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309    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Busy Signal / Wine Gal Wine (Birchill)
ニュー・ジャグリン "Bruck Up"。クリスプなドラムとユニゾンでアタックするベースが特色でビシバシとしたリズムに絡むシンセ類も独特。この曲では80年代のT.Dolby風の音色とメロがとても印象に残る。タイトル通りのWine推進歌。
  
2. Vybz Kartel / She Know Fi (Birchill)
"Bruck"。「彼女はオレがベッドでして欲しい事を良〜く知っていて、最高だぜ」って感じのリリックス。軽妙に煽るシンセと共にリズム・パートに絡みつくようにフロウするKartlのDJは安定感抜群。こういうジャストなノリのトラックとは相性がホントいいっすね。
 
3. Movado / Drop A Knee (H2O)
オリジナル・ジャグリン "Infra-Red"。大地を揺さぶる様なヘヴィ・ボトムを強調したミックスが素晴らしい。ストイックささえ感じさせるサウンドだけど、リリックスは「世界中の女性からモテモテなオレ」って内容。ダンスホール、ジャマイカ音楽の真骨頂ですね。
 
4. Elephant Man / Infra-Red (H2O)
"Infra-Red"。こちらはノーマルなミックスで冒頭から前のめりなオラオラな一発。ピッチは超速いって訳じゃないが、DJパートがイケイケ。「立ち向かってくる奴らには遠慮なくブッ放すぜ」のガンマン・リリックス。
 
5. Vybz Kartel / Pon Di Coner (Massive B)
"Hard Grind"。オリジナルのジャグリン・トラック。シンセ・ベースの音色がイイ感じ。激しいドラム・パターンは、ちょっと90年代ダンスホール風。往年のDave Kelly風のサウンドではあります。「ストリート・コーナーでガンジャも売っちゃうぜ。オレはガンジャ・マンだからな」とDJ。
 
6. Beenie Man & Ms.Trinity / Burnin Burnin (Unseen Lab)
日本ではお馴染みの女性シンガーとBeenie Manのコンビネーション。キャッチーなダンスホールで一般にも受けそう。パーカッションが効いているポップでダンサブルなジャグリン・トラック "Kick Hard"。セクシー・ギャル・アンセム。
 
7. Estelle & Sean Paul / Come Over Remix (Black Chiney)/span>
知っている人は知っているけど、実は結構苦労人だったEstelleのスマッシュ・ヒット・リミックス。音楽的には全く問題ないハイ・レベルの楽曲を製作し続けています。Seanとの絡みも盤石。アーバンなワンドロップ・サウンドにのせた歌で今作もバッチリ聞かせます。
 
8. Mr.Lexx feat. Shams / Wine For Me (B-Rich)
ゆったりとしたミディアム・テンポのオリジナル・トラック使用、手弾きっぽいベースがいいっすね。かなりポップだけど完成度は実に高い。ジャマイカでは最近無かった音作りなので一聴をオススメします。女性にWineしてくれとねだるシンガー&DJのコンビネーション。
 
9. Gabliel feat. Movado / Ganster Gully (Loud Disturbance)
Wickedなパーカッションを配したオリジナル・ジャグリン・トラック。ストリングスがまたムードたっぷり。内容はとにかくMovadoのパートが効果絶大のギャングスタ・チューン。ゴリー出身者が、いかにごっついギャングスタかをDJ。
 
10. T.O.K / Unreal (Jump Field)
人気のミディアム・トラック "Movements"。キレイめ、メロウなサウンドでおセンチなギターが今風です。生演奏のドラム&ベースもタイトでグルーヴィ。私たちがどれだけ愛し合っているのかを説明する事は出来ない、って内容のラヴ・ソング。
 
11. Lukie D / On Fire (Taxi)
Taxiのクラシックス、Junior Delgadoの「Merry Go Round」リメイク・トラック。と言うか、殆どオリジナル・トラックを引用したサウンド。スローに、しかしグイグイとドライヴ。文句無しです、当然。「君(の体に)火をつけるぜ」って内容の求愛リリックス。
 
12. Demarco / God Nuh Sleep (Juke Boxx)
スローなジャグリン "Silent River"。浮遊感のあるキーボードが独特。このスローなピッチの打ち込みも新鮮です。いい感じにタメのあるビートも良し。「神様は何時も見ているから、今隠れている悪者も必ず裁かれる日が来るぜ」という内容。
 
13. Luciano / Work Hard (Reality Chant)
全編生演奏です。ホーンもしっかりと入っていてゴージャス。ルーツ・ミディアム "Country Living" 少しだけ、Gregory「Soon Forward」を思わせる、そんなサウンドです。ダブワイズ有りのミックスも最高。欲しいものがあるなら、一生懸命働かなきゃ、とコンシャスなメッセージ。
 
14. E-Dee feat. Jahzmyne / Between The Seets (Unseen Lab)
Isley Brothersの名曲「Between The Sheets」のカヴァー。アーシーなE-Deeのシングジェイと話題の女性シンガーとのコンビネーション。いなたくてスウィートな異色作です。トラックも「Between The Sheets」を生演奏でレゲエ化したもので、ルーツ風味もあり。

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