4月の沖縄を皮切りに始まり全国津々浦々で催されたジャパニーズ・レゲエの野外ビッグ・イベント。その最後を飾る「Soul Rebel」が10月16日に東京・日比谷野外音楽堂で開催された。当日はあいにくの雨模様だったが、開場となる2時頃にはその雨もやみ、場内は3,000人の観客で埋め尽くされた。
今や東京を代表するサウンド、Sunsetが会場をゆっくりと温めていき、遂に第一部のショウがスタート。Home GrownをバックにMCを務めるBanaが登場し紹介され出てきたのはRacy Bulletの三人衆、Ken-U、Micky Rich、Domino Kat。ビッグ・チューン「Doko」他を熱唱しフレッシュなヴァイブスで魅了していく。続いて今年ニュー・アルバム『アミシャツ魂』をリリースし「実の娘をナンパ」が札幌のラジオ・チャートのベスト10に入り、のりに乗ってるRankin Taxi、途中Fire BallのTruthfulをゲストに招いて縦横無尽なステージを披露したPapa B、そのパワフルなパフォーマンスはへたなロック・バンド以上にタイトなMighty Jam Rockの面々、と各々が独自のスタイルで盛り上げていってくれた。
ここでまたSunsetによるサウンド・タイムとなり、DizzyがMCで煽りつつ徐々にジョグリンで盛り上げていく中、最近話題のレペゼン大分の男性レゲエ・ダンサー、酋長が飛び入りして場内はダンス・タイムと化し、第二部のショウ・タイムとなる。いつ聞いてもそのスウィートな声で聞く人を癒してくれ楽しませてくれるMoomin、やはりこの現場でも盛り上がりの最大瞬間風速を吹かせてくれたH-Man、「a song dedicated」を "In This Together" リディムのアレンジで聞かせてくれ聞く人たちを感動の渦に巻き込んだPushim、そして今回初のトリを努め「Seize The Day」で会場を大合唱させたRyo the Skywalkerとすべてのアーティストが素晴らしいステージを繰り広げてくれた。
だが、それだけでは終わらなかった。最後のフィナーレには「Irie Music」の今年ヴァージョン「Irie Irie Music」に参加しているJunior Dee、Butcher、今野英明も飛び入りで参加して「Irie Music〜Irie Irie Music」のメドレーとなりアーティスト総出演で会場は大盛り上がりとなった。
毎年感じることだが、ジャパニーズ・レゲエ・アーティスト達のパフォーマンスは年々そのクォリティが上がっている。来年も今年以上のパフォーマンスを繰り広げてくれそうだ。楽しみに待とう!
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