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 こちらでは、フランスとの友情を確かめようと、ブッシュ政権が奔走している様ですが、小泉首相も一役買おうと、お忍びでテキサスにいらしてましたね。同時に、フランス経済関係のヒストリーや、現状を報道する番組も増えて、なんか、旧日本を思い出します。軍閥、財閥と良く言いますが、今のアメリカは正にそういったムードで、ある意味では、日本は鎖国にも拘らず、ヨーロッパと共に人間的に成熟していたのですね。

ただ、今、この薬漬けのテキサスの牛肉を喰って育った、体だけデカイ若者は、人類の行く末を決断するだけの影響力を持っている様なので、実に危険ですな。ユダヤ系の経済がバックで暗躍しているのも怖いし。韓国と日本の関係も、こちらでの報道を見ている限りでは、微妙ですな。過去の侵略を認めるならという条件がついている様ですが、それは賠償金を払えという事みたいに聞こえるのですが、それが現日本の政府に責任があるかというと、無いですからね。現日本の政府は、戦勝国のガイドによって作られていて、そういう事は戦勝国に言って欲しいと思うのは、無責任なんでしょうか? もし、噂が絶えないM資金が存在していたなら、そこから賠償できたのに、進駐軍と歴代の黒い日本の首相達が使い果たしてしまったみたいだしね。経済ではなく、人類の生活を豊かにする科学に、我々は向かうべきではないでしょうか?

今月のヒップホップ政治家  なんとなく、その複線は一杯張っていたんだけど、ついにラッセル・シモンズが、こちらで言うロビイストみたいになって来ました。次は議員という噂もありますが、なんでもヒップホップの今、やっと政治家が誕生しましたな。6/3、NY知事と会見したラッセル・シモンズは、知事に、こちらでいうロッカフェラー法を改善して欲しいと要請したと発表。この法は、70年代の知事だったロッカフェラーが、ドラッグ・ディールで有罪になると、その内容がどうであれ15年の刑を処すというもので、多くの暴力が関わっていない比較的社会に害の無い容疑者達が重い刑を与えられている。勿論、ある意味で、マイノリティーがこの影響を受けてきて、貧困層の働き手が貧困から逃れようと魔が差した感じでドラッグに関わっても、重罪を課せられて家族が残された場合、家族が社会保障に頼るしかないという数々の悲劇を作りだして来た。というのが、ラッセルの言い分でもあるのですが、パブリック・エネミーの事を当初、ギャングだと思っていた彼に、果たしてそういった政治のセンスはあるのでしょうか? 単純に、自分の入所しているアーティストを早く出所させようとしているのかも?

今月のODB  出所後、ニュースが途絶えていたと思ったら、なんとダート・マクガートと改名して、またまたなんと、ロッカフェラとサインしていたODBだが、ウータン・サイドが彼の出所後、発表した動向とは、やや事実関係が違った様だ。しかも、ロッカフェラの発表後にコメントを求められたレイクワンは、何も知らなかったと表明。これに対してのダート氏のコメントは、刑務所に入っている時、ウータンからのサポートが無かった、との事。しかし、ロッカフェラとは一体、どんな内容のアルバムを出すのでしょう?

今月のフロリダ移民局  政治に顔を出す割には、旧友を置き去りにしている感のあるラッセル・シモンズだが、彼のアーティストの1人、スリック・リックが、前回の移民法違反のカドで今もフロリダの拘置所に入っていた。アメリカの法律では、市民権が無い人間が刑罰を5年以上受けた場合、国外退去をしなければならないという、目茶苦茶なモノがあって、彼も90年の判決で、5年と数ヶ月を刑務所で過ごしたのだが、彼のお沙汰が延期になり、もう一年近く拘置されている。彼のパブリシスト、ビル・アドラーによると、拘置所内でも弁護士などとの連絡にも制約がつき、不当な扱いを受けているとの事で、一般より多額の税金を払ってきた彼をアメリカに滞在させるべきと怒りを表している。ウィル・スミスがサポートしてるなんてマジなのかね?

今月の入隊  なんと、クールJとのバトルに破れたキャニヴァスが、陸軍学校を卒業して入隊していた。常にその彼のリリックでも軍隊用語が出てきた彼だったが、ラスト・アルバムでもその引用が目立ち、「Draft Me」なんて曲がありましたが、徴兵制度はアメリカでは廃止になったので、ボランティアで兵隊になっていらしてました。今回のイラク侵攻も、全員がボランティアだったという、新しいバカの使い方を覚えたアメリカ軍ですが、末恐ろしいですな。こっちのキャンペーンのコマーシャルは、ヴィデオ・ゲーム仕立てで、税金でマス・デストラクションが出来る(大量破壊?)!てなノリで、アラブ人は人間じゃないのか?

今月の写真 列車だけが活動の場では無い。エアロソールのアップの仕方。




沼田 充司
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DJ/プロデューサー。 レーベル<ブダフェスト>主宰。 雑誌『ブラスト』でも執筆中。 ニューヨーク在住。 (Photo by Tiger)