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Yuh Dun Know…ビッグ・ダンスやステージ・ショウが大々的にテレビで宣伝されるようになり、入場料は高くなったけれど、宣伝にあったアーティストが全然来なかったなんていう詐欺まがいのイベントはなくなった。後日、ローカルのテレビ局がショウの模様を放映することもあり、親切この上ない。なぜかダンスは例年より少なかったようだが、年末年始のステージ・ショウはどれも充実だった。以下、キングストン中心のイベント・レポート、Up
To The Time! ●「Hot Shots」12/21@キングストン アップ系ステージ・ショウ。シャギー、ショーン・ポール、ジャマイカ人に大人気のジュニア・ゴング(ボブ・マーリーのラストチャイルドで、1976年ミス・ワールドの一人息子でもあるダミアン・マーリー)にバウンティという豪華キャストで、客層もアップでゆったり見られるお上品なショウ。 ●「Invasion」クリスマス@オチョリオス ブジュ、ビーニ、エレファント、ジュニア・ゴング、モーガン・ヘリテイジ etc。レッドストライプ飲み放題で、リゾートなショウ。 ●「Sting」ボクシングデー@ポートモア 外タレなし懐メロなし、今年度はローカルの人気者勢揃いのラインナップで、観客も血気さかんなヤードマン中心。2万人動員で事故もなく、大成功だったイベント。ヴァイブス・カーテル(この人はポートモアが地元だもの、Up To The Time!)、ウェイン・マーシャル、アサシン、チャック・フェンダーなどニュー・アクトが大ウケで、ジャイアンツ・アクトのビーニ・マン、シズラ、ブジュ、花火に炎の嵐だった。そのビーニ・マン、正月早々キングストン市内を車でトライヴ中、ガンジャの不法所持で逮捕と早速事件簿にのる。 Sting 2002の話題は再びニンジャが独占した。警察の要人でバッドマン・ポリスの誉れも高いジャマイカの超有名人、SSI(警視監)のアダムス(通称サダム・アダムス)をステージに呼び出すという奇行ぶり。持参していた違法銃をおもむろに取り出して掲げた忍者男、「この違法銃(それも3丁!)、警察殿にお返し致します」とアダムスに渡した。VIPの入り口だってあれほどセキュリティが堅かったのに、どうやって違法銃を会場に持って入ったの? それどころか忍者男、11月末にセントメアリーで起こした強制わいせつ罪でWantedの身。 なんでここで御用とならないわけ。これじゃあ、Bring Back The Love(今年度Stingのキャッチー)じゃなくて、Bring Back The Gunだよ。忍者にDJを強要されて、最初は戸惑っていたアダムスも、ブラザー・デズモンド(だった時期もあったよね)とゴスペル・チューンを披露するというサービス精神旺盛なわれらが警視監だったのだ。最近は爆竹より花火が多くなり、Stingは冬の花火大会と化した。 ●「East Fest」12/28@セントトーマス モーガン・ヘリテージ主催のルーツなショウ。あいにくの雨だったが、ココ・ティー、ブッシュマン、バリントン・リーヴィ、マイティ・ダイアモンズらベテラン勢も熱く、今シーズンやたらとステージが多かったブジュが、ジークスをステージに上げた。ジークスはキングストンのダウンタウン、マチューズレーンの名高い親分。アダムスにつづく有名人のステージ上げだったのだ。 バウンティ大将のステージがエクセレントだった。Stingのステージで意味もなくビーニの悪口を言ってみたり、ともすると他DJの名を口に出すバウンティのこと、このEastFestを路線修復の場としてWarlordの名を一時返上。シズラがいかにStingでいいステージをしたかを認め、シズラは大将のよき友人であると表明し、同時にラスタにリスペクトをして観客を歓ばせた。田舎の空気とラスタのヴァイブスに溢れた、年に一度のセントトーマスのショウ。年々ビガー&ビガー。 ●「Teens Splash」元旦@スパニッシュタウン ウェイン・マーシャルは今シーズンどのショウにも登場で、かなりの売れっ子ぶり。バウンティ、エレファント、ヴァイブス・カーテルやアサシンに、スプラガやシズラも飛び入りして、小さなステージはTap-A-Top DJで溢れんばかり。観客も若いから烈しさ倍増。シズラの飛び入りは、East Festのバウンティへのリスペクト返しだったようだ。 さて、お次のビッグイベントは1月中旬のレベルサルート、そして2月6日のボブ・マーリー・デイがある週末。2003年のイースターは4月18日から21日までが連休になるので、合わせて来ジャマするとかなりナマ体験できる。Yuh Dun Know... |
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