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EVOLUTION OF HIP HOP REVOLUTION
MICROPHONE PAGER
  
Interview by Yutaman / Photo by Great the Kabukicho
 

90年代前半、これほど熱いマイクリレーが可能だったユニットが他にあっただろうか、そう、あのMicrophone Pagerが『Don't Turn Off Your Light』(95年)以来、13年振りとなるアルバム『王道楽土』をMuro & Twigyの2トップで完成。ではなぜ今、Microphone Pagerでなければならなかったのか、両氏にじっくりと話を聞いた。
 
●このタイミングですので、まず今年の豊富をお聞きしたいです。
Twigy:オレはJazzy Sportにいく事になって、そこから新しい動きを見せられると思うから、その事を頑張りたい、と。あと服も始める事になって、それも楽しんでやっていきたい…無理せずに(笑)。
Muro:オレは“去年よりは今年”みたいな、常に一年の節目として去年を上回りたいな、っていうそんな目標で毎年やってるんですけど。
 
●今年の頭、早速ペイジャ−13年振りのアルバム『王道楽土』が出る訳ですが、ライヴ活動の予定もあり?
Twigy:オファーがあれば何らかのカタチで。
 
●それこそ大晦日に『NHK紅白歌合戦』を観てて、ここにペイジャーが出る事はないのか、と勝手に思いを馳せていたんですが…。
Muro:いつかやってましたよね、『紅白』で和田アキ子さんと荻野目洋子とキョンキョンが3人でラップ…(笑)。紅組の応援みたいので、80年代後半とか…。
 
●自分達が『紅白』に出られるのをイメージする事はありますか?
Twigy:いや、一切ないね(笑)。テレビ出てたりそこでライヴしてるのは想定できるけど、はっきり言って気にしてない。そこでの扱われ方が正解だったらオレはいつでも出るけど、編集されてカットされて向こうの思い描くカタチでオレやオレ等が出されるんだったら、出ない、派。出せるもんなら出してみろって話(笑)。
Muro:あんま考えた事ないっすね。オレとかダンス番組ちょっと出て、歓声を貼付けられてた時代だからね…拍手とか。
 
●どうしても懐疑的になってしまう。
Twigy:ジブラの番組(『シュガーヒルストリート』)位の感覚で居易い状態だったらやり易いけどね。何もやる事が違わなければ。
 
●なるほど。
Twigy:オレは瞬間的なアーティストだからリハーサルを何回もやるのも嫌だし、言う事も決まっていて、テレビってそれの極地じゃん? だからそこにオレを出せるのかな?って。ラジオでさえこうパンチライン言った後に慌ててマイクの音下げたりしてて、まあそれじゃ遅いんだけど(笑)。
 
●逆にこの作品を世に浸透させる方法のイメージはありますか?
Muro:とにかくブレがないところを伝えたくて。そこでYouTubeは手っ取り早いPRの場だと思うんですよ。無料だし、まだ2回しかあげてない状態でもう1万6千までいってるんで(1/14現在)。
 
●今回フューチャリングで参加されているアーティスト達は、やはりペイジャーのDNAを濃く受け継いでる人選?
Twigy:そんな感じだね。一番イケてる連中。人となりとやってる事、言ってる事が同じ人間が一番本物だと思うから、そういう奴らと動かしていきたい。この、黒い塊を知ってる奴らが本気でやってると思うんだよね。それって楽しいだけじゃなくて、凄く悲しくて辛い事だったりとか、そこからきてるものなんだ。それを知ってる奴らがふざけたりもできるし、笑ったりもできるし、傷つけたりもできて、そんな奴らがペイジャーのヘッズだったと思うし、その感じが欲しかったからこういう人達を選んで。
 
●久しぶりに一緒に作品を創られて、変わった部分、変わらなかった部分は?
Muro:やっぱり一番やり易い。
 
●それは何故?
Muro:気持ち的なところが、さっき言った様にブレがなく、それで今同じ時期に同じ気持ちになれてるっていうのが、大きかったんじゃないかな。
 
●同じ気持ち?
Muro:今破壊しないとしょうがない、っていう。とりあえず一度フラットにして、もう一回築き上げ直さないと、って。
Twigy:今、結構諦めモードじゃん? (このアルバムには)ラップやヒップホップやってる奴に限らず、ヒントになる、士気を奮い立たせるにはいいものが沢山入ってるかなと。
Muro:より幅広く聴いてもらえればっていう意味でのフューチャリングの世代の広さっていうのもあるし。一人でも多くのリスナーに届けばいいですね。
Twigy:それでラッパー達がムロ君やオレのラインを使ってラップしてるでしょ? そういうのを聴いてペイジャーが何なのかって事を、リアル・タイムで知らなかった人達にも見えてくればと思いながら、創ったんだよね。
 
●お二人にとって“マイクロフォン・ペイジャー”とは?
Twigy:当時オレ達みたいなスタイルの奴らがいなくて、そこをもっと黒くしたかった。当時オレはNYに半年住んで帰ってきたばっかりで、名古屋にはシーンがなかったし、東京に出てきてやってる人達のを見ても「あれ?」っていうものだったんだよね。凄く幼稚に見えて、でも都会ぶっててたまらなくダサくて、じゃあどんだけのものか見せてやるってなった時に、オレの中ではムロ君がやってる事が一番正しかった。
Muro:僕は元々(DJ)クラッシュが側にいたんで、そこから学べてるところがあるんで、また全然違うのかな、みたいな。クラッシュとウチのじいちゃんが凄く似てたんですよね(笑)。話し易くて気持ち良かったと言うか、当時クラッシュ・ポッセに免許持ってる奴が誰もいなかったんでオレが運転手やってて、毎回デモを創ってきて車で聴いてもらうのが楽しかったですね。
Twigy:あの頃はある意味日本語ラップの冬の時代でしたもんね。
Muro:ホントだね。
Twigy:一瞬の流行りみたいな感じで、一人勝ちする奴は一人勝ちしていくし、それが91年かな、第二期が95、6年なんだけど、その度に自分のやってる事が小馬鹿にされてる様な感覚に陥るというか、でもそれがメディアで表に出て、今も結局似たような状態じゃん? だからそういう本物のラッパーを届けたくて、“スカイ・ペイジャー”から取って“マイクロフォン・ペイジャー”って事で色んなところに飛ばして行く、みたいな。オレらがライヴで地方行った後、そこのサークルのりの学芸会的なラッパー達が、2度目行くと思いっきりペイジャーの格好になってて(笑)。そこで格好だけで終わらなかった奴らは今でも日本中でやってるし、そういう火をつけた当事者なのかな、って。
 
●お話を聞いてると、状況が沸点に達すると現れるのがペイジャーみたいな気がします。
Muro:前の時と今の状況似てますね…やっぱりか、みたいな。
 
●逆にペイジャーが出てこない時代は平和な様な…?
Twigy:どんなものなんだって…なまはげ的な(笑)。

 

"王道楽土"
Microphone Pager
[Nippon Crown / CRCP-40215]


【Featuring Artists】
B.D.the Brobus / D.O / DJ Ameken / Q / 漢 / 鎮座 Dopeness / The Legend$ (Den / 565) / 雷 (G.K.Maryan / You The Rock★ / Rino) / Mummy-D / E.G.G.Man / Boy-Ken / Zeebra / Uzi / Syzzzy Syzzza / Coma-Chi / Hidaddy / 剣桃太郎 / Shingo★西成 / Mikris / JBM / Mars Manie / DJ Tomiken / Suiken / Ryuzo / Dabo / Anarchy / Seeda / Bes / D.L / Gocci / Kashi Da Handsome / DJ Mash

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