1. Elephant Man / Ova Di Wall (King Of Kings) 話題のトラック "Dancehall Rock" 。ディストーション・ギターが特徴的なサウンドは、各曲によってアレンジが異なっている。ライヴ感覚溢れるドラム、ベースのパートがヤバい仕上り。同トラックで3曲リリースのEle、どれも大人気。これはニュー・ダンス・ネタ。

2. Beenie Man & Cecile / The Ting (King Of Kings) "Dancehall Rock"。大ヒット曲「Dude」とほぼ同路線の内容。かなりストレートなリリックスで満足させてくれる「The Ting」を欲しがる女性とそれに応えるDJのコンビネーション。唸るギターがバッチリはまるミックスも素晴らしい。

3. Assasin / Do It (King Of Kings) "Dancehall Rock"。これは明らかにVibez Kartelへの攻撃ソングでしょう。「オマエ、自分がBadだと思ってんのか」とケンカを売って、矢継ぎ早に挑発リリックスをDJ。ミックスも、他曲よりもアグレッシヴでソリッド。

4. Calibe & Elephant Man / Walkin On Sunshine (Play House) Kathrina & Wave往年の大ヒット曲をカヴァー。オールド・ファンにはDolly Partonのヴァージョンでも有名ですね。当レーベルらしい洗練されたポップ・ダンスホール。女性シンガーに絡むElephantも控えめで良し。爽やかなラヴ・ソング。

5. Cobra / Any Man (Play House) (4) と同トラック "Sunshine" 使用。セクシー・ギャルに何も感じない野郎はバティ・ボーイだとDJしながら、ギャルをBig Upする内容。基本的に女の子大好きな自分をアピールし、サビのキャッチーさでヒットしそう。ラジオ・ヴァージョンも笑えます。

6. Vibez Kartel / Buy Out The War (Fat Eyes) "African Beat" リメイク・トラック。Singing Mellody「Let It Flow」で使われていたものと同一。これはAssasinへの攻撃リリックスでしょう。かなり凶悪な罵り、威嚇で構成されたDJを、パンチのあるミックスに乗せて。

7. Sizzla / Be Strong (Don Corleon) オリジナル・トラック "Drop Leaf"。スムースなサウンドに硬めのリズムを効かせたスロー・リズム。R&Bフレイヴァとルーツ系の音を融合させたハイブリッドな仕上がり。当レーベルらしい流石の音作り。民衆を勇気づけるSizzlaのチャントもハマってます

8. Ward 21 & Bounty Killer / Badda Than Da Remix (Loony Bin) Ward 21のメンバーSuku制作のジャグリン・リズム "Water Crackers"。ズッシリ思いボトムが特徴のシンプルなサウンド。この手の良し悪しはDJ次第ですね。これはバッチリ、たたみかける両者のバッド・マン・リリック。ヒット曲再演です。

9. Wayne Marshall & Tammy / Why (CJ) オリジナル・トラック "Sicily"。シチリア風なのかどうかよく分かりませんが、タンゴを思わせるエキゾチックなサウンドは個性的。フラれた男性と、フった女性の掛け合いを歌詞にしたコンビネーション。未練タップリのMarshallパートが面白い。

10. Sanchez & O.Clarke / Show Mi A Sign (Check Mate) メロウなミディアム・オリジナル・トラック。サビのバック・コーラスも最高です。紛争、戦争等の争いが絶えない現状を見つめ、平和を訴えるメッセージ・ソング。歌詞はコスペル風でもあります。ダブ・ポエットも途中にフィーチャーしたグッド・チューン。

11. Tremma.com / Let It Burn (Stone Love) 多分、初登場となる新人シンガー。Usher「Burn」のカヴァー。Techniquesの古典「Queen Majesty」と「In The Mood For Love」をミックスしてリメイクした様な軽快なトラックはいい感じです。歌はもうちょっと頑張れ。

12. Anthony Cruz / If You're Not The One (Kickin) こちらはCulture「Jah Jah See Dem A Come」でも知られる "Heavy Rock"　リメイク・トラック。Daniel Bedingfieldのカヴァーをヴォコーダーも交えて快調にシンギング。ロッカーズなドラムもグッド。

13. Alicia Keys & Sizzla / If I Ain't Got You Remix (Music Mecka) またまた出ました。しかもこの組み合わせ。オリジナルのミディアム・トラックで、SizzlaのDJ、リリックもこの曲の為のオリジナル、イントロからノッてます。サビのメロと歌はどんなオケでも天下無敵です。

14. Red Rat / Hush (Big 'N' Mighty) 大分以前からジャマイカのFMでヘヴィー・プレイされている一曲。Red Rat久し振りのヒット。アメリカで大ヒット中E Manの「Don't Want You Back」のカヴァー。完璧に歌っていて、新境地開拓。今年はコレでいっちゃうかな。