Home GrownのI-Watchと元Banana SizeのMakochingが2004年に立ち上げたRude Fish Musicから、“Reggae Cruising”シリーズ第二弾となるレーベル・ショウケースが登場。今回もヴェテランから若手まで幅広いメンツが集結し、聴きごたえのある作品となった。首謀者の2人に、今作にかける思いを訊いてみよう。 |
今回の『Reggae Cruising : Rude Fish Music Reggae Compilation Vol.2』は、I-WatchとMakochingの2人がリディム制作を行い、そこにTruthful(Fire Ball)、Papa U-Gee、Rudebwoy Face、山師、Daisen、Goki、Haga Ranks、Bamiuda、JP、Rickie-G、Atooshi、I-Pan Dread(登場順)というメンツがそれぞれの乗りこなしを聴かせる1枚だ。じっくり&丁寧に作り上げられたリディムからはどこか90年代前半のヴァイブスも匂ってくるようで、そこがなんとも人懐っこい魅力となっている。これ、結構いいアルバムです。
●レーベルのコンセプトは? 最後にこのレーベルがめざすものを問うと、「やりたい音楽を作り続ける、独立したレーベル」(I-Watch)、「周りに流されず、作りたいものを作る」(Makoching)と答えてくれた。確かに今作はネームヴァリューのあるアーティストを揃えているわけではないが、ローカルで頑張っている連中もしっかりと紹介しながら、現在のシーンの広がりをきっちりと伝えてくれるのだ。このラフ&タフな雰囲気は、ホンモノのレゲエ・ファンならわかってもらえるんじゃないかな。 |
![]() “Master Blaster” V.A. [Victor / VICL-61875] |