1. Ward 21 & A.R.P. / Grimey (Greensleeves)

UK先行盤7"シングル。当レーベルから発売された2枚組アルバムもすさまじい出来で本年度ベスト最有力。一皮むけた感じの新しい音色に彩られたオリジナル・トラック使用。特にバスドラは音、パターン共に圧倒的なカッコ良さ。とにかくスゴい一曲。

2. Ward 21 / Da Pum (Greensleeves)

"Scare Crow" で既発の人気曲をリミックス(唄い直してますが)。何と "Love Punanny Bad" をそのままに使った美味しい内容。ネバーBow&プンプン大好きをテーマにしたリリックスには当然バッチリはまる訳だ。

3. Spragga Benz & Twice / Real Nigga (K-Licious)

久々のTony Kellyプロデュース作品。オリジナルなキーボード全開。「Get U Freak On」以降のメイン・ストリートのサウンドをダンスホールに昇華させた素晴らしいトラック。Twiceの伸びのある歌声に導かれたカッコイイオレ(達)アンセム。

4. T.O.K. / Money To Burn (K-Licious)

(3)と同じく "Buy Out" 使用。好評のアルバムに収録のものとは若干Mixが違う。今回はDJパートよりも歌に重点を置いた流れる様にスムースなコンビネーションが聞き所。ギャルビジネスのイタチゴッコを描写した内容。

5. Sanchez / Chemistry (Brick Wall)

Treasure IsleのRock Steady名作「It's Raining」(Three Tops)リメイク・トラック。冒頭の「ララララー」から展開されるSanchezワールド。急によりを戻そうと言いだす元恋人への言いようの無い感情をリリックスに。

6. Singing Melody & Scotty / Watch This Sound (Digital B)

故Slim Smithの古典的サウンドチューン・リメイク。フラフラした歌唱が元曲のムードそっくりでかなりイイっす。上手すぎるシンガーだと面白くないもんね。聞けば解るけどオールドタイミーなScottyのDJもルーディーだ。

7. Coco Tea & Shabba Ranks / Time Is Dread (Digital B)

"Watch This Sound"。かなり生演奏っぽいドラムがポイントなこのリメイク・トラック。ベースもオリジナルのテイクに忠実で渋い。反バビロンをテーマにメッセージするラスタマン・チューン。ShabbaのDJも衰えなしでGood。

8. Elephant Man & DJ Face / Zoom (Universal Dancehall)

オリジナル・ジャグリン・トラック"Bigga Judgement"。使われている機材の音色は今どきのヒップホップとほぼ同様なのが特徴(リズムは完全なダンスホールだけど)。FMのDJとして有名なDJ Faceの歌にはビックリ。"Zoom" サウンド・アンセム。

9. Spragga Benz & Assasin & Red Square Crew / More Girls (V1/Vasco)

めちゃくちゃポップなダンスホール・リズム。話題の ".Com" 使用。タイトル通りの「もっとNeed A Gal」と歌うシンガー・パートにからむ2人のDJ。特にAssasinのパートはカッチョいい。反同性愛も含めた底抜けに明るいギャル・チューン。

10. Bling Dog / Shotta Ting (Riddim Driven)

Steely & Clevie新作 "Nine Night"。90年代前後のレゲエを思い出させるPocoman Jam系トライバル・ビート。弾むドラムは分かりやすくてダンサブル。絶好調DJのBad Mind及びDJ間の無意味な抗争批判リリックス。

11. Bounty Killer / Sumfest (Massive B)

既発の "The Rock" 使用最新チューン。ワールド・クラッシュでもDJしてたリリックス。観光客の多いSumfestで、Stingの様なDJを仕掛ける勘違いアーティストを攻撃。勿論Beenieその他の人達鋸とを手厳しくバカ呼ばわり。

12. Nelly Furtado / Turn Off Te Light (Fi Wi Music)

ビルボード・チャートも上昇中の大ヒット曲をレゲエ・ヴァージョンに。Timbalandプロデュースのオリジナル・ヴァージョンもカッコ良ろしいが、このミックスもJAでヘヴィローテーション中。カナダ人R&B(?)シンガーの歌謡レゲエチックな異色作。

13. Elephant Man / Humble Calf (RMC)

Foxy Brownのヒット「Oh Yeah」のサウンドをそのまま持ってきた反則リミックス。オリジナルにはなかったパンキングを多用したミックスがナイス。Bob Marleyネタの迫力ベースラインにBadワードをちりばめたBad Manチューン。

14. Capleton / Keep It Burning (RMC)

こちらはTimbaland制作、Bubba Sparksの大ヒット「Ugly」と「Get U Freak On」のトラックを交互にミックスしたサウンド(Elephant Man「Bun Dem Remix」等とほぼ同様)。リリックは「ガラン、ガラン」でお馴染のアレだ!