![]() Prince Malachi |
Greetings Friends,
●Jimmy CliffのMOBOアードで観せたライヴを観て余りにも興奮してしまい、紹介するのをすっかり忘れてしまったのだが、彼のニュー・アルバムのタイトルは『Fantastic Plastic People』とのこと。ところで、Jimmyがいかにメディアの寵児となったかを示す好例なのだが、先日彼は人気長寿TVゲーム・ショウ「Never Mind The Buzzcocks」に参加、ホストのMark Lamarrは彼を天からの使徒かの様に手厚くもてなしていた。 ●トロンボーン奏者/プロデューサーのHenry “Buttons”Tenyueと彼の友人、Sophiaが創設したEarshotは、故郷のEast SussexのHastingsにてマンスリー・イベントの開催に乗出した。初日の公演はMC President Sasの言葉を借りて言えば“レゲエ・スペクタキュラー”(豪華なレゲエ)だった。イングランド南部の片田舎でのギグとしては、相当の出来と言えるだろう。Vincent Napp、Winsten Francis、 Little Royの様なキャストに加え、いぶし銀のセレクター、Festus率いるCoxsone Outanationalがサウンド担当と来れば、これ以上の夜を求める輩など何処にいよう? ●TVはあまり観ないのだが、UKの一般大衆は下らないドラマに釘付けのようだ。しかし日曜午後のティーン向け音楽雑誌番組「T4」に出演していたブリット・ヒップホッパーのBlak Twangと一緒に歌っていたアーティストについて意見しなければまずいだろう。そのアーティストとはJah Mali、名盤『El Shaddai』のハイライト曲、「Politics」のコーラスをチャントしていたのだ。『So Rotten』と題された彼の新作はWall Of Soundからリリース予定。 ●Levi Rootsは自身のSoundboxからリリース予定の新作の制作途中で1年間の休養を宣言した。現在4人編成のガール・バンド、Love Childのフロントを務め、メジャー・レーベルとの契約も秒読みと言われる愛娘Jo-Ann Ceezaのキャリアを開花させることに集中するためである。それでも彼はMafia & Fluxyと共に都合のつく時にレコーディングする等、自分の音源に取りかかる時間は設けている様だ。そのMafia & Fluxyも、Gregory IsaacsやSugara Minott等と共にレコード箱がはち切れそうなほど意欲的に新作を制作中。 ●我が国が誇るホーム・グロウンR&Bスターでレゲエからの影響も顕著なMs Dynamiteは、デビュー・アルバム『A Little Deeper』からKymani MarleyやBarrington Levyをフィーチャーしたヒット曲で既に幾つもの賞を受賞している。このヤング・レディは意味深く思考を刺激するような歌詞とスタイル、情熱、そして機知を併せ持ち、その賞賛に十分に価する存在だ。UKの大衆層、とりわけ若者向けの飽和したマーケットを狙った大量生産のシロモノとは格が違う。Check Her Out! 彼女を見過ごしてはならない! Till Next Time...Take Care....(訳/Miyuki W. Myrthil) |
![]() ![]() Brian Tonygold |
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