1. Vibes Cartel & Wayne Marshall / Why You Doing It #2 (Don Corleon)
目下絶好調の当レーベル。又々の現地大ヒット"Good To Go" トラック。「Can't Let You Go」等のUSヒップホップに触発されたか、ギターをふんだんに使ったソリッドでスピーディーなリズム。Marshallの歌メロがスゴイ。
2. Elephant Man / Stop Hitch (Don Corleon)
"Good To Go" トラックも速いが、ここでのElephantの超早口DJは圧巻。次から次へと弾き出されるリリックスの連射又、連射。右、左とスイッチしながら切れ込んでくるシンセが更に盛り上げる。女性への怒りを訴える内容。
3. Wayne Marshall / Do It Tonight (Builders)
最近数多いメロディアスなキーボードを主体にしたトラックの中でもピカイチな "Gull Up" 。スムースでライトタッチなサウンドは従来のダンスホールにはあまり存在しなかったものだ。タイトル通りの「今夜やろうぜ」って歌詞をポップにシンギング。
4. Spragga Benz / To The Right (Builders)
"Gull Up"。 「Moving To The Left, To The Right」をフックに進行するダンス先導ソング。きっちりライムしながら、メリハリをつけた曲構成でヒット確実。SE的なサンプリングが要所に入ってるのもこのトラックの特徴です。
5.Sizzla / There She Goes (Mo' Music)
"Scream"。最近多めのドラム・パターン("Caribbean Style" で使われている様なもの)をよりスマートにした感じでハイクオリティ。これは抜き差しの多いミックスで、力強いチューンに。切ない男心を熱くDJするSizzlaならではの曲。
6. Ward 21 / Gangsters (Mo Music)
久々のニュー・トラック "Scream"。 今回リリースされた一連の同トラック曲は、それぞれかなりミックスが違っていて面白い(Elephantの曲にはスティール、トラムが入っていたり)。中でもこれはイントロからシンセベースが唸る出色の1曲。
7. Beenie Man / Dickie Dickie (Jammy's)
Ward21のSuke制作オリジナル・ニュー・リズム "Sign"。Timbalandもビックリの打ち込みビートがヤバイ。パンアフロな黒い音色とパターンにスキルフルなDJが絡む様といったら。好色絶倫ネタをMissy「Work It」のメロで。
8. Elephant Man / Fuck U Sign (Jammy's)
"Sign"。リリック内容的には、Baby Cham「Middle Finger In The Air」とほぼ同じ。ダメな奴、Bad Mind、ニセBad Manに「Show Dem A Fuck U Sign」と展開。サビの触り易さでヒット確実。
9.Ward 21 / Pum Pum Party (Awful)
"G-Strings" 系のニュー・トラック "Party-Raid"。殆どドラム・パートとキーボードのみで構成されたサウンドはスローながら、独特のドライヴ感を生み出している。予想不可能な変幻自在のマイク・リレーで下ネタ全開。
10. Wayne Marshall / All Night Long (Stone Love)
R. Kelly「Snake」のダンスホール・ヴァージョン "Bagdhad"。元ネタがほとんどダンスホールなだけに全く無理なくハマってます。「オレの届ける音楽で夜通し躍ってくれよ」って感じのリリックス。R. Kellyに全然負けてません。
11. Vibes Cartel / Fasion (Hands & Heart)
インスト・ヴァージョンだけ聴くとまるで、アフロハウスの様なトラック "Hindu Storm"。パーカッション等のエキゾな要素がカッコ良く生かされたサウンド。「Beware Of The Boys」を思い出させるとこも。身なりばかり気にする人へアドバイスする内容。
12. T.O.K / Fan U Can Can (In The Streetz)
オリジナル・ジャグリン "Forensic"。"Pon De River..." そっくりのリズム・パターンでダンサブルな仕上がり。オリエンタル調のイントロからキャッチーな展開で一気に。女の子へのメッセージ・ソング。「下らない事してるより、もっと楽しんでこうぜ」って内容。
13. Wayne Marshall / Love The Way (CJ)
ナイヤビンギ・ドラムが印象的なその名も "Zulu Chant"。ゆったりとしたトラックに一寸甘めのヴォーカルがしみますね。控えめなギターとバック・コーラスも気が利いている。純な愛をスッキリ歌う芸の幅の広さは流石。
14. Warrior King / A Friend In Deed (CJ)
"Zulu Chant"。現代版「Rasta Man Chant」とも言えるサウンドには適役なDJだけに文句無し。親密な友人を亡くした悲しみと、それ故に友は大事にしなきゃいけないとじっくりとチャント。しみじみと聴き入ってしまうグッド・チューン。