「Qちゃんはすごいぞっ!! こんな凄い女の子はナカナカいないぞ!!」と叫びたくなってしまった程、驚きをもって聴き入ってしまったLady Qのファースト・アルバム『Lady Q』。さっそく地元栃木から飛んできてもらった。

Lady Q(以下Q):実は最初はシンガーだったんですよ。マライア・キャリーとかカヴァーしたりしてて(笑)。でも、一応イントロでDJやって、「オマエラ! ナントカカントカッ!!」て感じで、煽るだけ煽って、いきなり「Woo Baby I Love You...」とか唄いだすと、お客さん皆「エッ?」って感じになったりして(笑)。それで私、DJの方が向いてるのかなって。えへへ。

●もう結構なキャリアになりますね。
Q:私が始めた頃はラバダブが盛んだったから、今思うと凄い面子、ボーイ・ケンさんとか、シスター・マミさんとか出てる所に割り込んでったりして唄ってました。えへへ。

●凄いなあ、女の子だから得したとかあります?
Q:あぁ、やっぱりレゲエの現場って男の人の層が厚いじゃないですか。女の人はそこまで層が厚くないから、男の人は大変ねって思うし、女じゃないと使えない言葉とかも有ると思うし。でもちょっとした下ネタなんかやると、そこだけのイメージ付けられたりしがちだったりもするし、プラマイゼロなじゃないですかね。

●アニメのテーマ曲とかもやってたじゃないですか。
Q:あれは、私にとってアルバイトみたいなものなんですよ。男の人だと唄だけで厳しくなると他にアルバイトしてみたりとか、それが私の場合あれだったって感じで。勿論嫌な事もあったし。でも得たものもあって。で、今回のアルバムには、その時の「ふざけんなよ!」って気持ちも入ってるし、得た事も生かされてるし、今回のアルバムにも入ってるけど「何でもやりんさい」って感じで。えへへ。

●そう言えばファースト・アルバムですね。
Q:初のアルバムってことで、最初は「Ban Ban」って曲で、私のこれまでの曲をメガミックスみたいな感じで入れて。そうそう、2曲目に入る「Mi Say Again Na」って曲、これが私的に押し曲なんですよ。「手上げな!手上げな!」って感じのパーティ・チューン! 他にもラヴ・ソングなんかもやっちゃってるし(笑)、ヒップホップもやってる。何でもやってる言い訳みたいな内容でもあるのが、さっきも言った「とにかく何でもやりんさーい、ハイハイフー」って曲。色んなスタイル入ってるんで、悲しい事があって落ち込んでる時は、この曲、ダンス行く前に気合入れよっかって時はこの曲って感じで聴いて貰えるといいなって(笑)。

●今後の予定は?
Q:このアルバムの後はツアーやるんで、かなり色々ぐるぐる回ります。応援してくれる人も一杯いて、なんかありがたいなーって思ってるんで、皆来て下さいねー。えへへ。