1. Bounty Killer / I Am Who I Am (Natural Bridge)

大ヒット・トラック "Rice & Peace" a.k.a. "Bun Bun"。ダブ・プレート等でかなり以前から話題のリリックス。同トラック既発曲「Mystery...」への反論&コントラクションに怒りをブツけるBad Manチューン。3バース目はガン・トーク有り。

2. Capleton / New Name (Natural Bridge)

"Rice & Peace"。これもFire Link等のダブ・プレートでお馴染み。同トラックでのリリース曲中でも出色の出来。「ウォーイ」のリフレインで大盛り上がりは確実か。新型、新展開のPussy Man攻撃ソング(勿論、バティマン殺せソング)。

3. Assasin / Wah Gwaan (First Name)

Steely & Clevieのニュー・トラック "Energy"。往年の名リズム "Dem Bow" をスロウにした様なドラム主導型のサウンド。ジャマイカ社会と国民(特に政治家連中)の矛盾を「Wah Gwaan」と問いかける内容。

4. Richie Stephans & Frisco Kid / Can't Do Me That (First Name)

"Energy"。身勝手な女性を二人が批判するコンビネーション(Richieのパートは「それでも引かれちゃうんだな」的優しさがあるので、全体的にソフトな印象ではあるが)。このダンサブルなトラック上の歌のノリの良さとキャッチーさが最大の聞き所。

5. Sizzla / Blaze Fire Blaze (CJ)

やっと出ました "Blaze" リズムの7" シングル。勿論この曲が目玉中の目玉。特徴的なシンセの導かれるHotなビート。ブットいボトム・ラインは何回聞いても最高だ。既に皆さん耳たこのFireチューン。「世の不正は燃やし尽くせ」のメッセージ。

6. W.Marshall & Ward 21 / Thugs Fore Life (CJ)

"Blaze"。(5)とは完全なMix違い。これが又、カッコイイ。W・Marshallの歌(?)パートまでのスリリングな構成と、Wardパードでの音の抜きにはシビレます。バットなオレ達アンセム。言葉の引用は2001年型のフレッシュさでGood。

7. Beenie Man / Gal Dem Sugar (M-Phatic)

久し振りのリリースな当レーベル。"Grass Cyaat" 系の歯切れとスピード感がモロにイケイケ "Genesis" (
オリジナル・トラック)。音色も抜けが良くてバッチリ。大ヒット「Slam」に良く似たジャマイカ・ギャル・アンセム。

8. Anthony B / Equal Rights (VP)

言わずと知れたPeter Tosh代表作のカバー。トラックはSly & Robbie制作。キャラもPeter Toshそっくりなだけに違和感全く無しのドレゲエに仕上っている。サウンドもベーシックでしっかりしている。

9. Bling Dog / Major & Minor (Fat Eyes)

オリジナル・ニュー・トラック "Yagga Yo"。ピッチはさほど速くないが、シンセホーンのリフで煽るジャグリン向けのリズム。突然現れるドラム等のボトムは迫力もスリルも満点。絶倫男ネタの自分アンセム。

10. Caleton / Inna Di Pit (Fat Eyes)

"Mad Mad" の超スローなリメイク。こんなに遅いのも珍しい。それでけにDJのテンションもいつもより抑えめ。でもイイっすよ。レイドバック感もありな異色作ながら、現地では結構ウケそう。Bad Mind攻撃リリックス。

11. Frisco Kid / Inspire Me (Crystal Ball)

"No Wanga Got" リメイク・トラック(Capleton「Can't Tan Ya」と同トラック)。絶好調DJの最近の芸風を代表する様なラスタマン・チューン。Jahへの信仰がテーマのリリックス。同時発売のBountyの同トラック曲もWicked。

12. Beres Hammond & Ginja / Rise Above (Harmony House)
Slim Smithの「Everybody Needs Love」哀愁ソングのリメイク・トラック。ゆったりとしたスロー・リズムと絡むBeresの歌唱は悪い訳なし。新人と思われるGinjaのDJもイナタい、イナタイ。ロングランしそうなソフトなチューン。

13. Tamlins / Queen Of The Minstrel (Energy)

Cornell Cambellの名曲を唄、オケ共にかなり忠実にリメイク。ベテラン・グループの衰えないコーラスワークは文句無いし、ビシっとしたドラムも良し。ハイトーンヴォイスの安定感はオリジナル以上。そりゃ、上手いわな。

14. Natural Black / Black Woman Don't Cry (Spragga Roots)

こちとらは演歌系「Left With Broken Heart」リメイク・トラック。コテコテのシングジェイで捧ぐBlack Womanへのメッセージ。「つらい思いを神様は分かっているよ」「救いはあるのだから」と信心深さが伺えるリリックス。