ボボシャンティの正式名は「エチオピア・アフリカ・ブラック・インターナショナル・コングレス(エチオピア・アフリカ黒人国際会議)」、ラスタコミューン共同生活を営むユニークなラスタの一派だ。コミューンの場所はキングストンからセントトーマス方面に向かったブルベイのテンマイル、キングストンから車で45分ほどの距離にある。通称ボボ山、又はボボヒル、マウントザイオン(シオンの丘)などと呼ばれている。このラスタコミューンは外国人を含む一般人も訪れて礼拝ができる。ラスタに興味があれば是非一度。
ボボキャンプはメインロードから入った荒涼とした丘にあり、ブルベイは昔から治安の悪い地区なので、決して無理をしないこと。ボボキャンプの広い敷地には通常数十人の男女が共同生活を営んでおり、ほうきや玄関マット、その他クラフト物を作って時給自足的な暮らしをしている。彼らは皆礼儀正しく真摯で、一日何度もお祈りを繰り返し、訪問客にはアフリカ回帰や聖書の話をしてくれ、Sabbath(安息日)にはナンヤビンギも披露される。ナチュラル。訪問客の目的は礼拝なので、入場する際はそれにふさわしい格好をする必要がある。ボボの戒律を守り男性は長ズボン、女性は特に厳しくくるぶしまでの長いスカートに袖付の上衣、女性は髪を布で巻くかスカーフで覆うこと。ノースリーブ、スリット、胸の開いた服などは厳禁、修道女のイメージで入りましょう(スカーフは現地で借りられます)。
女性の入場にはもうひとつ、生理の日付を聞かれるという難関がある。女性の生理が不浄なものとされているためで、なんとも時代錯誤な風習だけど実はこれ、避妊をしないボボシャンティ唯一の家族計画対策らしい。なかなか禁欲的だぞ、ナチュラル。そのため女性は「安全日」にのみ入場できて、そうでないとされる21日間は入場できない。来訪する日からさかのぼって21日以前に生理が終わっているのが入場の条件だが、チェックなどは何もないのでご安心を。
コミューンで彼らが制作しているクラフトをおみやげに買える。人気はバッジで、ボボの三頭ハイレセラシエ、マーカス・ガービィ、ボボの教祖様プリンス・エドワード・エマニュエルからラスタ系DJ、ビンラディンのバッジもあったぞ。ボボのシンボル、ブラックスター(マーカス・ガービィの五角星★)がついたマラカスやボボの教義本、毛糸編みで出来たアキの形のキーホルダー、持続効果抜群とされるTan
Pon It Longドリンク(ルーツドリンクのこと)など、オリジナル・ボボグッズは好評だ。お布施代りにボボグッズをどうぞ、ナチュラル。
ツアーも催行中です。お問い合わせはアイランドまで。ナチュラル。
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