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BURN DOWN / BAD FROM M BORN
  
Text by Takashi Futatsugi / Photo by Kurofin
 

大阪は南部、人口10万人にも満たない貝塚の地にどっかと腰を据え、野太い根っこははりめぐらし、その根っこの如く野太いレゲエ・ミュージックを発信し続けているBurn Down。昨年末に完成した特濃なプロデュース・アルバム『South Yaad Muzik Compilation Vol.3』のリリースを祝し、大阪レゲエの忘年会を演出してくれた。
 
 『South Yaad Muzik Compilation Vol.3』の地元大阪でのリリース・パーティが行われたのは、昨年と同じ場所=Zepp Osaka。しかも、去年と同じ日! これは、ひょっとすると恒例化の兆し?   
 
「やっぱり同じ日になりましたね(笑)。大阪レゲエの忘年会と言うてくれた人もいますけど、ほんまそんな感じになったらいいな、と思ってます。去年は僕ら仕切りでの初のバンド・ショウってこともあってテンパリまくりだったんで、今年は少し落ち着きつつも、わっしょいで頑張りたいと思います。アルバムですか? 僕らは、ほんまに自分らが欲しい、皆に聴いて、感じてもらいたい曲を一緒に作りたかっただけで、その結果がみんなに喜んでもらえたら何より、なんで。アーティストの皆さんから“ヤバかった!”と言ってもらえてよかったし。同じオケでも、これだけ違う乗せ方があるといういい見本になってると思うし、3つのオケで全15曲、僕らが言うのもなんですけど“ほんまに素晴らしいな〜”と思います。大阪だけでなく、横浜勢の絡みとか、コンビ曲の組み合わせとか含めて楽しんでもらえたら最高ですね」(Makoto)

 「他のレーベルとは違った視点でオリジナルなビッグ・チューンを生み出す」というスローガンを掲げ、サウス・ヤード=南大阪からの発信、そしてポップに媚びないサウンド主体のレーベルにこだわり続ける彼らの“心意気”に賛同するヴェテラン〜ニュー・ジェネレーションが集結したその最新コンピは、連続出場となるNG Head曰く「前2作の濃いトコロがつまってる」しっかり心に響く1枚となっている。スティーヴン・マクレガー作の“Thunder Rock” “One Peace”に、Daddy Dragonの“Dragon Beat”というオリジナル・リディムに乗っかったアーティストは実に23組。Rudebwoy FaceとArm Strongや、Rueed とNatural Weaponといった東西コンビネーションを始めとする組み合わせの妙も味わえるそのアルバムは、リリースから僅か19日後に全曲「生」で披露される。
 
一年の計はここにあり、とばかりに。しかも(前回と同じく)バック・バンドを務めるのはHome Grown! 気合が入らないわけがない、というものだ。当日は、そのライヴだけでなく、サウンド・タイムも楽しみにしてきたレゲエ・サポーターで会場はパンパンに。この日のためのダブを仕込んできたサウンドは、自分たちのシステムも運んできたBurn Downの他、Mighty Jam Rock、Scorpion、King Jamの4強。その間違いない音とMCの煽りでヒートアップした会場に、さらに火をつけたのがショウケース1部に登場したアーティストたち、だ。
 
Rueed &Natural Weaponの息の合ったコンビからスタートし、着流し姿のTak-Z &Koh-Sonsan、オレンジのツナギで揃えた55Level、そしてMongoとのコンビ曲からMison-Bが登場し、Rudebwoy Face、Arm Strong、Chehon 、Peter Man、とコンビ相手を呼び出しては次にリレーする形で熱気も冷めることなく続き、Peter Manにコールされたラガラボ3人衆=Boogie Man、Vader、Arm Strongはその1部のクライマックスを演出。Vaderと、Big Bear、Boogie ManとBear Manのコンビ曲もこの流れで披露された。バンド・ショウの2部は、Super CrissとJun 4 ShotのFire-Bコンビでスタート。彼らとHome-G、しかも「Poison」というレアな空間に狂喜乱舞する者、多数。怒涛のメドレーでオーディエンスをノックアウトしたNG Headから、JTBの流れもひたすらヴァイブス高く……コンビ曲で現れたPeter Man 、Chehonとの絡みも絶妙、だった。 

今回初参加となるPushimもソロで大熱唱。その珠玉の名曲群の中でも、いい表情で歌われた「Keep On Trying」はしっかり輝いていた。「来年も呼んでください!」というMCにも盛り上がる場内。そして、一際大きな歓声を受けて現れた大トリはRyo the Skywalker。客イジリを交えながら軽快にステージを進行させる、エンターテイナーの鑑のショウであったことは言わずもがなかと。また故Terry The AKI06に捧げた「Ever Green」で、そこら中からテリ山サインが挙がったことも。そんな贅沢すぎるバンド・ショウの後は、三たびサウンド・タイムに。もちろん、会場を後にする客は殆どいない。そこからまたユース・ラバダブに突入…。こうして、オールナイトのショウらしさを貫いた2度目のSouth Yaad冬の陣は、大盛況のうちに幕を閉じた。

 「レゲエはカネのない奴らの音楽や!と言うヒトもおるけど、俺はそうじゃなくて“カネのない奴らが、上を見て生きていく(成功する)”ための音楽やと思う! だから金持ちもカネもってない奴も関係なく楽しめんねん!」などといった名調子でオーディエンスを煽りまくるMakotoとKazu、そしてMCとの阿吽の呼吸で今かけるべきチューンを繰り出すMizoguchi、陰で支えるエンジニアのRyota、彼らBurn Downの4人は、その“現場発信”という基本を最高の形で演出してくれた。その心意気に対し、真のサポーターたちの“心の銃”があちこちで暴発(?)していたことは言うまでもないだろう。

 

"South Yaad Muzik Compilation Vol.3"
V.A.
[Victor / VICL-63136]

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