U-DOU & PLATY
BUSS UP from OKINAWA
Interview by Kazuhiko Maeda / Photo by Hiroto Sakaguchi
沖縄限定で先行リリースされた「ジャパン・レゲエ・フェスタ2007」の応援ソング「ハイサイ To Di ウチナー」が記録的ヒット、7月にリリースされたミニ・アルバム『Everything All Right』からも地元限定のCMソングになるなど話題の沖縄出身のレゲエDeeJayデュオ、U-Dou & Platyに3枚目となるニュー・アルバム『Buss Up』について話を聞いた。
●現在の共通目標は何ですか?
U-Dou(以下U):レコード会社を移籍した事もあるんですけど、今年はある意味勝負の年だと思ってるんですよ。ガッツリたまってるモノをいっぱい出して、県外にも色々飛び回って。今、やりたい事が少しずつ形になっていってるんで。
Platy(以下P):僕らのスタイルでどこまで通用できるか頑張りたいですね。
●そんな中で、今回のアルバムはどういったものと位置付けてますか?
P:ファーストもセカンドも沖縄テイストが強くて、聞いたら一発で沖縄って分るんですけど、逆にそういう部分にフラストレーションもありました。今回はよりレゲエっぽい事ができたし、ある意味沖縄っぽい事もできたし。1曲目から4曲目までは沖縄ノリ。沖縄では有名な曲のカヴァーもあります。「ウチナーンチュ In Tokyo」は沖縄の人に限らず、東京に出てきた地方の人が感じるであろう事をリリックにしてるんですよ。5曲目以降は、U-Douが1曲全部方言でダンスホールの現場を歌ってたり、僕がヒップホップぽいオケで歌ってたり。二人とも息子がいるので、「Come Home」のオケで息子のために歌を歌ったり。またラヴァーズも歌ってて、それにディーン・フレザーにサックスを入れてもらってインストでもいける曲に仕上がってるし。スティーブン・マクレガーやスクに作ってもらったイケイケのトラックに乗せたヤツもあるし。ミックスはスティーブン・スタンレーにやってもらったし。
●これまでは沖縄のテイストが濃かったけど、今作はより自然な融合を感じました。
P:ファーストは名刺代わり、セカンドは「2泊3日沖縄の旅」的なコンセプト・アルバム、今回はレコーディングに時間かけたっていうのもあって、前作に比べてスキルも上がっていると思うので自信作です。
●その充実感は思い描いていたものがきっちり形に出来た事からきてるんですか?
U&P:そうですね。
P:今まで沖縄感をゴリ押しで出していた分、今回はまんまのダンスホールをやりたいという意識がまずあって、それを発散できたかなって。アイデンティティを大切にしつつ、勝負していきたいですね。打たれ強いんで、負けてもまた勉強してチャレンジして。
●その打たれ強さの源って何なのですか?
U:やっぱ好きだからじゃないですかね。
P:僕は愛だと思いますよ。沖縄は土地的にも恵まれてるし、もっともっと地元で色んなレゲエが浸透するた
●最後に最近ハマっている事を教えて下さい。
U:ビリーやってます(笑)。
P:最後に何て言うんやった?
U:ヴィクトリー!!!(笑)
P:僕はシュノーケリングです。ずっとスタジオに篭りきりだったので、U-Douや後輩を海に連れてって。本土から沖縄に来る人の気持ちが分ります。
U:今年は海、入ってるね。リフレッシュできるし。
P:最高ですね。ニモがいるニモがいるって。獲付けされてるから寄ってくるし(笑)、「ニモ、ニモ、ニモ〜」って戯れてますね(笑)。
『Everything All Right』
U-Dou & Platy
[Riddim Zone / RZCD-45586]
『Buss Up』
U-Dou & Platy
[Riddim Zone / RZCD-45628]