ジャマイカは意外と物価の高い国。比較的安いものといえばレコードとバス代くらいかな。年中夏だし贅沢品はさほどないから安くは暮らせるものの、ココで貧乏暮らしを楽しんでみようというならいざ知らず、月々の生活費は日本でのそれとさほど変わらないと思うよ。
例えばアップタウンのアパートの家賃が一ヶ月約5万円、電気代4,000円、車や家電製品は日本より旧式なのにはるかに高く、タクシー代はハーフウエイツリーからニューキングストンまで400円、トマトやレタスなんか高級食材。それで月収が3万円くらいの人が多いのだから、ジャマイカン・ライフは想像以上にNuh Easy。
一方ジャマイカ人が大好きなチキンは1kgで400円、一羽800円で買えちゃうんだから、安いかな。またこのジャマイカのチキンというのは美味い、Sweet Sweet。一度でもジャマイカに来たことある人ならご存知のとおり、外食に頼るとチキン、チキン、そしてチキン、いやになるほどチキン、だけどさ。
最近そのチキンが値上がりした。牛肉や豚肉の値上げは食べなきゃ他人事だけど、チキンだけは、バス代と同じで他の物価への影響力が大きく、食べなくても値上がりは打撃となる。そんな、ジャマイカ食生活の中心となるチキン、キングストンで美味しいチキンを出すレストランを、「安くて手軽にジャマイカン・テイスト」をポイントに選んでみました。
●KFC(ケンタッキーフライドチキン)
ジャマイカのナンバー・ワン・ファースト・フード・チェーン店。日本のKFCよりおいしいと評判。キングストンだけで10店舗ある。ライス&ピースも有り。セットJ$150〜。
●JERK
こちらは画期的なデリバリー・ジャークチキン! 電話一本で30分以内に、ジャークチキンが各家庭や職場に届くという。Wa 'Ta Ting! ソースも好みで数種類。サイドオーダーも色々有り。オーダーはJ$500以上から。
●CHELSEA JERK CENTRE
ニューキングストンにあるジャークチキンの老舗。チェルシー・アベニューを歩くと避けて通れないほどいい匂い。メニューはジャークチキンとジャークポーク、フェスティバルだけ。以前はわら半紙包装だったこの店も、自社ロゴ入りの紙製パックとお洒落になりました。大きな肉切り包丁でばっしゃばっしゃとカットするスタイルは昔のまま。自家製ペパーソースは容器に入れて貰えます。ジャークチキン4分の1でJ$140、フェスティバル1個はJ$10。
●ROASTER'S
米国の有名シンガー、ケニー・ロジャースが経営するローストチキンのチェーン店。パリっとローストしたチキンに数種類のライス、ポテト類、野菜の付け合せ、サラダなどを好みでチョイス。ニューキングストンとハーフウエイツリー北のモール街にある。セットJ$170〜。
●ISLAND GRILL
ジャマイカ料理のファースト・フード・チェーンで海外進出も成し遂げた人気店。ラスタカラー唐辛子のロゴが目印。インテリアもかわいい。BBQチキン、ジャークチキンのほか、ローストフィッシュ、フェスティバル、カラルーとパンプキンの炊き込みごはんなど、ローカルの好みを反映させてて好感度の高いレストラン。ソヴェリン・センターとハーフウエイツリー北のモール街に。空港内にも出店しているので是非。セットJ$150〜。
その他ご存知ドラム缶で焼くジャークチキンの屋台はWalk Bout。どこの街角でも町内でも、週末にしか出ていない食べ物の屋台、なんてーのがあって、Round Table Talkしている、ジャマイカな風景。マイ屋台も是非見つけて。Walk Good!
(2002年11月現在、US$1=125円=J$49)
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