1. Damian "Junior Gong" Marley Feat. Bounty Killer & Eek-A-Mouse / Khaki Suit (Ghetto Youths)

最新アルバムの内容も素晴らしいJr. Gongのシングル。オールドスクールな早口DJとヘヴィなビート、そして後半に登場するBountyのDJ。文句無しの1曲であります。意表をついたEek-A-Mouseの起用も見事に成功。B面はNasとのコンビで別曲収録。
2. Busy Signal / Not Going Down (Reaissance)
今回もハイ・クオリティなオリジナル・ジャグリン・リズム "Ice Breaker"。スピード感溢れるトラックで、各パートそれぞれがキレの良い音で構成されている。派手だけれどもダサくならないドラムが肝。絶好調DJ、その独特なライミングと間の取り方は実にフレッシュ。
3. Elephant Man / Bad Mind (Renaissance)
"Ice Breaker"。John Legendの「Ordinary People」を替え歌に。そのメロディアスなDJ部分ではサウンドもソフトにアレンジしてある。フランジャーが効いているミックスもお洒落な仕上がり。Bad Mind People批判ソング。
4. Mr.Vegas / Gal Over Gan (Massive B)
"Rah Rah" 以降となるオリジナル・トラック "Bang Bang"。80年代後半にTechniquesレーベルが制作した幾多のサウンドを思い出させるリズム・パート。しかし、それに現代的なキーボードをミックスさせ、古臭さを感じさせない。アンチ銃リリックスとギャル、ダンス・アンセムを組み合わせた内容。
5. Burro Banton / Cold (Massive B)
"Bang Bang"。ダンスホール・クラシックのフレイヴァーがあるこのトラックには、このヴェテランが映える。水を得た魚の様に生き生きとしたDJ。基本的には自分自身をBig Upする内容が大半だが、気にくわない奴、事柄を手厳しく批判。
6. T.O.K. / Take It To Dem (Massive B)
"Bang Bang"。冒頭からイケイケなDJパートで突っ走り、弾けたコンビネーションでこのグループの魅力が全開。若者へのコンシャスなメッセージ、Bad Mind批判、自分たちの実績をアピールするリリックスをミックスした内容。
7. Sizzla / Bright Sunshine (VP)
Digital-Bプロデュースのニュー・シングル。美しいホーンの調べに導かれて登場するSizzlaのゆったりとしたグッド・チューン。アフリカへの思い、バビロンへの批判を落ち着いたシングジェイで。ステディなドラムとベースのコンビネーションはB.Dixonならではの音。
8. Ward 21 / One Week Pass (Natural Bridge)
Shabba「Love Punanny Bad」リメイク・トラック。制作はSteely & ClevieとC.Birch。単なる焼き直しではないハード・エッジな音造り。ドラム、パーカッションのアタック感を強調した現代型のリアレンジ。同時発売のMr.Peppaもヘヴィ・プレイ中。
9. Buju Banton, Thriller U & Capt. Barkey / Jump Fence (Natural Bridge)
"Love Punanny Bad"。今やヴェテランの域に達したアーティストがオールド・スタイルでコンビネーション。3人共にイケイケでモテモテな事をアピールするリリックス。途中で大胆に音がフェード・アウトする展開も意味不明ながら面白い。
10. I Wayne / In I Arms (Don Corleon)
当レーベルからの単発リリース。ジャマイカでは以前からプレイされていた1曲だ。"Drop Leaf" 系のリズム・パターンでラテンなギターが絡むミディアム・テンポのトラック。彼の持ち味にはピッタリな切ない恋心を歌うラヴ・ソング。
11. 14K / On Top Of The World (Stone Love)
ミディアム・テンポのオリジナル・トラック。Wayne Wonder、Coco Tea等でもお馴染みの定番カヴァー曲。B面はJohn Legend「Ordinary People」のカヴァーで、こちらがグッド。サウンドもこのヴァージョン用にあつらえた物で文句無しの出来。
12. Bounty Killer & Bunny Rugas / Down In The Ghetto (Taxi)
"Bam Bam" リメイク・トラック。本家本元のリメイクながら、しっかり新味は加えてあります。よりアグレッシヴになったリアレンジ版。Bounty十八番のゲットー・ピープルを代弁、苦闘を語るリリックスにThird Worldのリード・ヴォーカルが重厚にコンビネーション。
13. Nanko / Lucky You (Down Sound)
オリジナル・トラック "Sweet Sop" 話題曲。芸歴ウン十年の様なしっかりと落ち着いた歌唱。随所にヴォコーダーを使った独特のミックスもムードを高めている。「オレは自分の女を見つけなくちゃ」のリフレインが耳に残る展開で、恋愛を欲するリリックス。スウィートだけど、一寸苦味のある曲に仕上っている。
14. Elepant Man, Spragga Benz, Cobra / Out In The Streetz (Benz)
Jr.Gong「Welcome To Jamrock」のトラックをそのまま使ったリミックス。それぞれお馴染みのバッド・マン・リリックスをメドレーで聞かせる。B面はNep-tunes制作、Gwen Stephani「Holla Back」のトラック使いでEleのガンジャ・チューン収録。