1. Bounty Killer / Yapping (Baby G) Jammy'sから注目のニュー・トラック "Scare Crow" でのリリース。ゴリゴリのイカツイ音造りでリズム・パターンは "Tixx" 系。重低音パート連打でカマすワイルドなサウンドだ(一曲ごとにMixがかなり違っている。BountyのDJも文句なし。 2. Spragga Benz / Cuchi Daddy (Baby G) "Scare Crow"。以前からFM等でヘヴィ・プレイだった曲。Spragga久々の大ヒットであります。「Ouchy Wally」のメロを上手く引用したつかみのあるDJでプンプン大好きな男性のお話(大昔、フーチークーチーマンって歌もありましたね)。 3. Wycliff / Gangster's Cause (Natural Bridge) "Rice & Peace" 使用。「ゴッド・ファーザーのテーマ」の替歌をリードに展開。カストロ、サダム、マーティン・ルーサー・キング、マルコムXを引き合いに出してのコンシャス・リリックス(ムッソリーニも)。2バース目は映画の主人公になった人達中心なのも、この人らしい。 4. Capleton / Action Reaction (Big Foward) B面は同じくCapletonの「Fire & Water」。Fire Linksプレイで大人気の "Mup Up" リミックス。「Boom」等、美味しいリリックスを散りばめたバティマン攻撃チューン!A面は "Poco" のリズムをサンプリング・ループ。でこちらもBad。 5. Capleton / Melting Pot (Annex) このレーベルお得意なアグレッシヴな打ち込みリズム "Sadam" 最新作。「デャ・トゥ・ラース」のリフレインでオナジミの怒り心頭チューン。燃やし尽くすだけでは、飽き足らず、今度はMelting Potにブチ込んでドロドロにするぞって言ってます。 6. Sizzla / Babylon (Common Sense) オリジナル・トラック "Jailbreak"。シンプルなサウンドは新味無しだが、出来は問題無し。要はアーティストの力量次第で良くも悪くもなる典型って事な訳で、これはバッチリ。別名「Cop Killer」のポリス攻撃リリック。ダブでも人気。 7. Sizzla / Catch The Place A Fire (Reggae Central) Dennis Brown名作「Promised Land」を忠実にリメイクしたヘヴィー・リズム。あのホーン・パートに続くDJも迫力十分でシビれるね、これは。社会批判の内容にブラック・ピープルの決起を促すリリックをプラスしたチューン。 8. Beenie Man / War Jus Began (Big Life) 「No Worry, War Is Not Over」の宣言で幕を開けるバッドマン・チューン。Jazzwad制作のソリッドなオリジナル・トラックで一気にまくしたてる彼のスキルは流石の一言。「ゴナ・マーダー・ヨォ・ボンボクラー」のサビもキャッチー。 9. Shaggy / Education Is The Key
久し振りのローカル・リリース7"シングル。「Boom Bastic」を思い出させるスローなトラックも、売れ線な感じ。タイトル通りのメッセージ・ソング。教育の必要性を訴える内容。「若年層のゲットー・ユースにも何とかしっかりとした教育を」と政治批判も有り。 10. Frisco Kid / Why Dem Keep 絶好調、Frisco君の熱く吠えるDJは今作でもキレてます。政治家連中への怒りを絶え間なく綴ったリリックス。トラックはオリジナルの "Body Snatcher"。ジャグリン向けトラックの王道2001年な手堅い音造り。 11. Iley Dread & Frisco Kid "African Beat"。Fire Ball版のそれのリメイク程、ラバダブ色は強くない。が、これはこれでナイス。生演奏フィーリングを全面に出したサウンドに、ラスタなコンビネーション。対バビロン・チューン。ゲットー・ユースへの応援歌でもあります。 12. Natural Black このレーベルには珍しいルーツ色の強いオリジナル・トラック"Rootsman Rythm"。ここでのRichieは脇役のコーラスに専念。Bountyが朗々と唄うパートが中心の異色作。低所得のゲットーの人達の悩み苦しみを代弁する内容。 14.Chantel Moore & Damian Marley |