Greetings
friends.
●それほど大きくは報じられなかったが、Trojan
RecordsがMaidenというメディア会社に2ヶ月ほど前に買収されたらしい。Maidenはヘビメタ・バンド、アイアン・メイデンのマネージメント・チームが母体で、現在は様々な分野に進出している企業だ。金額は一千万ポンド(日本円換算約18億)といわれている。Trojanは身売りの前に相当量の楽曲をライセンスしていたのを私は覚えている。昔の音源がどんどんTVコマーシャルに使われていったからだ!
●International
DubbersというレーベルがDubba(Brixiton出身)によって設立され、素晴らしいけど滅多に聴くことが出来ないTwelve
Tribesのチューンを45回転の7インチで発売し始めた。この手の音楽を愛する者にはLittle RoyやAlbert Malawiの様なルーツ・ラスタファリアン・アーティストの巨人達のシングルは必要不可欠だろう。このリポートを書く前にDubbaに会う事はできなかったが、商品はDub
Vendor、Supertone、Alltonesの様なロンドンの主要アナログ店で入手できると思われる。
●多くの人にリスペクトされているラジオ&クラブDJ、DJ
Villageが11月にロンドン近郊、ウェンブリー付近で射殺された。ニュースによれば、彼は午前2時頃、UKをツアー中だったElephant
Manとそのクルーのレコーデイング終了後、彼らをホテルに連れて帰る途中の路上で殺害されたらしい。2人の男が彼らに向かって銃を向け、Elephant
Manの現金とジュエリーを奪った直後にDJ Villageを射殺した模様。事件の詳細は明らかにされていない。

Little Roy & Max Romeo
● "Jamaican
Recordings" とは1970年代のジャイカン・ミュージックを専門に扱うレーベルのネーミングとしてはかなりベタだが、このプロジェクトの主導者は不屈のフロント・マン、FrankieとバッキングするTex
"Discotex" Johnsonの二人。今までに5タイトルが発売されているので紹介しておこう。King
Tubby's『Lost Treasures』(JRCD001), Augustus Pablo『Dubbing With
The Don』(JRCD002), The Revolutionairies At Channel One『Dub Plate
Specials』(JRCD003), Lee Perry, Skanking With The Upsetter『Rare
Dubs '71-'74』(JRCD004), The Aggrovators『Dubbing It Studio One
Style』(JRCD005)。
殆どのタイトルはBunny Leeの計らいとコネクションによって実現したもので、UKでは初リリースのものも多い。マスター・テープからダイレクトにカットされたものばかりで、DUB好きにとってこの5CDはどれも非常に興味深いものだ。特に初期のパブロのセレクションはファンにはたまらないタイトルだろう。今後の発売予定にはスライ&ロビーの他、ヴォーカル・アーティスト物もあり、リリースが待ち望まれる。Jamaican
Recordingsの住所、Eメールは不明だが、その商品は日本とUKの″良い″レコード店で入手可能なハズだ。
● VPの
"Strictly The Best" シリーズからヒット曲満載のvol.27、28が立て続けにリリースされ、Jetstarの
"Reggae Hits" シリーズのタイトル数に追いつく勢いだ。VPはUKに於いて、このシリーズのプロモーションをかなり積極的に行っていたので、今頃、彼らはその成果に喜んでいる事だろう。
Till next time, take care……
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