テロ攻撃から早くも2ヶ月が経ちますが、アンスラックス(炭そ菌)の脅威や、郵便に携わらない人が死亡したり、不安を隠せない市内の夜は、益々静まりかえるばかり。その渦中、延期になっていた市長選があり、現市長ジュリアーニ氏が推す共和党のブルームバーグ氏が当選。というのも、この非常時に警察や消防との密接な連絡が可能だった、検察上がりの現市長への続投を望んでいた世論が反映したというのが、一般の見方。ブルームバーグ氏は、選挙運動のキャッチ・フレーズで「政治家では無くて、リーダー」を使用していて、経済界の人なのだが、彼にジュリアーニ並の仕事が出来るのか?という不安を、当選後も彼をジュリアーニがサポートするという事で、今回栄冠を手にした。 ●今月の判決 ●今月の来訪 10/24にダウン・タウンのジョーズ・パブで行われたこのベネフィット・コンサートで、アノニモ・コンセホ、RCA、オブセシオンの3グループがパフォーマンスを披露。ライヴ前後の主催者の話によると、多くのリリックスは政治的、メッセージ性の強いもので、音楽的にもキューバの伝統音楽との融合がメインであるとの事。確かにバックのトラックはラテン・ビートだが、フローは現代のNYのフローを意識したスタイルだった。 パフォーマンス後のディスカッションでは、NYの若いB・ボーイ達がそのメッセージに感銘して、NYの金儲けの手段に成り下がっているアート・フォームを考え直すという一幕もあった。しかし、入場料は$50と割高で、収益はしっかりキューバに持ってかえるそうだ? ●今月のベネフィット メンツは本人、ルーツ、ジョン・スペンサーなどで、MCAがアメリカでのイスラム教徒への暴力に反対するコメントをしていたのが印象的だった。しかし、こういった収益金がどういう割合で遺族に廻っているかという疑惑から、あらゆる形の捜査も始まっていて、本当の悪人もそろそろ浮上する? ●今月の写真 |