1. T.O.K. & Beenie Man / Bring It On (South Rakkas)

以前からIrie FMを中心にパワー・プレイされていたトラック "Clappa" 使用曲。日本人にも馴染み易いシャッフルっぽいビートの反復が特徴(Mr.Vegas絡みのニュー・レーベル)。文句のつけようが無いキャッチーなコンビネーション。
2. Capleton / Clappin (South Rakkas)

"Clappa" 。David House Crewをフィーチャーしたダンサブルな一曲。SE的に配されたキーボードも効果的に煽る。「ホットなギャルも、ファットなギャルもクラップ、クラップ、クラップ!」と先導するダンス推進チューン。
3. Irish Man / Part Time Lover (South Rakkas)

"Clappa" 。言わずと知れたStevie Wonder往年の大ヒット曲カヴァー。ベースラインは "Sleng Teng" に似ているが、このトラックのアイデアは「Part Time Lover」元曲からと思われる部分が多々ある事に気付くはず。ベタな曲だけど、ダンスホールらしい一曲。
4. Elephant Man / Krazy (Don Corleon)

今年最注目のレーベル。"Mad Ants" に続く大ヒット間違いなしのニュー・リズム "Krazy" を使用。ハードな音色を多用してシンプルなリズムを際立たせる方法論は、今回も光っている。世の中の様々なクレイジーな事柄を次々に攻撃する内容。
5. Elephant Man / Bad Mind (CJ)

ドラムンベースっぽい異色トラック "Robbery"。チキチキしたサウンドでスピード感のあるオリジナル・リズムだ。「Move Dem ボンボクラ」をフックに、バッド・マインドな人間、政治家を批判するバッド・マン・チューン。同トラックのW.Marshall & Ward 21もグッド。
6. Buju Banton / Paid Not Played (Penthouse)

ニュー・アルバムの目玉曲のひとつがシングル・カット。以前紹介済みのBlach Shadow "Suprize" を使用。イントロがテンション高めで迫力がある。真面目な女性が好きなBujuのメッセージ・ソング。B面は「One To One」収録。
7. Morgan Heritage / Men In Love (Digital-B)

Buju「One To One」、Sizzla「Thank You Mama」と同トラック使用。今回はR.Kellyっぽい歌で迫るR&B色の強さで新境地に。わざとらしいドラマチックさが無くて良い感じの仕上がりだ。スウィートな一曲。
8. Singing Melody / Drive Me Crazy (Digital-B)

Augustus Pablo「Java」のリメイク・トラック。原作をほぼ忠実に焼き直して、生のホーンを加えたしっかりとしたサウンド。このレーベルお得意のパターンですね。愛しい人に切々と訴える歌詞はサビでグッと盛り上る。
9. Luciano / Love And Unity (Black Scorpio)

Melodiansのロック・ステディ名曲「Come On Little Girl」リメイク・トラック。戦争の絶えない世の中へ向けてのメッセージ・ソング。「人類は何故、馬鹿げた事をいつまでも続けるのか」と問い掛けるLucianoの声に嘘はありません。
10. Capleton & Josie Mel / Free Out (Vikings)

ミディアム・テンポのオリジナル・トラック。中々麗しい感じのグッド・トラックで歌、DJ共にフィットする。Melの歌に導かれて登場のCapletonのパートも王道をいっていて良し。バビロンの生活から脱却しよう、自然に帰ろうというリリックス。
11. Bounty Killer / Full Surface (BK)

NYで大ヒット中の50 Cents「In Da Club」、そのトラックをそのまま使ったシングル。Dr.DreのWickedでダークなサウンドにBountyもバッチリはまる。「Guilty」路線のストリート・アンセムをコーラスも交えて展開。
12. Bounty Killer / The Correction (BK)

Erick Surmon「React」から「Addictive」(a.k.a.「Bollywood」)にスイッチするトラック。Beenie Manの大ヒット曲「Red Red」へのコントラクション・ソング。歌メロもそのまま流用した痛快作。
13. Shaggy / Strength Of A Woman (MCA)

アルバムからの第二弾シングルは予想通り「Angel」にムードが良く似たこの曲に。Smokey Robinsonの名作「Tracks Of My Tears」をモチーフにした、と言うかパクったのが分かる人には分かるハズ。とは言え、悪くない甘めのスムースなチューン。12"カラー・ヴァイナル。
14. Jay Z / Bonnie & Clyde etc. (Forda Street)

リミックス・シリーズの12"シングル。Jay Z & Beyonceのリミックスは、元曲よりも確実に踊れる仕上がりで、現場的にも重宝しそう。まあ、元があれだからね。他にSizzla、Elephant、Frisco Kidリミックス全4曲収録。