1. Bounty Killer / Gangster Love (Purple Skunk) 出ました。ジャマイカでパワー・プレイ中、Bountyのシンギング・チューン。ラテン風味のギターが印象的なミディアム・テンポのメロウなサウンド。女性ヴォーカルのサポートも気が効いている。ギャングスタの悲哀を描いたラヴ・ソング。 |
2. T.O.K. / Marijuana (Purple Skunk) (1) と同リズム "Istanbul"。最近はダンスホールバリバリなトラックより、この手のソフトな音が十八番化している彼ら。今回もソツのないコンビネーションでハイグレードなガンジャを讃美。バビロン批判も盛り込んでいます。 |
3. Cham / Ghetto Story (Mad House) 今回も音楽的にはスキの無いハイ・クオリティなトラック"Eighty Five"。プロデュース能力の高さには毎回本当に感心させられる。厳しい現実の中、いかに生き延びなければならないかをリリックスに。ジャマイカのリアルを痛烈にDJ。 |
4. Assassin / Anywhere We Go (Mad House) "Eighty Five"。加工を施したリズム・パートの音色に絡みつくヴォーカル。Kartelとは又、違ったスキルを見せるAssassin。オレを欲しいギャルがいるなら、どこへだって行くぜ、って感じの内容。ビートのシンプルな反復がたまりません。 |
5. Beenie Man / Come Again (Don Corleon) ニュー・リディム "Sweat"。Techniquesの「Stamina Daddy」のリメイク・トラックと言って良いでしょう。「オレはまだまだ健在だぜ。行く手をふさぐことは許さん。」等々のリリックス。超早口なフロウで展開するスキルフルな一曲。 |
6. Busy Signal / Agony (Don Corleaon) "Sweat"。依然、絶好調なアーティスト、リリース量もドンドン増えています。「Agony」の連呼と、巧みにライミングするパートとの構成は実にメリハリが効いている。好色男子のギャルとの色恋をストレートにリリックスに。 |
7. Busy Signal / Where I'm From (Net Work) The Neptunesが制作したGwen Stefaniの大ヒット・チューンをほぼそのまま再現したサウンド。達者な歌も聞かせるチューン。語り口はソフトでも、リリックスはアケスケなセクシャルな内容。ヤリまくりたい男の欲求を歌詞に。 |
8. Busy Signal & Flava Unit / Uplifement (Stainless) ハードなジャグリン系が得意なこのレーベルには珍しいミディアム・トラック。ベースラインがグイグイとドライヴする洗練された仕上がり。ゲットーに住む人々を応援するDJをシンガーとのコンビネーションで展開。システムの矛盾も攻撃 |
9. Assassin / Roll (Black Shadow) スピード感溢れるオリジナル・ジャグリン・トラック。ヴォリュームのあるボトムの迫力が今回もポイント。シンセ類とのアンサンブルもこのレーベル独特で完全に独自のサウンド作りを確立した感あり。何をやってもBadな自分自身をアピールするDJ。 |
10. Gyptian / Beng Beng (VP) この人も絶好調。ナイヤビンギ・ドラムを中心にシンセ・ストリングス等を大胆に加えてドラマティックに進行するスロウ・トラック。地域感の争い、ガン・ショットの多発を嘆くリリックスを切る、と歌う。ストップ・ヴァイオレンスが題材。 |
11. Ras Myrhdak / I'm In Love (Purple Skunk) (1)、(2)とは別のオリジナル・ミディアム・リズム "Tropical" 使用。こちらは最近のUSブラック・ミュージックの影響が色濃いリズム・パートを配したハイブリッドなサウンド。エキゾチックなキーボードもお洒落です。ヴォコーダー使いがキャッチーなJahの愛に感謝する歌。 |
12. Boscom.X & Ras Shiloh / Chaos (Loyal Soldiers) Sly & Robbieの手による「Tribal War」リメイク・トラック。素晴らしい出来の焼き直しです。終始Boscom.Xのシングジェイがリードするコンビネーションですが、Shilohの歌パートも久々にGood。紹争、ガン・ショットを止めろ、とメッセージ。 |
13. Nina Sky & Sean Paul / Connection (Dejavu) オリジナル・ジャグリン "Connection"。USAで大人気の2組のアーティストによる期待に違わぬポップなダンスホール・チューン。ピッチが速すぎない、かつハード過ぎないサウンドはヒップホップ・ファンにも相性が良いか。男女の恋のかけ引きをコンビネーション。 |
14. Elephant Man / Bun It Up (Big Yard) Shaggy & Oliviaのヒット中ソング「Wild 2 Nite」と同トラック(ダンスホール・リミックス盤の方ね)。Bowする奴ら、その他の自分が気に入らぬ奴らを "Bun It Up" する内容。海外向けを意識したのか、分かり易いリリックになっています。 |