1. Elephant Man / Chaka Chaka Dance (Fire Links)

またしてもアッパーなジャグリン・トラック "Chaka Chaka"。バンジョーも入ったカントリー・ミュージック的要素がふんだんの異色なサウンド。それに4つ打ちのドラムが加わりダンサブルな仕上がりに。ニュー・ダンス・リリックスです。
2. Beenie Man / Dance To Chaka
(Fire Links)

"Chaka Chaka"。イントロから「チャカ、チャカ」の連呼で全開の久々にキャッチーなBeenie。彼らしいキメの細かいリリック展開で進行するダンス推進ソング。自分がBad Manである事もソツなく加えた歌詞内容。
3. Vibz Kartel / Faggot Correction
(Don Corleon)

Don Corleon版 "Stepz" リズム。本家のものよりゴリゴリとしたソリッドなサウンド。物真似込みで攻撃されたSpragga Benzへのコントラクション・ソング。言葉の汚さではこの人にはかないません。終始ノンストップでまくしたてる悪口の雨あられ。
4. Vibz Kartel / Dutty Panty
(Don Corleon)

 "Stamina Daddy"、"Super Star" 系のドラム主導のオリジナル・トラックの出来が素晴らしい。(3) でも触れたが、現代風のソリッドな音作りがKartelのDJに良く似合う。かなりお下劣でストレートな下ネタはコミカルですらあります。
5. Vibz Kartel / Weh Yu A Seh
(Don Corleon)

こちらはLil'John真っ青のクランクなサウンド。延々と韻を踏みまくる気合いの一枚。Bad Manはどれくらい女性にモテモテかをDJ。スケベ度は (4) 等に比べると控えめでクール＆テクニカルなチューンに仕上がっている。表現は彼らしくストレートですが。
6. Elephant Man / God Line
(Vendetta)

ジャマイカでは今も定番の80'sヒット曲「Foot Loose」をダンスホール・ヴァージョンに変身させた "Black Attack"。ディストーション・ギターを効かせたファンキーなトラックでドラム連打も原曲のムードそのまま。DJも「Foot Loose」替え歌。
7. Daville / Wine It Up (Vendetta)

"Black Attack"。こちらもWhamの80'sヒット曲「Wake Me Up...」をアダプト。「Wine It Up Like A Go Go〜」とポップに展開するダンス・アンセム。原曲自体ジャマイカでは根強い人気なだけにヒットは確実。
8. Assasin / God Bless (40/40)

ニュー・トラック "Bubble Up"。当レーベルらしいシンセが派手に飛び交うサウンド。リズムもシンプルながら小気味が良い。「オレらには神がついてるからCan't Testだぜ」をサビに進行するリリックス。自分達を邪魔する奴らはアホだぜって内容。
9. Vybz Kartel & Lukie D / Crusing
(Mo Music)

いつもハイクオリティなトラックでお馴染のこのレーベル。今回もGoodなジャグリン・リズム "Rucks" で一挙リリース。ゆったりとしたミックスが特徴で、ハンドクラップ音がアクセントに。ボトムの重量感も文句無し。フレッシュなホット・ギャル・アンセム。
10.Lexxus / Booty Clap (Mo Music)

"Rucks"。もはや名人芸のスムースなDJが聞き所。この手のトラックは本当に得意ですね。途中Nelly「Flap Your Wings」のフレーズもパクリながら女性を煽る、煽る。基本的には自分がモテる事をアピールしてるのも彼らしい。
11. Wayne Marshall & Vibez Kartel / Inhale It In Yuh Lungs (Young Blood)

rie FMパワー・プレイのトラック "Step Father"。パーカッションがふんだんに入った軽快なサウンドで、ちょっとポコメニア風。Eddie Grant「Electry Avenue」かえ歌のガンジャ・チューン。同時発売のMr.G他もGood。
12. Cecile & Mr.G / Because Of You
(Young Blood)

"Punanny"。坂本九さん「上を向いて歩こう」（Sukiyaki）の歌詞を下ネタに替えたPunannyネタリリックス。「サイズと具合がどうしたこうした」って内容を掛け合いでコンビネーション。ラジオ・ヴァージョン有りです、勿論。
13. Spragga Benz / Ready Now (Hard Drive)

オリジナル・ジャグリン "Wild Out"。オケ、DJ共に強烈な一発。シンセ＆リズム・パートがアグレッシヴに反復するド派手なサウンド。タイトル通りのBad Manリリックで、怒りの矛先は誰か、もうお分かりでしょう。同時発売のKartelと対をなす1曲。
14. Tony Curtis & U Roy / Give Thanks For Life (Free Willy)

Lady Sawのアルバム『Strip Tease』収録曲「Dedicated To Mama」で使用されていた "He Speaks"。同トラックでBeenie Man、Wayne WonderがFMでヘヴィ・ローテションだったが、これもナイス。御大U Royの変わらぬDJと真面目なシンガー・パートが噛み合っている。ほぼR&Bな音作り。