この時期は、メイジャー・レコード会社が、新たなアーティストとサインしている時期なんですが、最近は、争奪戦とかあまり聞かなくなりましたな。戦といえば、コレ書いている時点で、パウエル長官が、イラクはやっぱり怪しいなんて、怪しい証拠を沢山上げていましたが、やっぱり戦争になるんでしょうか? アル・ケイダとイラクの結びつきも、そうとういい加減って感じだけど、関係しているのが悪ければ、なぜ、クウェイトとかパキスタンは、もう咎められないのでしょうか? それどころか、裏金流しまくっている在日とかさ、テロリストか、悪魔の手先か、誰のなんだか知らないけど、結局、戦争はあらたな憎しみの種を植えるだけで、何年か後に爆発するだけで、本当の世界平和を望んでいるとは思えません。しかし、これが本当に噂の様に演出された戦争なら、アカデミー賞もんだけど、反戦運動はあまり活発じゃないね。その貴様は一体何をやってるんだ?って聞かれるけど、ビラまいたり、ポスター作ってますよ。今、簡単にフォトショップでポスター作れるから、お試しあれ。勝手に貼って捕まっても俺は知らないけど?
●今月の50センツ
日本ではどうだか知らないけど、アメリカじゃ凄いことになっている50センツ、話題は尽きない。先月は、マネージメント先のヴァイオレーターのオフィスで銃撃事件が起きたのだが、それは彼の取り巻きがマネージメントへの不満を表すゼスチャーだったと言われ、ジャム・マスター・ジェイの暗殺も、彼の影響とも言われている。なにしろ、ジェイが彼を発掘したと言われるが、地元が一緒なのでそう言われているのだろうが、その彼のアルバムが、最初の予定の2/11から繰り上げられて、2/6、イン・ストアとなった。元クラック・ディーラーだった彼が、生まれてこのかた、仕事をしたことがないと誇りを持って言っている
"Get Rich Or Dietrying" は、今の世相を大きく象徴している。良いのか悪いのかは、分かりかねます?
●今月のマーダーinc
同じくクイーンズ出身の彼らだが、ギャングとの関係が取り沙汰にされ、警察などの捜査が入っている。クイーンズ出身のクラック・ディーラーが、レーベル初期に資金を工面したと、内部から告発されたアーヴ・ガッティだが、これを全面否定。しかし、最近逮捕されたギャング・メンバーなどの証言もあり、その関係は明らかとなっているが、この浮上した男は、ケネス・マクグリフというタブロイドには何度も登場している有名ドラッグ王で、新聞によると、マーダー・インクから数回に渡り多額の小切手や、ショウへのバックステージ・パスなどを受け取ていたという。"Wanksta"で、すっかりコケにされて居るジャーも、もう一般には飽きられて来ているが、良いニュースもある。なんと、一度、incを離れていたVidaが戻って来たそうだ?
●今月の法廷
サンプリングという言葉が浮上するのが、稀になってきた今日だが、著作権は、常にヒップホップや音楽産業で重要な問題となっている。まず、例のジェニファー・ロペズの曲で、BDPの「South
Bronx」が届け出なしで使用されていたとして、「South Bronx」の版権を持つ出版社から訴えられている。ビートナッツ使用のサンプルのこの曲だが、そのサンプル「Hi
Jack」はクリアされているが、インタールードのラップ部分でBDPの曲が使用されている。個人的には、同じサンプルを使うのはどうかと思うが、こういったコミュニティ外のアーティストが、明らかな商業目的でヒップホップを使用するのは、何か違うと感じます。そして、LLクールJの「Paradise」のサビ、"Hey,
Girl, Oh, Girl" と "Why Don't You Touch It" は、あまりにも有名なケヴィ・ケヴの80年だっけ?のヒット曲「Waterbed
Kevie Kev」のサビなのですが、こちらも届け出なしで、本人から訴えられている。ただ、LLってずっとそうやって人の曲をやっているタイプなので驚きはしないが、モラルの低下というか、やばい状況になっている。大体、モラルというモノが今存在しているかは疑問だが?
●今月のジャム
なんと、クール・ハークがひっそりとその灯をともし続けていた。ハーキュロイズとして、70年代初期から、続く彼のサウンド・システム!だが、マウント・ヴァーノンというブロンクスから、北へ進んだエリアで、毎週末、彼のシステムが聞ける。コロシアム・ディ・ロームという店で、彼のシステムに70年代後半から参加しているグランド・インペリアル・JCと共に、ハークの伝説の選曲から、JCの最近のシーンまでをもカヴァーしたプレイは、最近の画一的なDJに慣れた耳には、新鮮。残念ながら、この店までの交通の便は最悪なのだが、NYにお越しの際は、是非、レンタカーなどで行って欲しい。昔の値段でやってます?
●今月の写真
そのクール・ハークの当時のフライヤー By Phase 2。フェイズ2もこういったフライヤーを含め、彼のデザインによる服のラインを続けている。詳しくは、bfstnyc@nyc.rr.comまで。
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