1. Elephant Man / God A Dweet (Stone Love) 当レーベルからは「Tall Up Tall Up」以来のリリース。Sam Cook「Cupit」の替え歌。Bad Mind、行いの悪い奴らは皆 "Bun Down" だって感じの内容。我々の神様について行こうぜと言う内容でもあります。

2. Vybz Kartel / When Yu Buck Her (Don Corleon) 現在のところ、この曲のみに使用されているオリジナルTrk.使用。これが凄い。ネプチューンズ真っ青なソリッドな音作り。音色は限りなく生に近く、ドラムの打ち込みは正にオリジナル。最近十八番のセクシャルな表現たっぷりのエッチなリリックス。

3. Wayne Marshall & Vybz Kartel & Bounty Killer (Don Corleon) "Good To Go" の追加リリース曲はこの豪華初顔合わせ。Marshallのヴォコーダーを効かせた歌パートをサビに展開するガンジャ・チューン。赤い目をしたDJ2人のハイグレード・アンセム。息の合った絶妙の絡みが聞き所。

4. Elephant Man / Party Allnight (Big Jeans) "Blue Drawrds"、"All Out" 等、リリースするトラックは確実に当ててくる当レーベル。今回も独自路線の洗練されたダンスホール・サウンドで勝負。お洒落なキーボードがナイスなアクセントの "Check It Back"。「パーティで一晩中楽しもうぜ」云々とDJするパーティ・アンセム。

5. Lady Saw / Been So Long (Big Jeans) ディスコ、ダンス・クラシック風サウンドとそれっぽいシンガー・パートの異色作。80年代の音作りをまんまで楽しめる娯楽作でもあります。「ドクター・デイビス（a.k.a Beenie）緊急治療室に早く！」のイントロで始まるギャルのドクターのお話。

6. Bounty Killer / Stand Firm (Echo) "Check It Back"。なかなか上手い歌パートと、DJの1人2役を完璧にこなす流石の１曲。意外と言っては失礼だが、あまりエッチじゃない男女交際の歌。「It's Been So Long Since You Touch Me」、もうつき合ってられないわと男に三下り半 。途中の寸劇も面白い。

7. Shaggy & T.O.K & Ice Man & Maxi Priest / We Like To Party (Big Yard) Jay Zが同トラックでラップしてても全く違和感がないヒップホップTrk。勿論オリジナルだけど、キーボードの音色は全米を賑わせているトレンドど真ん中のそれだ。四者四様のポップなコンビネーション。Maxiのパートがナイス。一番歌ってます。

8. Shaggy / Stand Up And Fight (Big Yard) こちらはKeith & Tex永遠の名曲「Stop That Train」のリメイク・トラック。ピッチをかなり速めたリメイクが多い同曲だが、これは違う。オリジナルのゆったりしたテンポそのままにじっくり盛り上げる重量感のあるサウンド。世の不正に対して断固闘う姿勢を示す硬派なリリックス。

9. Beenie Man & Marcia Griffiths / Closer To Me (Fresh Ear) R&B風のスローなTrk. "Timeless"。一昔前のTabuレーベル系のアーバンな音作りでかなりスウィート。意外な組み合わせでコンビネーション・デュオするラヴ・ソング。2人の年の差はともかく、実力派同志だけに危なげなし。大人のための甘い1曲。

10. Bounty Killer / Bad Man Gradvation (Hands & Hearts) アグレッシブな打ち込みジャグリンリズム "Chronic"。ドラムに絡むパーカッションが特徴のスピード感一杯のトラック。不穏なシンセに導かれてスタートする情け容赦なしの凶悪なリリックス。バティマンやオレにタテつく奴は許さないぜって内容。

11. Buju Banton / Every Body Knows (Young Blood) ギター1本で構成されたBujuらしい1曲に。バックの女性コーラスも切なさを盛り立てて、いい感じ。多くの人々が苦しみ、悲しんでいる状況を嘆き、「いつまでこんな事が続くのだろう、多くの予言者達が現れては死んでいった」等々とシングジェイ。

12.Tony Curtis / Walked Outta Heaven (Flabba Music) 耳障りの良いだけの軽く工夫のないカヴァーやラヴァーズ風の曲が多い中、やはりこのレーベルは一味違う。しっかりドライヴするベースラインをベースに、腰にくるサウンドを構築。スキの無いミックスも最高。Jagged Edgeの大ヒット曲のカヴァー。実にいい感じ。

13. Ghost / Try It On My Own (Monster Shack)Elephant Manが「Not Afraid」でパクったWhitney HustonのR&Bヒットをカヴァー。ピアノが効いてます。今回はGhostも無理なく気持ち良さそうに伸び伸び歌唱。いつも以上に余裕があって二重丸の出来。セミ・アカペラで始まるB面のヴァージョンも良し。

14. Alicia Keys & Red Fox / If I Ain't Got You (Reggae Bus) 既にクラシックの呼び声高い名曲のレゲエ・ヴァージョン。"Sick" でお馴染み「Down In Jamaica」のDJとのコンビに作られてます。勿論オリジナル・ヴァージョン、フィーチャーリングKanye Westの同曲パート2には比べるべくも無いですが…。