年代後半から多方面でダブの可能性を試みてきたE・シャーウッド。その二人がペリーの名トラックをリメイクし08年に発表した『The Mighty Upsetter』にパーカッションやホーンを追録しリミックスした本作。前作のダブ・アルバムとしてのリリースであるが、別作品と思える程非常に完成度の高い素晴らしい作品。(楳原豊人)
  
サベベ/ライト・オブ・サバ
[ディスクユニオン / DUKCCD01 / 国内盤]
本誌で紹介しているフランスのKingstone Connexionからのリイシューを国内盤仕様にCD化したもの。Light Of Sabaにとっては4枚目となるラスト・アルバム(78年作)。既にCedric Brooksが脱退し、元来のLight Of Saba風味が薄らいでいるので一般的には重要度が低いが、その内容の素晴しさを知っている人は長いこと血眼になって探していたはず。ベスト盤や再発シングルを何度も聴いた人ならずとも必聴。(大場俊明)
 
アルツ・スタジオ・プレゼンツ・ザ・ベスト・ラガマフィン・イン・ダ・ユニヴァース/V.A.
[ジェネオン / GNCL-1191 / 国内盤]
10年前にダブ・スタジオとしてスタートして以来、大阪だけでなく日本中のダンスホール・シーンに貢献してきたZura率いるAruz Studio。そのAruz Studioが今まで世に放ってきた約100曲の中からヒット曲、名曲などを厳選したDisc1、そしてそれらを支えたナイスなリディム・トラックを集めたDisc2、さらに初回盤にはAruz音源のミックスCDまで添付されるという豪華盤。Aruz印のヴァイブス満タン。(大場俊明)
 
ベター・ライフ〜モースト・ハイ・リディム/V.A.
[P-ヴァイン / ファーム・ランド / PCD-93205 / 国内盤]
昨年リリースされたEelmanの『Simple Song For You』に収録された「旅立ちのライオン」は、Rueedとの掛け合いも抜群のルーツ・チューンとして印象深い曲だった。本作はそのリディム“Most High”をプロデュースしたHassie率いるFarm Landによる同リディムのワン・ウェイ・アルバム。Luciano、Capleton、Chezidekから無名ながらもハートフルなラスタ・アーティストを抜擢し、全く聞き飽きない。(大場俊明)
 
HEMO+MOOFIRE・プレゼンツ・クラブ・カクタス・ヒッツ/V.A.
[バッカナル45 / BACD-011 / 国内盤]
東京・青山にて夜な夜な熱いダンス・ミュージックを爆音で鳴り響かせているClub Cactus。この小さくもイカした箱をプロデュースしているHemo+MoofireによるClub Cactusをテーマにしたコンピ盤。彼女達制作による“S-Latino”“Bad Tempo”といったリディムを使用しビシっと躍れるチューンばかりを満載。だがそこは彼女たち、納得の人選で全曲録り下ろし。さらにもらって嬉しいオマケも満載。(大場俊明)
 
トライブ・コールド・ウェストVOL.3〜オオサカ・ダブ・リヴァース/V.A.
[ウェストライブ / WST-3 / 国内盤]
関西のダブ・シーンの最深部にうごめくミュータントたちを紹介してきたこのシリーズもこの三作目で完結とのこと。お馴染みのSoul Fire、Bush Of Ghosts、Green Greenといった西を代表する(した)ユニット/バンドの曲をKen2、Altz、Taiyoといった西の異端児どもがリミックスしたもの。その手法自体も各自独特で単なるリミックス集と括れるものではなく、最終章に相応しい特濃作品となっている。(大場俊明)
 
オンマイレディオ/ミュージック・ソウルチャイルド
[ワーナー / WPCR-13199 / 国内盤]
1年ぶりの5作目。盟友カルヴァン&アイヴァンとの共同作業は、サクサク&シルキー路線でネオ・フィリーの雄としての面目躍如といったところ。しかしながら、本作のサプライズはクランクの大胆な注入だろう。仕掛け人はウォーリン・キャンベル。彼とのコラボで、ミュージック本人の奔放な音楽観が更に露わとなり、アルバムのエンタメ度を一気に高めている。メアリー・Jやダミアン・マーリーとの共演も◎。(石澤伸行)
 
フィアレス/ジャズミン・サリヴァン
[BMG / BVCP-24150 / 国内盤]
ネオ・フィリー・シーンの登竜門「ブラック・リリー」の常連だった女性シンガーが満を持してデビュー。既に多くの客演を通してその存在感をお披露目済みの彼女だが、ミッシーがプロデュースした「Need U Bad」が濃厚なラガ風味だっただけでなく、サラーム・レミ手掛けるヴィンテージ・ソウルからハイパーなクラブ路線まで、幅広な音世界をその強靭な喉で完全に牛耳っている。このブラックネスは圧倒的!(石澤伸行)
 
アヴァーント/アヴァーント
[EMI / TOCP-66848 / 国内盤]
2年ぶりの5作目は、レコード会社を移籍してのリリースに。プロデュースには、トラックマスターズといった大御所に加え、アンダードッグズ人脈の新鋭といった、初顔合わせとなる制作陣を多く起用することで、サウンドはこれまでに見られなかった色合いも。しかしながら、彼の放つ「朗々たるクールネス」はアルバム全編を貫き、記号としてのロマンティックやセンシュアルは、悉くアヴァーント色に染まっている。(石澤伸行)
 
ザ・ポイント・オブ・イット・オール/アンソニー・ハミルトン
[BMG / BVCP-21647 / 国内盤]
2年ぶりの3作目。この間、過去音源集がリリースされたり、映画『American Gangster』への出演があったりと、近年稀に見る高い露出度を誇っていた彼。本作はそんな順調な活動を受けたかのような、まさに彼ならではのソウル絵巻に仕上がっている。制作陣にはアンドレ&ヴィダル、マーク・バトソン、サラーム・レミら巧みを迎えているが、土臭くて人間臭いヴォーカルの妙が主役であることに変わりはない。(石澤伸行)
  
イグジスト/トニー・リッチ・プロジェクト
[ビクター / VICP-64606 / 国内盤]
5枚目となる新作は、ヒドゥン・ビーチからのリリースに。近作では試行錯誤を重ねてきた感の強い彼だが、本作での、淡色を重ねることで自らを浮かび上がらせるような音作りの筆致は、デビュー作の印象に近いし、静かに横たわるファンク感覚や乾いたメロウネス、そしてその上を淡々と歩む、あのナヨ声も10年前の我々に初期設定された彼のイメージそのままだ。自らの持ち味を知る者の強さを感じさせる作品。(石澤伸行)
 
セイ・グッバイ・トゥ・ラ・ラ・ランド/サイレンズ
[ビクター / VICP-64540 / 国内盤]
UKの3人娘による2作目。フーディーニやファンキー4+1といったオールド・スクーラーの定番を大胆に引用したフロア直撃曲があれば、現行R&Bやクラブのトレンドを押えたアゲアゲ・トラックがあったりと、アルバムはひたすら楽しい作りに。かと思えば、UKならではの「影ありメロディック路線」が随所に盛り込まれ、抜け目なし。米国のプッシー猫ちゃんたちをも脅かすこの徒花は、かくも美しく逞しい!(石澤伸行)
  
ザ・マン・アイ・アム/マタイ
[Pヴァイン/PCD-20041 / 国内盤]
ベイビー・バッシュを従兄弟に持つというラティーノ・シンガーによるデビュー作。西海岸では既にキャリアを確立させつつある彼の武器は、ベイエリア流儀のバウンシーなビート上で、まろやかなメロディを紡いでいく際のしなやかな喉ワザだろう。丁寧な作り込まれたトラックのクオリティも相俟って、メロウに響く歌声が、ニーヨ以降のナヨ系男性ヴォーカル・シーンの成熟を実感させて余りある作品集となっている。(石澤伸行)
 
UGLY SIDE OF LOVE / MALAKAI
INVADA / INVBB001 / 輸入盤]
ブリストルのベテラン2人組の覆面プロジェクトとしてメジャーから予定していたアルバム。紆余曲折を経て盟友ポーティスヘッドのジェフ率いるインディから晴れてリリース。ファンキーなブレイクビーツを得意とするスコット制作の60'sガレージ・サイケ味なトラックに、これまた60'sな味わいのヴォーカルが、否応にも英国の伝統を感じさせる逸品。ブックレットは地元のグラフィック・アーティストが多数提供。(飯島直樹)
 
MI TU / DICK EL DEMASIADO
[TOMENOTA / IBW 08 G08 / 輸入盤]
かのセニョール・ココナッツに「トン・ゼーとリー・ペリーがチャネリング」とまでいわしめた、放浪するオランダ人4作目。スロウなテンポのクンビア・リズムに回転数を間違えたかのような歌声で展開する変態サウンドから、陽気で可愛らしい雰囲気とアヴァンギャルドが混合した曲など、アルゼンチン発のデジタル・クンビアとはまた違った中毒性高いサウンド。ジャケ周りのセンスも相変わらず意味不明で◎。(飯島直樹)
 
RADIO FREE DC / FORT KNOX FIVE
[FORT KNOX / FKX012 / 輸入盤]
ワシントンDCから、ラウンジ〜チル色高いブレイクビーツで人気のユニットの、長い活動にして初のアルバム。ホーン隊が炸裂する、アフロ味も忍ばせたファンク&ラップから、スリーピー・ワンダーが参加したファンク・ダンスホール、味な歌を聞かせるラヴァーズ調まで、インタールードを挟みながら楽しくノセながら一気に展開。これまでのシングルで「イイんだけどもう少しパンチが」と思ってた人も満足の大名作。(飯島直樹)
 
THE LIFTMEN / THE LIFTMEN
[TWISTED NERVE / TN084CD / 輸入盤]
それぞれにシーン地下の重要バンドに関わっているブリストルのバンドの待望アルバム。Sonic Youthに絶大な影響を受けたというリーダーの、タダ者ではない個性が滲み出た、サウンド/時代感など含めたナゾ度高いニュー・ウェイヴ・サウンドで、縦ノリの曲に並ぶ横のグルーヴがなんとも気持ち良い。ダブやベースなんてキーワードはありませんが、それでも“アノ街”の臭いを強烈に感じさせてくれる1枚。(飯島直樹)
  
ミドル・テイスト・オブ・コデック/ブラスト・ヘッド
[ルーディメンツ / RMT-CD014 / 国内盤]
ニコデマスやゼブを擁し、ワンダーホイールやバスタード・ジャズ等の源流としてNYの多人種カルチャーを体現してきた名門レーベル(現在はヨーロッパ拠点)コデックのレア音源を、日本が誇るブラスト・ヘッドがセレクト&DJミックスした日本企画盤。単なるコンピ的なミックスに終わらず、エディットも多用した、まさにブラスト印なヘッド・ミュージックなトリップ(旅)ぶりに冒頭から引き込まれてしまう。(飯島直樹)

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