1. Bounty Killer & Angel Doolas / In A Diesel (Rattler)
アフロなパターンのドラムに太〜いベースがアタックするオリジナル・トラック“Diesel”。キーボード類のアレンジもかなりカッコイイ、キレたサウンド。ピッチ自体は速くないのが逆に今風。シンガー& DJで進行するギャル・チューン。
2. Tony Curtis & Mr.Lexx / It's On (Rattler)
1“Diesel”。こちらもコンビネーション・チューン。たたきつけるボトムに負けじと流れる様なDJスキルを見せつける。シンガー・パートも出しゃばらずイイ感じ。なにがイケてるのか、イケてる自分達を誇示、アピールするリリックス。
3. Ward 21 / Topping (Rattler)
“Diesel”。これはDJもキレキレな一曲。早口に合いの手、集団ラップ等々の要素にフレッシュなライミング。全くのオリジナルス・タイル。「Grindin'」にも負けてません。これからもオレ達はイケイケだぜって内容だけど、その他諸々ファースト・ラッピングでまくしたてる。
4. Ward 21 / Hey Gal (Awful)
FM等でヘヴィープレイされていた話題のトラック“G -String”。非常にスローなリズムの独特な音造り。聴けば聴くほどハマるクールな展開に弾けるWard 21のフロウ。前回紹介の「Petrol」の替え歌ヴァージョンで全く逆のギャル・チューンに変身。
5. Cobra & Keke Flint / G -String (Awful)
“G-String”タイトル・チューン。乱れ飛ぶキーボード・シンセの間をぬう変幻自在のDJと「G-String De Ya To Pop Girl」の歌パート。放送禁止の表現もタップリ。
6. .Bounty Killer & Angel Doolas / Fitness (Awful)
“G-String”。ヒット中の一曲。(5)と同様の歌パートに呼応する久々、Bountyのベッドルーム・リリックス・ヒット。途中から次々とまくしたてる自信満々の言葉の数々。オレはどんなギャルでも満足させるぜって感じの内容。
7. Baby Cham & Frankie Sly / Step It Up (Xtra Large)
Dave Kellyのニュー・トラック "Wicked" 使用。シンセ・ベースのパートのみでドライヴするスカスカのサウンド。一部、他の音も入るが強力音数を削りまくった思い切り良いサウンド。女性に向けて、「ワンランク上の男をゲットしようぜ、Step It Up」等々、上昇指向を煽るリリックス。
8. Natural Black / Miss You (Organic)
Ken Boothe, Studio Oneの名作「Moving Away」をリメイクした生演奏のトラック。歌とシングジェイの一人二役で達者な芸を披露。チェンジ・オブ・ペースなグッドな展開で贈るピュアなラヴ・ソング。素朴な持ち味が生きている。
9. Sizzla / Can't Touch Mi Turf (Golden Cartel)
当レーベル初のラバダブ・サウンド。Bailey「Two Year Old」リメイク・トラックでパンキングもふんだんに使用。バビロンも、ポリスも、オレとオレの周りには手は出せないぜと吠えまくる。ゲットーとその住人へのアンセムでもあります。
10. Sanchez / Love You (Techniques)
自社のWailing Souls「Things And Times」80年代後半リメイク版をほぼそのまま流用(同時発売の別曲では90'sヴァージョン流用もあり)。曲もSanchezデビュー時の名作を焼き直したファンには嬉しい一枚。
11. Ghost / The Altar (Monster Shack)
「Body Guard」路線の南アフリカ風サウンドにのせた爽快なチューン。後半のブレイクからリスタートする当たりも気が効いている。本人自身も気持ちよさげにノビノビとした歌唱で文句なしの出来。ダンスを更にホットにしてくれるセクシー・ギャルへのアンセム。
12.Sizzla / For Your Love (In The Streez)
懐かしのダンス・クラシックMtume「Juicy Fluits」をダンスホールにリアレンジ。メロウで艶っぽい原曲のムードをそのまま再現した異色作。当然、SIzzlaもここでは甘めのリリックス。女性への熱い思いをDJ & シング。
13. Capleton / Lock Up (In The Streez)
こちらはTruth Hurts大ヒット「Addictive」をダンスホールに打ち込み直したトラック。例のインド映画サントラからのフレーズもそのまま使用した大胆な仕上がり。オリジナルもサウンドにメリハリをつけたミックスもバッチリ。
14. Anthony B / Maniac Cop (Xtra Mix)
Styles「Good Times」のオケを使ったラバダブ・ミックス。「I Get High」のサンプリングも当然入ってます。バイオレンス等のムチャクチャを続けるジャマイカ・ポリスへの攻撃ソング。手加減無しの批判がこの人らしい。